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掲載日:2023年11月20日
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埼玉県は、平野部の急激な都市化と、西部山間地域のリゾート化などにより、その姿を大きく変えつつあります。それに伴い、今後懸念される大規模、複雑化する災害に、迅速かつ的確に対応するため、平成2年度、防災ヘリコプターを導入し、平成3年1月に防災航空隊を発足させました。
平成8年8月15日には、阪神・淡路大震災を教訓に大規模災害の発生に備え、更なる航空消防防災体制の充実化を図り、第2防災ヘリコプター「あらかわ2」を配備しました。この間、県内の災害はもとより、関東全域、長野県及び富山県、山梨県などへ広域航空応援出場し、平成16年には、新潟中越地震へ緊急消防援助隊航空部隊として出場し、第1先着隊として活動、その有効性を発揮しました。
また、平成17年4月1日には、「埼玉県防災航空センター(防災航空隊)」として、県行政組織規則で航空消防隊と位置づけ、危機管理体制の充実強化を図りました。
平成24年3月には、「あらかわ2」(エアバス社AS365N3)に加え新型機種レオナルド社AW139が2機加わり、3機体制となりました。これで、常時2機が運航可能となりました。
※あらかわ2は令和5年6月30日に運航を終了し、後継機(AW139)は令和7年4月運航開始予定。
新型機種の1機目は、埼玉県が購入した「あらかわ3」、2機目は総務省消防庁から無償貸与を受けた「あらかわ4」です。平成23年度から段階的に訓練を重ね、平成24年4月以降は実機による各種訓練を実施。同年6月1日に就航を開始しました。
この機種は、出力3,358馬力、ホバリング性能に優れ、最新の電子機器、安全性などの特徴を有しています。キャビンスペースも従来の機体と比べ3立方メートルほど広く、搬送能力が向上するほか、あらゆるミッションで余裕を持った活動が可能となります。さらに、運航支援用赤外線カメラ、対地接近警報装置、より安全なホバリングも可能とする4軸制御自動操縦装置などを装備しています。
自治体の消防防災部門にAW139が配備されるのは、埼玉県が初めてです。今後は、県内の防災活動のみならず、北関東全体の防災航空活動を支援することや緊急消防援助隊のヘリとして全国レベルで活躍していくことが期待されます。
航空隊員一丸となって、その役割をしっかり果たしてまいります。今後、AW139を活用した埼玉県の取り組みや365日、24時間体制、さらにドクターヘリ的運航についても全国的に情報発信していきたいと考えています。
このホームページは、少しでも多くの方に埼玉県防災航空隊を知っていただきたいと、航空隊の現況と消防防災業務についてまとめ、隊員が作成したものです。複雑多様化し増大する消防防災業務に対し、一層の御理解と御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
あらかわ3(JA31AR)
あらかわ4(JA03FD)
平成24年5月20日
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