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掲載日:2024年2月26日
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竹並建設株式会社は、本庄市に拠点を置く総合建築会社です。90年以上の歴史を持ち、様々な建築プロジェクトに取り組んでいます。令和6年2月には、女性が少ない建設業界において、女性の職域拡大に努めていることが評価され、令和5年度「埼玉県荻野吟子賞」における「いきいき職場部門賞」を受賞しました。
竹並建設株式会社(以下、「竹並建設」と称する。)管理部に所属する古川佑太部長は、建築業は特に「男性の仕事」というイメージが付随しがちであると話します。こうした職業に対するジェンダーバイアスにより、建設業界は女性従業員の比率が低くなりがちです。
ジェンダーギャップが顕著である建築業界の状況を踏まえ、竹並建設では、女性活躍の促進をはじめ、誰もが働きやすい環境の整備に努めているそうです。例えば、男性のイメージが強い施工管理の工事現場への女性専用トイレの設置や、女性専用の作業着を支給しています。また、学費の無利子貸付制度を実施し、従業員が建築関係の資格を取得するための支援も行っています。さらに、ノー残業デーの取り組みにより、従業員のワークライフバランスの充実を図っています。このような取り組みに加え、積極的に全職種に女性を配置することで、10年前に比べ、現在では女性従業員の比率は2倍以上増加したそうです。
女性従業員の増加により、ほかの従業員のモチベーションが高められ、また、仕事と育児などの家庭生活を両立するロールモデルが自然と構築されたと古川部長は述べています。ロールモデルの存在により、宣伝や広告なしでも社内の女性従業員比率がさらに上昇しているとのことです。また、男性中心の職場において女性が進出することで、これまでにない発想や意見が増えたことも、効果の一つとして挙げています。多様性のある人材が生み出すさまざまな意見を事業に活かすことができるようになったとのことです。
社内外から受賞を喜ぶ声が多く寄せられたそうです。古川部長は荻野吟子賞について、「男女共同参画の推進に顕著な功績を挙げた企業等を表彰する賞の存在は、企業の知名度向上だけでなく、職場内の働き方や労働環境の見直しのきっかけとなった」と語っています。今後も、男性の育休取得率や女性の現場監督の割合を増加させ、多様な人材が活躍し、子育て中の従業員が仕事と子育てを両立しやすい職場を作り上げていく意欲を示していました。
竹並社長(左)、大野埼玉県知事(中央)、古川管理部長(右)
竹並建設株式会社 | |||
所在地 | 本庄市 | ||
社員数 | 74名(男性49名、女性25名) | ||
業種 | 建設業 | ||
事業内容 | 総合建設業 | ||
URL | https://www.takenami.co.jp/ |
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