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掲載日:2024年8月29日

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有機農業に関する自主企画研修会

有機農業者のグループが、有機農業を実践していく中で直面している課題について解決につなげていくため、自主的に企画した研修会の開催を県が支援しています。

令和6年度「有機農業に関する自主企画研修会」実施結果

土づくりとコンパニオンプランツ

「有機栽培研究会」が開催した本研修会は、令和6年7月29日(月曜日)に見沼グリーンセンターで行われました。

本研修会では、農学博士である木嶋利男氏にお越しいただき、土づくりや緑肥、コンパニオンプランツ(混植、間作、前後作)について解説いただきました。

当日は農業者のかたも含め33名が参加し、「有機農業ならではの土づくりや病害虫対策を学ぶことが出来た」、「世界各地の有機農業を知ることにより、経営面についても振り返るきっかけとなった」といった感想がありました。

講演の様子 講演の様子2

埼玉の農薬不使用田んぼの生きもの&植物調査

「彩の国・生きもの田んぼ推進チーム」が企画した本研修会は、令和6年7月7日(日曜日)に、有限会社アールキューブエコの水田で実施され、農業者含む35名が参加しました。

参加者は水田に生息する生きものや植物を採取し、採取した生きものや植物を電子顕微鏡で観察しながら、講師としてお越しいただいた田んぼソムリエである林鷹央氏の解説を受けました。

今年度も多くの生きもの・植物が観察され、有機農業が生物多様性に貢献していることが確認されました。

田んぼの様子 観察の様子

令和5年度「有機農業に関する自主企画研修会」実施結果

有機稲作・春の準備

「一般社団法人 埼玉を食べる 有機稲作研究会」が企画した本研修会は、小川町上横田で行われ、農業者を含む25名が参加しました。

本研修会では、公益財団法人 自然農法国際研究開発センターの榊原健太朗氏にお越しいただき、数年前から復田や有機農業に取り組んでいる田んぼを見学しながら、荒起こしや代かきなどの春に向けた準備について解説を受けた後、有機稲作に転換した場合の稲作の考え方や苗作りのポイントについて学びました。

有機稲作の基礎的な知識を学べたことで、参加者の有機稲作への意欲が高まる内容となりました。 

有機稲作の安定生産に向けて

「加須市環境保全型農業推進協議会」が企画した本研修会は、令和6年2月21日(水曜日)に、加須農林振興センターで行われ、農業者を含む25名が参加しました。

本研修会では、公益財団法人自然農法国際研究開発センターの三木孝昭氏にお越しいただき、有機稲作の安定生産をテーマに、地域に適した品種の選択や田植えのタイミング等の育苗のポイントや、全国の有機給食の取組と課題について解説いただきました。

各農業者のかたが今年の稲作から活用できる内容になりました。 

有機農業で新規就農するとは

「さいたま有機都市計画」が開催した本研修会は、令和6年2月3日(土曜日)に、市民の森・見沼グリーンセンターで行われ、農業者を含む90名が参加しました。

本研修会では、映画「お百姓さんになりたい」の上映後、映画の主人公である明石農園の明石誠一氏との座談会を行いました。

有機農業で新規就農したいかたにとっては、有機農業についての理解が深まったことで、大きな後押しとなりました。

また、既に有機農業を行っているかたにとっても、明石農園の営農方法を学ぶことができる有意義な研修会となりました。 

土壌医に学ぶ 土壌診断を用いた土づくりと施肥改善

「有機栽培研究会」が開催した本研修会は、令和6年2月2日に春おか広場 多目的ホールで行われました。

本研修会では、土壌医である株式会社さいたま五つ星野菜 代表取締役 内藤圭亮氏にお越しいただき、土壌診断結果の見方や意味、施肥量の計算方法等を解説いただきました。

当日は有機農家や新規就農希望者のかたも含め25名が参加し、「理論と実務が合わさっていて、とても分かりやすくて感動した」、「基本に戻りきちんと施肥をしていきたい」といった感想がありました。 

有機JAS講習会

「上里一元出荷協議会有機JAS部会」が企画した本研修会は、令和6年1月24日(水曜日)に、JA埼玉ひびきの上里営農経済センターで実施されました。

本研修会では、日本オーガニック認証協会事務局長の八木信幸氏にお越しいただき、有機農産物の日本農林規格の追加・変更点、有機JAS認証制度における確認ポイント、有機農業の現在の情勢・推移などについて説明が行われ、農業者や行政関係者を含む12名が参加しました。

認証制度を含めた有機農業について、参加者の理解が更に深まったことで、今後の有機農業の面積拡大にあたり有意義な研修会となりました。

「食」「農」「百姓」「消費者」の繋がりを考える

「百笑会」が企画した本研修会は、令和5年9月3日(日曜日)に小鹿野町中央公民館で開催されました。

本研修会では、ドキュメンタリー映画「百姓の百の声」の上映後、株式会社雨風太陽の代表取締役 高橋博之氏と、百笑会の副代表 坪内浩氏で、今後の生産者と消費者の関わりについてトークセッションを行いました。

当日は、農業者や一般のかたを含め524名が参加し、参加者からは、「都会と地方を繋ぐ役割として頑張りたい」「もっと地元の農家のことを知りたくなった」などの感想がありました。 

埼玉の農薬不使用田んぼの生きもの&植物調査

「彩の国・生きもの田んぼ推進チーム」が企画した本研修会は、令和5年7月2日(日曜日)に、有機農業を実践している有限会社アールキューブエコの水田で実施されました。

当日は約42名が参加し、参加者は水田に生息する生きものや植物を採取し、電子顕微鏡を使用し観察しながら、講師である林鷹央氏の解説を受けました。

今年度は38種類の生きものが観察されるなど、有機農業が生物多様性に貢献していることが確認されました。 

令和4年度「有機農業に関する自主企画研修会」実施結果

BLOF理論小祝政明講演会

去る令和5年3月7日(火曜日)埼玉ひびきの農業協同組合児玉支店(本庄市)で、「児玉地区BLOF研究会」が企画した研修会「BLOF理論 小祝政明講演会」が開催されました。

日本有機農業普及協会代表理事 小祝政明氏にご登壇いただき、「太陽熱養生処理の具体例、優良堆肥を作る原料、水溶性炭水化物堆肥」などの講演と、ほ場見学、質疑応答が行われました。

農業者11名を含む17名の参加者からは、「BLOF理論について学ぶことができた」「肥料の改良、微量要素の必要性、太陽熱養生処理を実施しようと思った」などの感想が寄せられました。

農学博士に学ぶ有機農家が取り入れられる栽培管理講座

去る令和5年2月3日(金曜日)春おか広場多目的ホール(さいたま市)にて、「有機栽培研究会」が企画した研修会「農学博士に学ぶ、有機農家が取り入れられる栽培管理講座」が開催されました。

元東京農業大学農学部准教授木村正典氏にご登壇いただき、「環境問題の歴史や有機農業の位置づけ、病害虫・雑草管理、天敵や混植の利用」などの講演と、質疑応答が行われました。

農業者14名を含む22名の参加者からは、「様々な有機農業に対する考え方を知ることができた」「自分の立ち位置をしっかりしようと思った」などの感想が寄せられました。

「有機農業の思想と技術」ー小川町&ときがわ町の事例よりー

去る令和5年1月29日(日曜日)鶴ヶ島市農業交流センター研修室(鶴ヶ島市)で、「つるがしまゆうきの会」が企画した研修会「有機農業の思想と技術ー小川町&ときがわ町の事例よりー」が開催されました。

小川町有機農業生産グループの代表と副代表より、「里山の循環に学ぶ有機の土づくり、野菜品目毎の栽培技術や販路について」などの講演と、質疑応答が行われました。

農業者7名を含む27名の参加者からは、「有機農業の技術や販路拡大についての知識を得ることができた」「有機農業関係者とのつながりができた」などの感想がありました。

有機野菜のはなし
有機野菜のブランディング価値の向上と一層の普及と周知について考えるきっかけづくり

「埼玉有機野菜生産グループ」が企画した本研修会は、令和4年11月20日(日曜日)に、角川武蔵野ミュージアム 4F レクチャールーム(所沢市)で実施されました。
県内で有機農業に取り組む4人の講師にご登壇いただき、「固定種・無肥料自然栽培での野菜づくり」や「企業が考える環境から見た農業」、「有機JAS有機農業」「有機の里小川町―地域ぐるみでの有機農業」など様々な視点からのプレゼンと、総合討論、質疑応答を行いました。

農業者と流通、行政、一般のかたを含む約30名の参加者からは質問、相談などが相次ぎ、まったく時間が足りないほどでした。

有機JASの講習会(説明会)

「JA埼玉ひびきの有機JAS部会」が企画した本研修会は、令和4年7月29日(金曜日)に、JA埼玉ひびきの上里地区営農経済センター(上里町)で実施されました。

既に有機農業に取り組んでいる農業生産者で、JAS講習会を受けた方のレベルアップのための講座となる本講習会では、有機農産物の日本農林規格の追加・変更点、有機JAS認証制度の年次調査における確認ポイント、有機農業の今後の推移と目標などの説明が行われました。

参加者は上里一元有機JAS部会会員及び有機農業者、審査員など約30名で、質疑応答では講義内容に加え、参加者の個々の現状に即した質問などが活発に寄せられました。

埼玉の農薬類不使用田んぼの生きもの&植物調査

「彩の国・生きもの田んぼ推進チーム」が企画した本研修会は、令和4年7月3日(日曜日)に、有機農業を実践している水田及び作業場(杉戸町)で実施されました。

参加者は有機農業者、一般消費者の親子(シェア有機田んぼ会員等)など約30名で、講師とともに畦畔や水田内に生育する植物や生きものを採取し、肉眼あるいは拡大鏡で観察しながら、講師の解説を受けました。

有機農業により、多種の植物や生き物が生育していることが確認できました。 

令和3年度「有機農業に関する自主企画研修会」実施結果

埼玉の農薬類不使用田んぼの生きもの&植物調査

「彩の国・生きもの田んぼ推進チーム」が企画した本研修会は、令和3年7月10日(土曜日)に、有機農業を実践している有限会社アールキューブエコの水田で実施されました。

当日は約30名が参加し、水田で生きもの&植物調査を行なった結果、多くの植物や生きものを見つけることが出来ました。埼玉県内において絶滅危惧種となっている植物や、ゲンゴロウの幼虫など、除草剤や化学合成農薬に弱い生きものが生息していることが確認でき、有機農業が生物多様性に貢献していることを学ぶことができました。

有機稲作講座「雑草の生えにくい田んぼの育て方」

「埼玉県有機農業技術ネットワーク」が企画した本研修会は、雑草の生えにくい水田にするための技術を学ぶことを目的に、令和3年8月10日(火曜日)に谷川農園及び加須農林振興センターで行われました。

当日は約30名が参加し、有機農業を実践している水田のほ場見学を行なった後、除草を楽にする土づくり等の技術内容について学びました。見学・講義ともに、次期作からの実践に役立つ技術を学ぶことができる内容となっており、講師への質問も多く、参加者の交流が活発に行われる研修会となりました。

JAS有機認証生産工程管理者研修会

「株式会社Daisy Fresh」が企画した本研修会は、有機JAS認証に必要な生産工程管理について学ぶことを目的に、令和3年8月17日(火曜日)に草加市文化会館で実施されました。

当日は7名の参加者が集まり、有限会社リーファースの水野葉子氏の講習を受け、有機JAS認証における生産工程管理について学びました。有機JAS認証を新たに取得しようとする方が現れるなど、参加者の取組意欲が高まる研修会となりました。

「土壌微生物活性化による有機農法を学ぶ」~有機農業を広めて、健康に暮らそう~

「有機農業を消費者とともに普及するネットワーク」が企画した本研修会は、「土壌微生物活性化による有機農法を学ぶ」をテーマに、令和3年10月1日(金曜日)にZoomによるオンライン方式で開催されました。

当日は63名が参加し、有機農業に活用できる技術的な話や、有機農業業界が抱えている課題など、有機農業を包括的に学ぶことができました。オンラインのため、農業者以外の立場からの参加者も多く、閉会後も活発な情報交換が行われるなど有意義な研修会となりました。

令和2年度「有機農業に関する自主企画研修会」実施結果

ここでは、有機農業者グループが令和2年度に企画した研修会をご紹介いたします。

 埼玉の農薬類不使用田んぼの生きもの&植物調査

「彩の国・生きもの田んぼ推進チーム」が企画した本研修会は、有機農業を実践している水田で生きもの&植物調査を行うことを目的に、令和2年7月5日(日曜日)及び11日(土曜日)にそれぞれアールキューブエコ、壽農園の水田で実施されました。

当日はのべ約30名が参加し、多くの植物や生きものを見つけることが出来ました。除草剤に弱い植物が生えていたり、エビなど化学合成農薬に弱い生きものが生息していることが確認でき、改めて有機農業が環境保全につながっていることを実感できる研修会となりました。

人にも地球にも家計にも優しい自然栽培を知ろう

「誠農社 自然栽培の会」が企画した本研修会は、有機農業の一種である「自然栽培」(肥料、農薬を一切使用しない栽培)や固定種について学ぶことを目的に、令和2年7月18日(土曜日)に誠農社敷地内の研修ルーム及びほ場で実施されました。

当日は28名の参加者が集まり、自然栽培の概要や自家採種による選抜の継続の大切さについて学ぶことが出来ました。また、自然栽培実践者の事例や、実際のほ場の様子を知ることが出来ました。

太陽熱養生処理技術普及セミナー

「北本市有機農業研究グループ」が企画した本研修会は、土壌の団粒化や太陽熱養生処理技術について学ぶことを目的に、令和2年11月17日(火曜日)に北本市文化センターで実施されました。

当日は34名の生産者が集まり、講師の話に熱心に耳を傾けていました。微生物を活かした土づくりを行うことや、光合成を効率よく行えるよう土壌内の養分バランスを整えることが大切であると学ぶことが出来ました。具体的な実施方法についての質問が多数あり、参加者の意欲の高さが伺えました。

令和元年度「有機農業に関する自主企画研修会」実施結果

ここでは、有機農業者グループが令和元年度に企画した研修会をご紹介いたします。

有機農産物の魅力を探ろう ~旬の野菜セットに触れて、有機野菜のおいしさに味わう~

「埼玉有機野菜生産グループ」が企画した本研修会は、「有機農産物の魅力を生産者側と消費者側から検討し、一層の生産と消費を向上させる」ことを目的に、令和元年11月30日(土曜日)cucina salve(クチーナ サルヴェ)にて開催されました。

当日は生産者を中心に27名が参加し、様々な所から調達した旬の野菜セットを比較検討したほか、消費者をよく知る講師やシェフによる事例発表や、参加者を交えた意見交換が活発に行われました。

有機農業における雑草対策と国内外における先進事例

「加須市環境保全型農業推進協議会」が企画した本研修会は、有機農業において大きな課題となる「雑草」対策技術を学ぶことを目的に、令和2年1月25日(土曜日)にパストラルかぞにて開催されました。

当日は、公益財団法人自然農法国際研究開発センターの豊富なデータを交えた講演が行われ、生産者や家庭菜園愛好家など64名のかたが熱心に勉強されていました。

nico10周年祭り ~いのちによりそい和するくらし~

「無肥料自然栽培から自律と和を紡ぐ nico」が企画した本研修会は、「無肥料自然栽培とつながる、知る、体験する、味わう、伝える」ことをテーマに富士見市民文化会館(キラリ☆ふじみ)にて開催されました。
「奇跡のリンゴ」生産者として有名な木村秋則氏の講演会やホール内のイベント、写真展など、令和2年2月1日(土曜日)~2日(日曜日)の2日間にわたって様々な催しが行われ、のべ約1,200名のかたが参加されました。

有機農業のすぐれた技術を広めるために

「埼玉県有機農業技術ネットワーク」が企画した本研修会は、今後さらなる有機農業技術の普及・蓄積を行うにあたって、どのようにすればよいのかヒントを得ることを目的として、令和2年2月12日(水曜日)に農業大学校にて行われました。

  当日は生産者を中心に57名が集まり、今後の有機農業の在り方について、NPO法人あしたを拓く農業塾の涌井義郎氏の講義に聞き入っておりました。また、様々な意見発表がなされ、互いに協力して有機農業技術の情報交換を行う「埼玉県有機農業技術ネットワーク」には、多くのかたが参加されました。


お問い合わせ

農林部 農産物安全課 安全生産・有機担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎5階

ファックス:048-830-4832

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