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掲載日:2024年10月18日
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令和6年10月上旬に県内に設置したフェロモントラップにおいて、トマトキバガが確認されました。
現時点で県内での農作物への被害は確認されていません。
農作物への被害が確認された場合は、下記を参考に適切な防除対策を実施いただくとともに、最寄りの農林振興センターまたは、農産物安全課、病害虫防除所まで御連絡ください。
チョウ目キバガ科に属し、成虫は開帳約10ミリメートルの小型の蛾で、海外ではトマト、ばれいしょ、ナス等のナス科植物に被害を与える害虫です(写真1)。
終齢幼虫の体長は約8ミリメートル、体色は淡緑色~淡赤白色、前胸の背面後方に細い黒色横帯が確認できます(写真2)。
夜行性で、日中は葉の間に隠れていることが多く、1年に複数世代が発生するため、繁殖力が非常に強いことが知られています。
トマトでは、葉の内部に幼虫が潜り込んで食害し、食害部分は表面のみを残して薄皮状になり、白~褐変した外観となります(写真3)。
果実では、幼虫が侵入し内部組織を食害するため、果実表面に数ミリメートル程度の穿孔痕が生じるとともに食害部分の腐敗が生じます(写真4)
写真1 写真2
写真3 写真4
(写真の出典:農林水産省植物防疫所)
栽培ほ場・施設内をよく見回り、見つけ次第捕殺します。
また、被害葉や被害果等は放置せず直ちに摘除し、適切に処分します。
施設栽培では、出入口のほか、側窓や天窓等の開口部に防虫ネットを展張するなどの侵入防止対策をとります。
トマト、ミニトマトでは、登録のある薬剤を用いて防除を実施しましょう。
【チラシ】 トマトキバガにご注意ください
農林水産省 トマトキバガ
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