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掲載日:2022年12月27日
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中野さんは深谷市の北部に位置する新戒地区で2000m²のハウスできゅうり、25aのねぎを栽培し、きゅうりをふかや農協、ねぎを市内の直売所に出荷しています。埼玉県農業大学校を卒業し、2014年に就農してから8年間、御両親とともに着実な農業を営んでいます。
農家であった御両親の姿をみて育ち、ごく身近に農業があったという中野さん。トラクターの操縦等農作業を手伝う中で農業に対する意欲が高まり、就農を決意しました。
「植物の生長を日々感じ、収穫物が沢山なっている様子をみるとやりがいを感じる」。
また、「毎日野菜と向き合う時間が多い分、精神的なストレスも少なく、のびのびと仕事ができるのもいい」と農業の良いところを話してくれた一方で、まとまった休みが少ないことや暑い時期のハウス内での作業が大変といった苦労話も明かしてくれました。
家よりハウスにいる時間の方が長いと語る中野さん。同じ地域のきゅうり農家と積極的な情報共有を行い自身の栽培に取り入れつつ、毎日の細かい管理に気を配っているそうです。そのような苦労も全ては品質の良いきゅうりを作るためであり、中野さんの農業に対するこだわりと熱意が垣間見えました。
この秋、きゅうりのハウス内の温度などの環境条件を自動で制御する「統合環境制御装置」を導入しました。次の栽培から稼働させ、きゅうりの収量・作業効率の向上に取り組みます。また、将来的には、農作業の省力化にも力を入れ、「健康第一に自分のペースで農業を続けていきたい」と無理のない仕事の進め方を心がけています。
ふかや4Hクラブは、会長である中野さんを中心とする深谷地域の若手農家13名のクラブ員で構成された組織で、日々様々な活動を行っています。活動内容としては地域課題を解決するためのプロジェクト活動やイベント(深谷マルシェ、深谷市産業祭など)での農産物の販売、農産物のPR活動等が挙げられます。「活動を通して同世代のつながりができ、交流の幅が広がった。クラブ内の雰囲気もよくいい環境で活動できている。」と4Hクラブについて語ってくださいました。今年はプロジェクト活動として「ネギネクロバネキノコバエ省力防除体系の検討」を自身のほ場も用いて行っています。
ご両親からノウハウを受け継ぎつつ、着実で安定した農業経営を目指し、日々精力的に栽培技術の改良に励む中野さんの今後の活躍に目が離せません。
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