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掲載日:2024年3月5日

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第231回簡易アンケート「人生100年時代に向けた定年後の準備、就業希望等について」の結果を公表しました。

1. 調査の概要

(1)調査形態

  • 調査時期:令和5年7月20日(木曜日)から7月26日(水曜日)
  • 調査方法:インターネット(アンケート専用フォームへの入力)による回答
  • 県内在住県政サポーター数:2,896名
  • 回収率:64.0%(回収数1,852名)
  • 回答者の属性:(百分率表示は、小数点以下第二位を四捨五入したため、個々の比率の合計は、100%にならない場合がある。)

 回答者属性 

 

 人数(人)

比率(%)

 全体

 1,852

 100.0

 

性別

人数(人)

比率(%)

男性

1,049

57.9

女性

740

40.9

回答なし 22 1.2

※任意回答(総数=1,811)

年齢

人数(人)

 比率(%)

16~19歳

4

0.2

20~29歳

73

3.9

30~39歳

157

8.5

40~49歳

356

19.2

50~59歳

509

27.5

60~69歳

349

18.8

70歳以上

404

 21.8

  

職業

人数(人)

比率(%)

個人事業主・会社経営者(役員)

185

10.0

家族従業(家業手伝い)

8

0.4

勤め(全日)

671

36.2

勤め(パートタイム・アルバイト)

298

16.1

専業主婦・主夫

260

14.0

学生

31

1.7

その他、無職

399

21.5

  

上記職業で「家族従業(家業手伝い)」「勤め(全日)」「勤め(パートタイム・アルバイト)」を選択した方(総数=977)  

現在の仕事

人数(人)

比率(%)

管理的職業(法人・団体の役員、管理職員等)

83

8.5

研究・技術の職業(研究者、開発技術者、情報処理・通信技術者等)

94

9.6

法務・経営・文化芸術等の専門的職業(法務、経営・金融、デザイナー等)

29

3.0

医療・看護・保健の職業(医師、看護師、栄養士等)

40

4.1

保育・教育の職業(保育士、幼稚園教員、学校等教員等)

67

6.9

事務的職業(総務・人事・企画、医療事務、営業・販売関連事務等)

284

29.1

販売・営業の職業(小売店店長、販売員、営業等)

69

7.1

福祉・介護の職業(福祉・介護の専門的職業等)

59

6.0

サービスの職業(理容師・美容師、調理、接客、居住施設等の管理等)

52

5.3

警備・保安の職業(警備員、司法警察職員、消防員等)

8

0.8

農林漁業の職業(農業、林業、漁業)

6

0.6

製造・修理・塗装・製図等の職業(金属製品・食料品等の製造、機械組立・修理等)

52

5.3

配送・輸送・機械運転の職業(貨物自動車・バス等運転、建設機械運転等)

18

1.8

建設・土木・電気工事の職業(建設、土木、電気・通信工事等) 29 3.0
運搬・清掃・包装・選別等の職業(荷役、清掃、ピッキング等) 37 3.8
その他 50 5.1

 

 (2)調査結果の見方  

  • 設問中の( )内の数字及びグラフの中の数字は、回答比率(%)です。
  • 回答比率(%)は小数点以下第二位を四捨五入したため、個々の比率の合計と全体またはカテゴリーを小計した数値が、100%にならないことがあります。
  • 図表中の「-」は回答者が皆無のもの、「0.0」は回答者の比率が0.05%未満のため四捨五入の結果0.0%となったものです。 
  • グラフの中で「n」とあるのは、その質問の回答者の総数を示し、回答比率は「n」を基数として算出しています。
  • 複数回答の質問については、その回答比率の合計は、100%を超える場合があります。
  • 断りのないものについては、埼玉県内在住のサポーターからの回答をもとに算出しています。

2.調査の目的

人口が減少し続けている我が国の持続的発展に向け、シニア(おおむね60歳以上)の活躍が期待されています。
こうした背景の下、県では、シニアがこれまでの人生で培った豊富な知識や経験を生かし、就業や地域活動を通じて充実した日々を過ごすことができる環境づくりを進めています。
そこで、今後の事業や取組に生かすため、県民の皆さまの人生100年時代に向けた定年後の準備、就業希望等に対するご意見等についてお聞きしました。
担当課
産業労働部  人材活躍支援課  シニア活躍支援担当  電話:048-830-4543(Email:a4540-03@pref.saitama.lg.jp)

働きたい年齢について

→「働けるうちはいつまでも」が2割強(21.2%)

質問1 

 あなたは、60歳以降も働くとしたら、何歳まで働きたいと思いますか。 
(60歳以上のかたは、60歳当時又は今後の希望についてお答えください。) 

 県政サポーターアンケート質問1-2

60歳以降も働くとしたら、何歳まで働きたいか尋ねたところ、「働けるうちはいつまでも」が最も多く2割強(21.2%)、次いで「65歳以上70歳未満」が2割弱(19.7%)であった。 

  

60歳以降も働きたい理由について

→「生活費を得るため」が5割半ば超(57.9%)

質問2 (質問1で「働きたい」と回答した方にお聞きします。) 

あなたは、どのような理由で60歳以降も働きたいと思いますか。(あてはまるもの3つまで) 
(60歳以上のかたは、60歳当時又は今後の希望についてお答えください。) 県政サポーターアンケート質問2-3

質問1で「働きたい」と回答した方を対象に、60歳以降も働きたい理由を尋ねたところ、「生活費を得るため」が最も多く5割半ば超(57.9%)であった。次いで、「自由に使えるお金が欲しいため」が4割強(42.8%)、「生きがいを得るため」が4割強(41.4%)であった。

    

60歳以降の働き方について

→「パートタイム(短時間勤務など)」が4割半ば超(46.1%)

質問3(質問1で「働きたい」と回答した方にお聞きします。)  

あなたは60歳以降も働くとしたら、どのような働き方を希望しますか。
(60歳以上のかたは、60歳当時又は今後の希望についてお答えください。) 
県政サポーターアンケート質問3

質問1で「働きたい」と回答した方を対象に、60歳以降も働くとしたら、どのような働き方を希望するか尋ねたところ、「パートタイム(短時間勤務など)」が最も多く4割半ば超(46.1%)であった。次いで、「フルタイム」が2割半ば超(27.8%)であった。

  

 希望する仕事について

→「事務的職業(総務・人事・企画、医療事務、営業・販売関連事務等)」が3割弱(28.6%)

質問4(質問1で「働きたい」と回答した方にお聞きします。)  

あなたは、60歳以降も働くとしたら、どのような仕事を希望しますか。(あてはまるものすべて)

(60歳以上のかたは、60歳当時又は今後の希望についてお答えください。)

県政サポーターアンケート質問4-4 

質問1で、「働きたい」と回答した方を対象に、60歳以降も働くとしたら、どのような仕事を希望するか尋ねたところ、「事務的職業(総務・人事・企画、医療事務、営業・販売関連事務等)」が最も多く3割弱(28.6%)、次いで「管理的職業(法人・団体の役員、管理職員等)」が2割弱(18.1%)であった。

 

 仕事選びで重視することについて

→「勤務地」が7割強(72.8%)

質問5(質問1で「働きたい」と回答した方にお聞きします。) 

あなたは、60歳以降の仕事選びでどのようなことを重視しますか。(あてはまるものすべて)

(60歳以上のかたは、60歳当時又は今後の希望についてお答えください。)

 県政サポーターアンケート質問5-2

質問1で、「働きたい」と回答した方を対象に、60歳以降の仕事選びでどのようなことを重視するか尋ねたところ、「勤務地」が最も多く7割強(72.8%)、次いで「勤務時間」が7割強(72.4%)であった。 

 

新しい職場を探す方法について

→「ハローワークや埼玉県セカンドキャリアセンター*等の公的な就職支援施設で探す」が5割強(52.1%)
埼玉県セカンドキャリアセンターでは、シニアをはじめとする全年齢の求職者を対象に、就職相談やセミナー(面接対策等)、職業紹介など、就職に向けたサポートを行っています。

質問6(質問1で「働きたい」と回答した方にお聞きします。) 

あなたは、60歳以降自らの新しい職場を探すとしたら、どのように探したいですか。(あてはまるものすべて)

(60歳以上のかたは、60歳当時又は今後の希望についてお答えください。)

県政サポーターアンケート質問6-7

質問1で「働きたい」と回答した方を対象に、自らの新しい職場の探し方を尋ねたところ、「ハローワークや埼玉県セカンドキャリアセンター等の公的な就職支援施設で探す」が最も多く5割強(52.1%)、次いで「インターネットを通して求人サイト等で探す」が、4割半ば超(46.4%)であった。

 

60歳以降に備えた準備について(1) 

→「健康、体力づくり」が5割弱(48.4%)

質問7

 あなたは、60歳以降に備えて何か準備をしていますか(しましたか)。(あてはまるもの3つまで) 

県政サポーターアンケート質問7-1-4

60歳以降に備えて何か準備をしているか(したか)尋ねたところ、「健康、体力づくり」が最も多く5割弱(48.4%)、次いで「特に何もしていない」が3割強(31.8%)であった。

  

60歳以降に備えた準備について(2) 

→「再就職、転職に関する相談窓口や面接会、イベント、セミナー」が3割半ば超(37.6%)   

質問7-2

あなたは、60歳以降に備えるために、どのような相談窓口やイベント、セミナーがあれば利用したい(したかった)ですか。(あてはまるもの3つまで)

県政サポーターアンケート質問7-2-3 

60歳以降に備えるために利用したい(したかった)相談窓口やイベント、セミナーを尋ねたところ、「再就職・転職に関する相談窓口や面接会、イベント、セミナー」が最も多く3割半ば超(37.6%)、次いで、「地域活動やボランティアに関する相談窓口やイベント、セミナー」が2割半ば(25.5%)であった。

 

シニアが生き生きと働くために必要なことについて

→「働きやすい勤務条件や職場環境」が6割半ば(65.3%)

質問8

あなたは、シニアが生き生きと働くために必要なことは何だと思いますか。(あてはまるもの3つまで)

 県政サポーターアンケート質問8-3

シニアが生き生きと働くために必要なことは何か尋ねたところ、「働きやすい勤務条件や職場環境」が6割半ば(65.3%)で最も多く、次いで「シニアが持つ知識や経験に対する適正な評価」が4割弱(38.5%)であった。

 

働くシニアの活躍のために必要な行政の取組について

→「シニアの能力と企業との求人をマッチングさせる就職支援策の展開」が5割強(50.1%) 

質問9

 あなたは、働くシニアの活躍が進むために、行政はどのような取組をしていくことが必要と考えますか。(あてはまるもの3つまで)

県政サポーターアンケート質問9-3 

働くシニアの活躍が進むために、行政はどのような取組をしていくことが必要か尋ねたところ、「シニアの能力と企業との求人をマッチングさせる就職支援策の展開」が最も多く5割強(50.1%)、次いで「シニア活躍推進に取り組む企業への助成金」が3割半ば(35.2%)であった。

埼玉未来大学が提供する講座やイベントへの参加について

→「どちらかといえば参加したいと思う」が3割半ば超(37.0%)

質問10

50歳以上の学び直しと再チャレンジを応援する場として、埼玉県では、令和2年4月に知事を学長とし、「埼玉未来大学」を開校しました(「彩の国いきがい大学」を刷新し、内容を充実)。

あなたは、埼玉未来大学が提供する講座やイベントに参加したいと思いますか(参加したことがありますか)。

県政サポーターアンケート質問10-5

埼玉未来大学が提供する講座やイベントに参加したいか尋ねたところ、「どちらかといえば参加したいと思う」が最も多く3割半ば超(37.0%)、次いで「わからない」が2割強(22.9%)であった。

自由意見

質問11

シニアの活躍推進に関するご意見、ご要望がありましたら、自由にお書きください。

<主なご意見>
・シニアの方々で生き生きと社会に関わりたいという方もたくさんいると思うので、そういう人と企業、団体をつなぐ取組が大切だと思います。マッチングがうまくいけば、人材を有効に活用できるだけでなく、働き手の健康の増進にも役立つと思います。(50代)

・シニア活躍は企業側の理解も必要です。定年廃止に向けた取組と、勤務日数など柔軟な選択が出来るように行政の支援が必要だと思います。(60代)

・柔軟な勤務形態、地域や企業内での理解や協力が必要だと思う。実際は年齢が上がると再就職出来ない現状なのでそのあたりから改善していく必要があるのではと思います。(50代)

・働きたいと思っても、年齢で判断する企業が多いのが実情です。行政が定年無しを推奨したり、助成金支給をしたところで、経営者側の意識がそのままでは、シニア層の仕事探しは難しいと思います。仮に仕事があっても、自分の希望するものとは限りません。希望する形の仕事を継続しているのは、一部のシニア層だというのが現実だと思います。(50代)

・シニア世代には、「自分はこれだけのことをしてきた」という自負のある人が多いと思います。しかし、シニア世代に活躍してもらうには、全く違う分野で今までと違う活動があると知ってもらう試みも大切だと思います。(50代)

・高齢社会で相対的に元気な高齢者が増えているし、これからも増え続けるであろう。一方で、様々な業種で人手不足も深刻化している。この両者をマッチングさせていくためには、就労が可能な職業訓練やリスキリングの機会を50代から受けられる機会をつくることを行政はリードする必要があると思う。(60代)

・イキイキ働いているシニアもいると承知していますが、一方で年金だけだと生活ができない/生活が苦しいので働かざるを得ない人も多いと思います。働かざるを得ない人が働かないことを選択できたり、知識や資格を得てイキイキ働くことを選択できたりするといいなと思っています。(30代)

・あまり活躍活躍と言わないで欲しい。とても苦しくなる。(50代)

・これからは嫌でもシニアに働いてもらわないといけない世の中になっていくと考えています。そのために行政も制度や法律の準備もそうですが、それだけでなく率先して60歳以上を雇用するようにしていって欲しいと思います。(40代)

・労働力の不足が叫ばれて久しいですが、60歳、65歳の定年以降に働ける場が非常に少ないです。少ししかない「お仕事」に多くの「働くことを希望する」人たちが群がっています。国や県レベルで、定年後も働くことができる環境を積極的に整備することが肝心だと思います。(60代)

・シニアの活躍推進に対し、国の施策が不十分だったり、対応が遅いと感じております。国の対応を待っていては、現場レベルでの対応はさらに後手後手になります。法令整備は国に任せるとして、埼玉県のような取組は、全国的に派生してほしいと考えます。現状の取組を内外にアピールされ、全国的な動きができてほしいと願っております。(40代)

・再チャレンジをしたいと思う人は、けっこういると思う。私も未来大学には興味があります。(40代)


※上記を含め、計455件の貴重なご意見をいただきました。アンケートへのご協力ありがとうございました。

 


お問い合わせ

産業労働部 人材活躍支援課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎5階

ファックス:048-830-4854

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