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掲載日:2024年11月20日
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「卓越した技能者」表彰は、卓越した技能を持ち、他の技能者の模範となる者を厚生労働大臣が表彰するもので、その被表彰者は、一般に「現代の名工」と呼ばれています。
この制度は、昭和42年に、広く社会一般に技能尊重の気運を高め、技能者の社会的、経済的地位の向上と技能水準の向上を図ることを目的として発足しました。
埼玉県内に就業する方では、令和6年度までに187人が表彰されています。
建築大工・福島工務店
長年にわたり建築大工として従事し、特に日本古来の伝統的な木材加工技術である「規矩術(きくじゅつ)」において高い技能を有している。培ってきた技能を遺憾なく発揮し、社寺建築から住宅工事まで幅広い工事に携わってきた。また、大学の講師を務めるとともに、技能グランプリ等の競技大会の指導を実施するなど、後進育成や伝統技能の継承にも尽力している。
表具師・有限会社井上表具店
長年にわたり内装、表具作業に従事し、高い技能を有している。特に襖製作においては、柱の特性に合致するように正確かつ迅速に削り付けを行うことに卓越している。また、技能検定委員や職業訓練校の講師を長年務め、後進の指導・育成に熱心に取り組み、業界の技能向上に大いに貢献している。
和生菓子製造工・和生菓子豆の木
基本技能、技術、理論を正確に修得することに徹し、研鑚に励んだ。安定した蜜漬や煮上げが難しいとされる「紫花豆」の商品化に挑み、数年かけて試行錯誤の末、完成させた。現在、氏の経営する和生菓子豆の木の看板商品として人気を得ている。また、日本菓子協会東和会の会長時代に、和菓子業界の保守的傾向を憂い、技術者の年功序列的な慣例を廃止したり、女性和菓子職人の育成に積極的に取り組むなど、後進育成にも尽力している。
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