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掲載日:2023年11月17日
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インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こります。そのうち、季節性インフルエンザとは、日本で毎年冬を中心に流行するインフルエンザをいいます。症状は、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が突然に強くあらわれます。併せて、普通のかぜと同様の、のどの痛み、鼻汁などの症状も見られます。さらに、気管支炎、肺炎などを併発し、重症化することがあるのもインフルエンザの特徴です。特に、お子様ではまれに急性脳症を発症したり、御高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎を伴うなど、重症になることがあります。
インフルエンザの感染力は非常に強く、日本では毎年約1千万人、約10人に1人が感染しており、いったん流行が始まると短期間に多くの人へ感染が拡がります。
<重症化する危険が高い人>
高齢者
幼児
妊娠中の女性
持病のある方
喘息のある人・慢性呼吸器疾患(COPD)・慢性心疾患のある人・糖尿病など代謝性疾患のある人など
普通の風邪は様々な病原体によって起こりますが、症状は一般的に、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳(せき)などが中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはほとんどありません。また、一年を通してひくことがあります。
インフルエンザに感染しないためには、以下のようなことが大切です。
帰宅時や調理の前後、食事前など、こまめな手洗いを心掛けましょう。 アルコールを含んだ消毒液で手を消毒するのも効果的です。※ うがいは、一般的な風邪などを予防する効果があるといわれていますが、インフルエンザを予防する効果については科学的に証明されていません。
予防接種は発症する可能性を減らし、万一発症しても重い症状になるのを防ぐ効果があります。医師と相談して、流行期前に予防接種を受けるようにしましょう。
ただし、ワクチンの効果が持続する期間は一般的に5か月程度です。また、流行するウイルスの型は毎年変わります。このため、過去にワクチンを打っていても、毎年の接種が重要です。
詳しくは、お住いの市町村予防接種担当へお問い合わせください。
インフルエンザ定期予防接種 市町村連絡先(PDF:137KB)
ウイルスはくしゃみや咳の飛沫に含まれて拡散します。くしゃみや咳が出るときは、飛沫にウイルスを含んでいるかもしれませんので、次のような咳エチケットを心掛けましょう。
マスクを着用しましょう。
くしゃみや咳が周囲の人にかからないようにティッシュなどで口と鼻を覆いましょう。
くしゃみや咳の飛沫は、1~2メートル飛ぶと言われています。くしゃみや咳をする場合には、周囲の人からなるべく離れましょう。
免疫力が弱っていると、インフルエンザウイルスに感染しやすくなります。また、感染したときに重症化するおそれがあります。普段から十分な睡眠とバランスのよい食事を心掛け、免疫力を高めておきましょう。
空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適切な湿度(50%~60%)を保つことも効果的です。
インフルエンザが流行してきたら、市中で感染する恐れがあります。不要不急のときはなるべく、人混みや繁華街への外出を控えましょう。
目安として、比較的急速に38℃以上の発熱があり、せきやのどの痛み、全身の倦怠感を伴う場合はインフルエンザに感染している可能性があります。具合が悪い場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
また、睡眠を十分にとるなど安静にして休養をとると共に、高熱による発汗での脱水症状を予防するために、症状がある間は、こまめに水分の補給をしましょう。
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