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掲載日:2024年4月5日
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一般社団法人日本看護協会の調査によると、潜在看護職員の離職理由は「結婚」「転居」が高くなっています。潜在看護職員の職場復帰支援として、「家庭と両立できる柔軟な勤務態勢」「*子育て支援策の充実」「職場復帰プログラムの整備」等の取り組みが望まれており、県ナースセンターでは、こうした要望の相談・支援をおこなっています。
看護職の資格を生かし、再就職をされた方々の声、再就職を応援している方の声を紹介します。
私は出産、育児のため前職を退職。子供が1歳半になったのを期に再就職先を探し始めました。ナースセンターへ相談に伺い、子供が小さいため自分の希望にあった今の職場を紹介してもらいました。今はパート勤務なので、時間の面でも無理なく働け、仕事と子育ての両立もでき充実した日々を送ることができよかったです。
以前、総合病院の中の重症心身障害児(者)病棟に勤務していましたが、再就職にあたり福祉施設の中での看護・療育を経験してみたいと思い、ナースセンターの紹介で今のセンターに就職しました。
センターでは多職種のスタッフが連携と協力しあい療育にあたっています。多職種のスタッフからの専門的な意見がとても参考になり、看護師の先輩から指導とアドバイスは的確で、日々新しいことに気づかされています。
自宅近く(自転車で11分)の老健に、週3回9~17時まで、非常勤として勤務しています。再就職時、当職場では、医療行為はあまりないこと、日勤隊で医師が勤務していること、緊急時は系列病院ですぐに受け入れてくれること等を聞き不安が軽減されました。また、医師がフットワークよく入所者の診察をされることも安心です。施設が自宅から近いこと、生活に合わせた勤務体系を考慮してくれることも、選ぶ決め手になりました。
病院での慌ただしい看護は自分には向いていないと思っていたので、自分にあった老健で入所者さんとゆったりとした気持ちで関わっていきたいと思います。
埼玉県と看護協会で実施している、潜在看護職の職場復帰に対する計画に当院も参加しました。
「再就職技術講習会」では、採血、留置針の実施は師長が腕を貸し、輸液ポンプ、人工呼吸器の扱いなどは技術の協力を得て実施。受講生は和気藹々とした雰囲気の中、3日間があっという間に過ぎてしましました。十分な教材はありませんでしたが、スタッフの協力のもと工夫することで何とかなりました。「看護師職場復帰支援事業」では、先ず研修担当者を決め、個別の経験に合わせて研修計画をたてました。指導者が変わることもありますが、お互いに悩み、励ましあいながら無事経過しています。
現場から長期間離れて、復帰に自信のない方が多くいらっしゃると思います。看護職、施設にとってこのような素晴らしい取り組みを通して、多くの方の復職をサポートしていきたいと思っています。看護職のみなさん、私たちはあなたの就業を応援しています。一歩を踏み出してみませんか?
現在、多くの病院では再就職者の受入にあたり、ライフスタイルを尊重した採用をおこなっています。子育て支援として保育所整備、短時間勤務制度、長期ブランクのある方については、技術指導としてのプリセプターシップなど再就業者が働きやすい職場環境を工夫しています。
もちろん、主役は働く個々の看護師です。ある病院では、看護職員の希望を最大限取り入れた効率のよい勤務作成をおこない、定着に効果をあげています。看護職免許をお持ちの皆さま、勇気を出して一歩を踏み出してみませんか?私達はあなたの再就業を応援しています。
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