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掲載日:2021年1月20日

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新型感染症専門家会議後の知事発言内容(1月20日)(テキスト版)

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知事

   お疲れ様でございます。今日は、第19回になりますけれども、埼玉県の新型感染症専門家会議を執り行わさせていただきました。大きく分けまして、3点、今日はお伺いをさせていただき、専門家の皆様にご議論をいただきました。
    1点目ですけれども、1点目につきましては、私どもの方から現況についてご報告をさせていただいた上で、緊急事態宣言が7日に発令をされ、措置が8日からということになっています。ほぼ10日以上過ぎて、この週末には2週間、ということになります。当初から、様々な専門家の方々がやはり最低限14日位見ないとわからない、このようにおっしゃっておられました。まず、まとまった数字で確固たるものではありませんけれども、この14日を迎えるすぐ手前にあたってですね、専門家の先生方が、今起きてることをどう評価されているのか、ということを、まずお伺いをしたい、これが1点目でございました。現時点では、まだ正直言うと時期尚早だというお声が多かったというふうに思い、継続してフォローする必要があると。こういった話がありましたが、他方で現時点ではありますけれども今の状況を見ると、2月7日に、完全に収束をしているとかですね、相当下がってるということを考えるのは、なかなか難しいという先生方の方が多かったというふうに思います。いずれにしても、結論はまだしばらく、見といた方がいいのではないか、というのが多かったというふうに思っています。
   それから2番目に、この春以降ですね、どのような状況になっているかっていうことを改めて先生方に少し遠くを見ていただいて、お話を聞きたいというようなことを、今回はアジェンダの中に入れさせていただきました。もちろん、先生方も完璧にすべてがわかってるわけではないという前提の下ではありますけれども、楽観的なシナリオ、悲観的なシナリオでこれを、それぞれの先生方の知見において、お話をいただきました。
   それから最後にですね、ワクチンの副反応等について、どのように、例えば県としてですね、相談をする体制をつくるか、こういったお話を、今日は3点させていただき、先生方からは様々なご意見をいただきました。私からは、とりあえず大きなところで以上でございます。

金井県医師会長

   ただいまお話がございました通りですけれども、まず、緊急事態措置がとられて2週間、この2週間でどのようになったかというところでございますけれども、年末年始人手が少なかったということも含めて、わずかに減っているか、または、横並びであるかというような状況であるという意見が圧倒的に多かったところでございます。したがってあと2週間ぐらいはここで見ていかなければならないということが、ほとんどの意見でございました。現在もしかするとピークなのかもしれないけれども、それではこれから下がっていくのかということでの意見、いろいろな意見がございましたけれども、多くの先生方の意見は、やはり高止まりの状況がずっと続くのではないかという意見が圧倒的に多かったというところで、そういう状況の中であってそれでは、2月7日になった時に、果たしてどこまで下がっているのか、これも考え方、頭の中で考えるわけですけれども、そういう頭の中で考えた時に、2月7日の状況では、難しいのではないか、かなり下がったとしても高止まりではないかという意見が多く出されたところでございます。そのような状況の中で、それでは、今の緊急事態宣言の措置ですけれども、措置についてということに関してはどのような考えがあるのかということも、いろいろ議論をされたところでございます。この措置については、ゆるいのではないかという意見もございました。結構、何人かの先生方からそういうお話があったところでございます。ゆるいというお話があったんですけれども、この日、緊急事態宣言が出されている、今の状況ですから、2月7日まで、それでは何をやればいいのかということが議論をされたところでございます。今、緊急事態宣言があって措置が決まっているわけですから、その中で何をやれば有効になるのかということを進めて行かなければならないのではないかという話になったわけでございます。そういう中ではやはり多く出た意見としては、高齢者施設の問題が出ておりました。高齢者施設でのクラスターですけれども、これについてということですけれども、これについては、県の方からお答えをいただいたところですけれども、こういうことをやって、皆さん方よくご存知かと思いますけれども、色々なすべてのことをやっている、研修会もやっている、県の方々が入っていて見てもいる、そういうことをいくつもお話をされたわけですけれども、委員の先生方の中では、多分、他県にもないぐらい良くやっておられるということは、お話があったわけですけれども、まだそれでも高齢者施設については、不安があるね、というようなお話があったところでございます。そして2月7日に、良くなっていないという状況になって、今何をするべきかということ、高齢者のことは当然ですけど、その他に何かあるのかということでの議論もなされたわけですけれども、これは中々具体例は出なかったんですが、強いメッセージを出すであるとか、例えば患者さんが今、増加しているんだと、あなた方だって、いつ重症化するかわからないというような言い方は悪いのかもしれませんけど、そういうメッセージを出すべきではないかということ。それから若い人が感染を広げているというのはよくある話ですので、若い人に対してのメッセージを強く、働きかけた方がいいのではないかというようなお話があったところでございます。それから今後感染動向についてですけれども、これはもう本当に難しいんですけれども、皆さん、答えられるような状況にはない、当然かと思いますが、大きな改善は見られないけれども、9月、10月の少し良くなった状況、そこら辺までに、今後いくであろうということのお話はございました。
   そういう中で、ワクチンの問題もございます。今、知事さんからお話がございましたけれども、ワクチン接種の問題があって、この問題については、ご案内の通りですけれども、埼玉県がまず、トッププランナーみたいなところがあるかと思っています。接種体制というのは、ほぼ出来上がっております。これは皆様ご案内の通りでございます。このトップランナーのような形ができている中にあって、これをどうしても成功させたいということですけども、その時に副反応があった時にどうするのか、というお話がございました。それに関しては、相談センターは当然必要であり、それは当然のことだと思います。相談センターを置くけれども、どの程度の相談センター置くべきかという話もございます。ただ、最初の接種場所でございますけど、79の病院がやるということは、もう決まっているところでございます。その79の病院にしっかりとお話をして、副反応がこういうものが出た時はこうするというようなことを、しっかりお伝えをして、そこで接種をしていただくということでまず、第一段階としては進めていく。それから高齢者が接種をするのは、優先順位からいくと医療従事者ですからそのあとですので、そこになった時に、やはりもっと相談センター拡充するべきということであれば、拡充すると、そのような意見が、出されたところでございました。大きなところはそれだけかと思います。

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