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掲載日:2022年5月24日

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定例記者会見の知事発言内容(5月24日)(テキスト版)※抜粋

本日は私から何点か報告をさせていただきたいと思います。最初に、5月は新茶の季節です。新茶も販売が始まりましたので、今日は、まずは今年の「狭山茶」についてご紹介をいたします。八十八夜(はちじゅうはちや)、5月2日でした。この日、私も入間市にお邪魔をし、伝統の「手もみ茶」づくりの体験や、茶園の視察をして参りました。今年の新茶ですけれども、春先に雨が多く、新芽の生育が順調で、大変みずみずしい「茶葉」を摘み取ることができたと伺いました。茶業研究所の調べでは、収量は平年並だが、一芽一芽が充実し、旨味がのり、渋みが少ない傾向とのことであります。私も生産者から直接伺いましたが、今年は絶対買って欲しいと言っておられました。一番茶の収穫は順調で、産地では販売も始まっています。ご案内のとおり、狭山茶の生産ですけれども、栽培面積、あるいは荒茶の生産量、そして、全体(産出額)が7位ですけれども、このともに第8位であり、本県は全国屈指の茶の産地であります。お茶の楽しみ方にもいろいろあります。狭山茶といえば、「味は狭山茶」であります。この「味の狭山茶」ですが、濃厚な味わいの「煎茶」、これはもう言うまでもありません。このほか、埼玉県では、「明松(みょうしょう)」という名前の抹茶が作られておられます。全国大会で上位入賞したこともある高級抹茶で、茶道界でも知られています。最近人気の「和紅茶」の製造に取り組む茶業者も多く、「渋みが少なく甘い香りがする」あるいは「飲みやすくておいしい」と好評をいただいています。生産から製造、販売まで一貫して行う「自園・自製・自販」が、本県の狭山茶の特徴であります。生産されたお茶は、茶園ごとに異なる味わいを持ちますので、県民の皆様も、ご自身のお好みに合うお茶をぜひ探していただきたいと思います。続いて、県の狭山茶PRの取り組みをご紹介させていただきます。まずは、狭山茶オンラインショッピングであります。県は昨年から狭山茶の特設サイト「狭山茶を愉しもう」を開設をして、オンラインショッピングのページにおいて、46件のお茶屋さんを紹介をしています。ギフトから日常のお茶まで、用途に合わせたラインナップの「煎茶」や、あるいは先ほどご紹介した「抹茶」や「和紅茶」、あるいは和菓子・洋菓子・アイスクリームなどの「スイーツ」も掲載しています。なお、この特設サイトには、埼玉県の農産物ポータルサイト「SAITAMAわっしょい!」からアクセスすることができますので、ぜひご利用いただきたいと思います。次に、今年で3回目となりますが、狭山茶を使ったアレンジレシピコンテストをご紹介をさせていただきます。昨年度は229点の応募をいただきましたが、審査の結果、高校生が考案した「大葉みそ香る狭山茶葉にぎり 厚焼き卵添え」が最優秀賞を受賞をいたしました。先ほど紹介した特設サイトに掲載しているので、ぜひご覧いただきたいと思います。今年度は7月から募集を始める予定であり、ぜひ多くの皆様から、狭山茶を美味しく食べる方法、レシピコンテストにご応募いただきたいと思います。県では、これらの取組を通して、狭山茶の魅力を発信し、需要の拡大につなげていきたいと考えています。最後になりますけれども、3年ぶりに、「狭山茶摘み体験フェスタ」を行います。毎回3千人を超える方々にご来場いただく人気イベントですけれども、昨年と一昨年はコロナ禍のため開催を見送って参りました。「狭山茶摘みフェスタ2022」は、6月4日の土曜日、入間市にある県茶業研究所で開催をいたします。フェスタでは、毎回大変好評いただいております「茶摘み体験」のほか、広い場内を巡りながら狭山茶の知識を学ぶ「茶研クイズラリー」、狭山茶を楽しむ文化講座「狭山茶をもっと知ろう」など、お子様から大人の方まで楽しめるイベントをたくさん用意をしております。開催に当たりましては、コロナウイルスの感染防止対策に十分配慮し、茶摘み体験での間隔の確保や、広い場内に来場者が分散するような工夫をさせていただく予定であり、来場される方々のご協力をお願いをいたします。私も、今年の狭山茶の新茶をいただきました。大変美味しかったと思います。県民の皆様にもぜひ、今年のできの良い狭山茶のおいしさを味わって楽しんでいただきたいと思います。

続いて、今年開設20周年を迎えました「With You さいたま」について紹介をさせていただきます。「With You さいたま」は、埼玉県の男女共同参画社会づくりの総合拠点として、2002年に開設し、県民の皆様のニーズにこたえる多彩な事業を展開して参りました。例えば、「学びたい」として、地域活動や社会活動に参加する意欲をお持ちの方には、女性リーダー育成講座や、ジェンダー平等をはじめとする豊富なテーマのセミナーを開催し、男女共同参画への理解を深めていただいております。「働きたい・自立したい」として、女性の就業や自立を目指し、特にシングルマザーや離婚を迷っている女性への支援も実施しております。また、「悩みを解決したい」として、電話相談等を通じて、経験豊富な専門の相談員が、人間関係や家族、DV等の悩みに応じています。また、「出会いたい・つながりたい」として、団体活動発表コーナーや交流サロンも設置し、多くの県民や関係の団体の方々にご活用いただいています。人口減少・少子高齢化の進展、コロナ禍の深刻な影響への対応など、男女共同参画社会の実現が今後もより強く求められる環境にあり、「With You さいたま」に期待される役割はますます大きくなっていると考えます。本県において、「男性は仕事、女性は家庭」といった固定的な性別役割分担意識に同感しない人の割合は、開設時の平成15年は47.7%でした。ところが今、令和2年度では62.8%まで高まってきていますが、「With You さいたま」は、引き続き、各種事業を通じて、男女共同参画の推進に努めていきます。そしてこの度、「With You さいたま」では、開設20周年の記念イベントを行います。テーマは、「これまでも、これからも、あなたとともに」であります。今後とも、県民の皆様の期待に応えたいと思います。イベントは6月25日、20周年を迎えた「With You さいたま」、さいたま新都心にありますが、ここで開催をいたします。内容は2部構成です。第1部は、埼玉大学の学生と、私との間で意見交換を実施します。ご覧をいただきたいと思います。意見交換を行うのは、昨年、「With You さいたま」と埼玉大学が実施をしました「ユース×(かける)ジェンダープロジェクト@(アット)埼玉大学」に参加いただいた学生であります。このプロジェクトでは11名の学生が、ジェンダーについての課題や感じていること話し合ったり、埼玉大学生を対象に、ジェンダーの意識調査を実施したり、県の関係部局への聞き取り調査などを行い、令和4年2月に性の多様性やジェンダー教育の重要性など5つのテーマについて、県に提言を行っていただきました。今回、学生の皆さんからは、「誰もが自分らしく生きられる社会へ」と題して発表いただき、私と意見交換を行います。活発な意見交換を今から楽しみにしているところでございます。第2部ですけれども、「WEリーグが目指す女性のエンパワーメントとは」、をテーマにWEリーグの初代チェアに就任された岡島 喜久子(おかじま きくこ)氏にご講演をいただきます。WEリーグは女子サッカーの発展を通じ、ジェンダー平等の達成を目指しています。本県もイベントの開催などを通じ、WEリーグの取り組みを応援しています。新たな挑戦に次々にチャレンジされている岡島チェアパーソンの講演にご期待をいただきたいと思います。また、トークセッションとして、「With You さいたま」の事業に、ご尽力をいただいている講師や、あるいは女性団体の代表など、5名の方々をお招きをし、20年の歩みを振り返り、「With You さいたま」のこれからをテーマにお話をいただきます。本日より参加申し込みの受け付けを電子申請、電話、ファックスで開始をいたします。詳細につきましては「With You さいたま」のホームページ(該当ページ)をご確認ください。なお、会場においては、入口での検温、消毒など、感染防止対策を徹底して行いますのでぜひ、多くの皆様にご参加をいただきたいと思います。

続いて、「ウィズコロナの経済対策」についてであります。これまでも、コロナによって傷ついた飲食店、観光事業者への支援を実施してまいりましたが、追加の取り組みについてご説明をいたします。まず、感染防止対策協力金の追加申請であります。営業時間の短縮要請にご協力いただいた飲食店には、これまで18期、18回にわたり、期を分けて、協力金を支給してまいりました。この最後の18期ですが、先週5月20日に受け付けを終了をいたしました。それぞれの期においては、2か月間と、首都圏の中では最も長いほうの申請期間を設けさせていただきましたが、それでも、様々なご事情で、期間内に申請できなかったとの声もいただきました。ご協力をいただいた事業者の皆様を支援するため、再度、追加申請を受け付けることといたしました。前回、追加申請を一度やっておりますが、その時には、第13期までで申請できなかった方の申請を追加で受け付けました。そこで今回は前回の対象とならなかった、第14期以降、つまり第18期までの要請期間について、追加の申請を受け付けます。申請期間は6月6日から7月31日まで、7月末までです。そして申請の主な要件ですけれども、第1に、過去に協力金を受給しており、その受給した最初の受給より後の期間で申請ができずに、追加申請を行う場合であります。そして2番目は、過去に申請をした期間ではないこと。つまり、申請できなかった期間についての受け付けであって、過去に申請している期間ではないこと。そして3つ目ですけれども、要請内容をすべて遵守していたことであり、協力をいただいた飲食店でございます。なお、大変重要ですけれどもこの期間のうち、すべてが申請できなかったということは、なかなかそこは見つからないと思いますので、対象となる期間は、この18期までの5期のうちの、1期分に限ることといたします。また、申請につきましては、郵送での受付となりますので、ご注意をいただきたい。これまでのような電子申請ではなく郵送の受付となります。続いて、「旅して!埼玉割」観光応援キャンペーンの延長についてであります。観光需要喚起策として実施している「旅して!埼玉割」観光応援キャンペーンは今月末で終了をする予定でありましたが、国の延長方針を踏まえ、6月30日まで期間を延長することといたしました。この延長された期間の6月は、梅雨のイメージが強いかもしれませんけれども、県内の観光地では、色とりどりの花が咲く季節であります。晴天の日数が日本で最も長い埼玉県、梅雨ではありますけれども、観光キャンペーンを利用し、県内の魅力をぜひ再発見していただきたいと思います。まずは、ラベンダーであります。嵐山町の「千年の苑(せんねんのその)ラベンダー園」は東京ドーム1.4個分の広さがあり、約2万2,000本のラベンダーを楽しむことができる、圧巻絶景を楽しむことができます。6月10日から26日までは、摘み取り体験や特産品販売なども楽しめる「らんざんラベンダーまつり」が開催されます。この近くには鎌倉時代の武将畠山重忠ゆかりの「菅谷舘跡(すがややかたあと)」もございます。「千年の苑(せんねんのその)」という名前は畠山氏が活躍した時代からおよそ千年の時が経っていることに由来しています。大河ドラマで注目が集まっている今年、兵ども(つわものども)が活躍した古(いにしえ)の風景を思い描きながら、花咲く現在の景観をご覧いただくのも一興かと思います。春の桜と菜の花のコントラストが有名なのは、幸手市の権現堂(ごんげんどう)ですが、この権現堂公園はアジサイの名所でもあります。100種類、1万6,000株以上のアジサイが堤の斜面で、色鮮やかに咲き誇ります。6月4日から26日までの「あじさい祭り」では週末を中心に、アジサイの鉢植販売も行われます。そして、桶川市といえば、紅花ですが、紅花も6月に見頃を迎えます。市内の城山(しろやま)公園周辺では、6月18、19日の両日「べに花まつり」が開催され、オレンジ色の可憐な花とともに、紅花染めの体験も楽しむことができます。県内には他にもたくさんの花の名所がございます。開花状況や、周辺の観光スポットの紹介は、市町村の観光協会のホームページをご覧いただきたいと思います。6月末まで延長した「旅して!埼玉割」は、宿泊旅行が大変お得です。季節の花とともに、ゆったりと温泉や観光クーポンを使ってグルメなどを楽しんでいただきたいと思います。ただ、旅行する際に、「楽しい旅のエチケット」などのガイドラインに則った感染対策をしっかりと行っていただくようにお願いを申し上げます。なお、並行して実施している「とくとく埼玉!」観光応援キャンペーンのクーポン配布時期は、5月31日までで終了をいたします。ただし、「旅して!埼玉割」の延長に合わせ、すでに発券している、あるいは5月31日までに発券するクーポン券は、7月1日までご利用をいただきますので、ぜひ埼玉県の各地を楽しんでいただきたいと思います。

それでは私からは以上でございますので、幹事社さんよろしくお願いいたします。

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