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掲載日:2024年6月11日
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世界の国々には、戦争で親や兄弟をなくしたり、病気で苦しんでいたり、食べ物がたりないこどもがいます。また、暴力やいじめを受け、苦しんでいるこどももいます。世界中のこどもたちが幸せにくらすことができるよう、世界の国々が、取り組むことを約束したものが、「児童の権利に関する条約」です。
1989年、国際連合の総会において、この「児童の権利に関する条約」が採択されました。我が国、日本では、1990年、この条約に署名、4年後の1994年に批准して、この条約が国内でも効力をもつようになりました。
この条約の特徴は、こどもを保護の対象と見るだけではなく、権利の主体として位置づけていることです。その特徴を示しているものとして、第12条の「意見表明権の保障」などがあります。
昨今、こどもたちの声を取り入れようという動きが行政や学校などに広がりつつあります。こういうところで、児童の権利に関する条約が生かされているんですね。条約は、全部で54条あり、ここでは主だった条文を紹介します。
児童の権利に関する条約には、こどもの権利について幅広く取り上げられていることが分かります。こどもも大人も、こどもが持っている権利を意識することにより、お互いを、また、こども同士においても、よりいっそう分かり合えるのではないでしょうか。条約について、こどもを対象に分かりやすく説明した本も多く出版されています。大人とこどもが一緒に学ぶ機会があるといいですね。
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