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掲載日:2024年3月27日
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緑化木を選定する場合、これまで木の形や病虫害に対する抵抗性、手入れのしやすさを基準に行われ、地域固有な自然生態系への影響までは考慮されてはきませんでした。このため、使用されている樹木はほとんどが、外国産樹種や国内産だが本来その地域には生育していない移入種となっています。
この基準では、緑化に使用されている樹木が外来種もしくは移入種か、または在来種であるかを区分してあります。緑化木として在来種を使用する場合、それぞれの種類がどのような環境に適するのかを明らかにしたものです。今後、県、市町村等の公共・公益事業だけでなく、事業所や家庭緑化を考える上の参考にしてください。
県内の台地・低地部の森林や屋敷林には、次のような種類が自生しています。
この地域で、緑化木として植栽する場合、このような樹木を選ぶことにより、自然により優しい緑化を進めることができます。
緑化木の中には、植栽した場所だけではなく、種子が鳥や風に運ばれるなどして自然界に定着し、今まで生育していた種を駆逐したり、交雑により遺伝的特性を変えてしまうことなどにより、固有な生態系を変えてしますおそれのある種類があり、侵入的外来種と呼ばれています。
侵入的外来種については、出来れば植栽を控えることや竹笹類のように管理を適正に行うことにより、周辺に与える影響を軽減することが必要です。
一般によく使われている外来の緑化木によく似た在来種があります。
このような在来種に変えることも検討してみてはいかがでしょうか。
埼玉県生物多様性の保全に配慮した緑化選定基準(PDF:788KB)
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