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掲載日:2023年11月13日
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ヒアリは、南米原産の体長2.5~6mm(大きさにバラつきがある)の赤茶色のアリです。
本来、日本には生息しないアリですが、平成29年5月下旬以降、15都府県の港湾関係施設、コンテナ等関連施設等で確認されています。
海外からの輸送船を介してコンテナや貨物に付着して侵入してきたと考えられます。
アカカミアリはヒアリとよく似たアリです。体長はヒアリと同じくらいで全体が黄褐色をしています。
ヒアリほど毒は強くありませんが、注意が必要です。
広域流通施設を介して、ヒアリを含めた特定外来生物が侵入する恐れがあります。
海外からのコンテナ等を取り扱う場合には、それら生物の付着や混入がないように対策をお願いいたします。
また、疑わしいアリを発見した場合には、早期通報に御協力ください。
これまでの国内のヒアリ発見場所は、港湾関係施設、コンテナ等物流関係施設となっており、住宅街等人の生活圏では発見されていません。
刺された瞬間に、熱いと感じるような、激しい痛みを感じます。そして刺された部位に小さな赤みが出てきて、翌日には赤みの中央に膿がたまったようになります。まれにアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を起こすことがあります。
万が一、ヒアリに刺された可能性がある場合は、20~30分程度は刺された部位を冷たいタオルや保冷剤などで冷やしながら安静にし、様子をみてください。その間、なるべく一人にならないようにしましょう。
呼吸が苦しい、激しい動悸、めまいなど、容態が変化した場合は、早急に医療機関を受診し、ヒアリに刺された可能性があることを医師に説明し治療を受けてください。
極めて攻撃的なので、刺激したり素手でつかまえたりしようとせず、熱湯や市販のアリ用殺虫剤(成分:フィプロニル)をかけるといった方法で、殺虫してください。
万が一、刺されてしまった場合には、速やかに医療機関で受診してください。
環境省は、国民への正確な情報発信及び不安解消のため、平成29年9月8日からヒアリ相談ダイヤルを開設しています。
環境省は、令和元年7月1日よりヒアリ相談ダイアルの受付時間外も対応可能なチャットボット(自動会話プログラム)による情報提供と相談受付等を開始しました。
みどり自然課または環境管理事務所で相談に応じています。
保健所で健康相談に応じています。
平成29年8月10日、狭山市内の物流倉庫内でアリ死骸1頭が発見され、県に通報がありました。
環境省がこのアリ死骸の同定を専門家に依頼し、8月16日にヒアリ(女王アリ)であることが確認されました。
このアリは、中国からコンテナで輸送された貨物の梱包内部で発見されたものです。
【参考】報道発表資料(県(PDF:210KB)、国(PDF:246KB))
今回発見されたアリ(環境省提供)
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