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掲載日:2024年12月13日
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埼玉県及び政令市等(さいたま市、川越市、熊谷市、川口市、所沢市、春日部市、草加市、越谷市、狭山市、上尾市、久喜市)は、県内の地下水の水質汚濁状況を把握するため、水質汚濁防止法の規定により作成した地下水質測定計画に基づき調査を行っています。
令和2年度の地下水質測定結果の概要は、以下のとおりです。
地域の全体的な地下水質の状況を把握するために実施する調査です。山間部を除くほぼ県内全域を調査対象地域として、調査対象地域を緯度経度法により概ね2km四方に区分し、区分された調査区画の中から毎年度調査区画を選定します。1調査区画につき1地点の水質を調査し、概ね8年間で全調査区画を調査します。
令和2年度は、87地点(45市町)について実施しました。調査機関ごとの調査地点数は表-1のとおりです。
表-1 各調査機関の概況調査地点数(調査井戸数)
調査機関 |
県 |
さいたま市 |
川越市 | 熊谷市 | 川口市 | 所沢市 | 春日部市 | 草加市 |
越谷市 |
狭山市 |
上尾市 |
久喜市 |
合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
調査地点数 |
58 |
6 |
3 |
5 |
2 |
2 |
2 |
1 |
2 |
2 |
1 |
3 |
87 |
概況調査等で新たに発見された汚染について、その汚染範囲を確認するとともに汚染原因の究明に資するために実施する調査です。
また、継続監視調査の終了を判断する場合に、継続監視地点の周辺における汚染の有無を確認するために実施する調査です。
令和2年度は、10地区25地点(8市町)について調査を実施しました。
概況調査及び汚染井戸周辺地区調査などにより確認された汚染について、継続的に監視するために実施する調査です。
令和2年度は、175地点(43市町)について調査を実施しました。
令和2年7月~令和3年3月
概況調査は、原則として地下水の水質汚濁に係る環境基準項目(地下水環境基準28項目)について実施しています。令和2年度における測定項目及び測定回数は表-2のとおりです。
調査を実施した87地点のうち、2地点で砒素、1地点で1,2-ジクロロエチレン、1地点でトリクロロエチレン、7地点で硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が地下水環境基準を超過しました。(表-3)
地下水環境基準を超過した項目、地点及び濃度については、表ー4のとおりです。
調査を実施した10地区25地点のうち、6地点で硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が地下水環境基準を超過しました。(表-5)
調査を実施した175点のうち、84地点で地下水環境基準を超過しました。地下水環境基準を超過した項目は、11項目(六価クロム、砒素、四塩化炭素、クロロエチレン、1,2-ジクロロエチレン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素、ふっ素、ほう素)でした。
環境基準を超過した場合は、市町村及び関係機関と連携し、井戸所有者等に対して飲用の中止等の指導を行いました。今後、汚染原因者の特定に至った場合は、浄化措置等の指導を実施します。
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