トップページ > くらし・環境 > 防災・消防 > 防災対策 > 日頃の備え(自助・共助) > (1)家具の固定 ~命を守る3つの自助の取組~
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掲載日:2024年12月23日
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マグニチュード7クラスの首都直下地震は今後30年以内に70%の確率で発生し、最新の埼玉県被害想定調査結果では、県南東部の11市区に震度6強の揺れが発生すると想定されています。
首都直下地震の被害イメージと近いとされている阪神・淡路大震災では死者数は6,434人に及び、死者の80%以上が家屋の倒壊や家具等の転倒による圧迫死でした。“自分の命、安全は自分で守る”ためには、必ず家具や家電製品の固定をしておきましょう。
※出典:東京消防庁『家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック』
原則は、L型金具等で壁下地(柱、間柱、胴縁等)にネジで固定する。
それが難しければ、ポール式器具(つっぱり棒)とストッパーないしマット式器具を組み合わせるとよい。
※L型金具等→L型金具、ベルト式器具、チェーン式器具等
(1)寝ている場所、(2)よくいる場所(タ゛イニンク゛、キッチン、子供部屋等)、(3)避難経路は、家具や家電製品が倒れてこないようにする。
L型金具等で壁下地にネジで固定する方法が効果の高い方法です。
ポール式器具(つっぱり棒)の場合は、ストッパーないしマット式器具を組み合わせる、単独で使用するよりも効果が高くなります。
※固定器具は正しい使い方(取付方法)があります。取り付け場所や取り付け方法によって「固定強度」が異なってくるので、注意しましょう。
※出典:東京消防庁『家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック』
家具の天板の後ろ側にしっかりとした桟の入っていないものは、家具の幅全体に板を渡しネジ止めしてから金具を取り付けます。
金具をネジ止めする際には、長めの木ネジを使用して取り付けてください。
居室の壁に付け鴨居や長押、横木などがある場合は、ベルト式やチェーン式などの器具を使って固定する方法があります。
従来の木造住宅は、真壁構造が多く、付け鴨居は構造部材の一つで強度がありますが、最近の木造住宅は大壁構造となっており、付け鴨居は石膏ボードに接着されているものが多くなっています。
【ポイント】付け鴨居等が石膏ボードに接着剤で付けられている構造の場合は、付け鴨居等を間柱等に木ネジで止めた上で、対策器具を取り付けます。
※ストッパー式やマット式の単独使用は、大きな家具の場合は一般的に適しません。
【出典】東京消防庁『家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック』
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