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掲載日:2024年9月1日

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91日は防災の日
「いつ」起きるか分からない災害に備えて

彩の国だより令和6年9月号表紙

広報課から皆さまへ

能登半島を襲った地震は、遠くで起きた痛ましい出来事ではなく、私たちのまちで起きていた災害だったかもしれません。普段から防災を意識することで、モシモの時の心構えが身に付きます。イツモの生活の中でできることを一緒に実践しませんか。

防災ヘルメットをかぶった女性のイラスト

令和6年 能登半島地震~ 発生確率 0.1〜3%未満きた

災害はいつでも、どこでも起きる

石川県内で今後30年以内に震度6強以上の揺れが起きる確率は「0.1~3%未満」と言われていました。しかし、元日、石川県能登半島をマグニチュード7. 6、最大震度7の地震が襲いました。また、8月8日には、日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が起き、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が初めて発表されました。
いつ起きるか分からない災害に備え、いま一度、防災について考えてみませんか。

*出典:地震調査研究推進本部「全国地震動予測地図2020年版」

【問合せ】県災害対策課
電話:048-830-8181

二次元コード

▲埼玉県防災ポータルサイト(別ウィンドウで開きます)

 埼玉から石川つなげる支援

地震発生直後で混乱する被災地に入り、避難所運営などの支援業務を行った、埼玉県内の自治体職員に話を聞きました。

★県では県内市町村と連携し、地震発生直後から現在に至るまで、被災地に応援職員を派遣しています

いざ避難所に到着してみると…

佐伯 翼 主任の写真

川口市立医療センター 佐伯 翼 主任

派遣場所

崎山地区コミュニティセンター

★1月3日〜5月5日まで石川県七尾市内の避難所として開設

避難所はある程度の安全性が保たれているという認識でしたが、いざ現地に到着すると、天井の継ぎ目から空が見える状態で、大きな衝撃を受けました。
そんな中でも、避難者の皆さんは落ち着いていて、互いに助け合いながら生活していました。避難者名簿の作成や支援物資の計画的な配布など、自ら進んで行動していたのが印象的でした。それでも、一人ひとりから話を聞くと、家の状態が酷いなどそれぞれに大変な事情があって―。そんな状況でも、皆さんが前向きに生活されていたことに心を打たれました。
力及ばず申し訳ない気持ちですが、災害発生直後の避難所は、自治体の支援だけでなく、避難者の皆さん自身で運営していくことが求められます。みんなが少しずつ我慢すること、できることをやること。こうした心構えで全員で助け合うことが、避難所での生活においてとても大切だと感じました。

避難所に届いた物資を積み下ろす職員の写真▲避難所に届いた物資の積み下ろしをする職員

上下水道がストップ
失われた日常生活

石田 真彦 主査の写真

県危機管理課 石田 真彦 主査

派遣場所

七尾市立小丸山小学校

★1月1日〜3月24日まで石川県七尾市内の避難所として開設

能登半島地震では上下水道が完全にストップしたため、避難所運営支援に当たる中でも、特にトイレの備えはとても大切だと改めて感じました。悪臭は直接的に体にこたえましたからね―。支援業務終了後、家に帰ってすぐに携帯トイレを個人的にも買い足したほどです。
現地の市職員の中には、自宅に水・食料などの備蓄がなかったため、災害発生直後は家族の水・食料を確保するのに非常に苦労したという人もいました。支援業務を通じて、「災害は本当に起きるんだ」と身をもって実感しました。国や自治体からの支援には限界があり、地震が起きてしまった後にできることは本当に限られています。埼玉県内でいつ災害が起きてもおかしくありません。いざというとき、自分を助けるため、大切な人の命を守るため、イツモ防災・ミンナ防災をもっともっと県民の皆さんに知ってもらいたいです。

職員が段ボールベッドを組み立てている写真▲段ボールベッドを組み立てる職員


自分たちの地域は自分たちで守る!

SAITAMA MINNA BO-SAIのロゴマーク 地域や仲間と、みんなで災害に備えましょう。
災害時に地域で助け合う環境をつくることが大切です。

ミンナ防災の要 自主防災組織

地域の皆さんで自主的に防災活動(初期消火、救出・救護、集団避難、給水・給食など)を行う団体(組織)です。活動組織を自分たちで立ち上げてみるのも。

自主防災のオススメ3選

1ミンナでまち歩きー防災を知り、まちを知る
地域の危険箇所、避難場所などを確認しましょう。
清掃活動などの地域行事と一緒に開催すると、多くの人が参加しやすくなります。

2ミンナで向こう三軒両隣の無事を確認
震度5強の地震後3日間は安否を提示するなど、普段からルールを決めて訓練してみてください。

3ミンナでイツモ防災を実践
一人ひとりが各家庭で「イツモ防災」を実践しましょう。

玄関先に旗やハンカチで目印

無事ですと書かれた黄色いタオルの写真

地域のためにできること、始めませんか?
消防団員募集中 ポータルサイトをcheck

消防団は災害現場での消火活動をはじめ、地震や風水害といった大規模災害発生時の見回り、救助活動、避難誘導などさまざまな活動を行う地域の安全に欠かせない存在です。

Interview 私も団員になれる?

Q消防や防災の知識がなくても入団できますか?

A研修が充実しているので、消防団に入ってから消防や防災について基礎から学べます。少しでも地域を知りたい、関わりたいという気持ちがあればぜひ!人とのつながり、地域の魅力を再発見できますよ。

梅田 隆星さん

梅田 隆星(りゅうせい)さん(入団4年目)

Q入団したら、どのような活動をしますか?

A私の所属する消防団では、女性団員は主に、防災訓練・市民向け救命講習の指導補助などの多彩な活動をしています。地域の方と直接触れ合い、寄り添いながら防火・防災を伝えるという大切な役割にぜひ参加してください!

阿部 空美さんの写真

阿部 空美(くうみ)さん(入団9年目)

消防団員についてもっと詳しく知りたい

二次元コード

▲埼玉県消防団ポータルサイトをチェック!(別ウィンドウで開きます)

動画公開中 現役消防団員の生の声が聞ける! スマートフォンを持つ手のイラスト

イツモの中にモシモの備えを

SAITAMA ITSUMO BO-SAIのロゴマーク あなたのイツモがモシモを変える。 日本に暮らすということは地震と共に生きていくということ。
だからこそ、地震への備えを「モシモ」として捉えるのではなく、「イツモ」の生活の中で自然体で当たり前のこととして取り組むことが大切です。

これだけは必須! 3つの自助の取り組み + 携帯トイレ

1家具の固定

地震から生き残る(災害発生時自分の身の安全を守る)には、まず「家具の固定」です。

家具固定の機材をつけた棚のイラスト

23日以上の水・食料の備蓄

災害発生直後は支援物資が届くまで自力で生き延びなければなりません。最低3日分(できれば1週間分)の水と食料を備えておきましょう。

非常用の水・食料のイラスト

3災害用伝言サービスの体験利用

体験できる日 毎月1日、15日

★防災週間(8月30日〜9月5日)も体験できます

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▲詳細はこちら(別ウィンドウで開きます)

携帯トイレの備蓄

断水していて、トイレの水が流せない!そんなとき、トイレ空間が安全で便器が使用可能であれば、携帯トイレを使いましょう。
1人1日約5回×家族の人数分×7日分(4人家族なら約140セット)が備蓄の目安です。

携帯トイレのイラスト

LINEのアイコン 県の防災・災害情報を配信

★登録した地域の災害・避難情報がプッシュ通知で届きます

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▲今すぐ県公式LINE友だち登録!(別ウィンドウで開きます)

ではこんな備え

埼玉版FEMA(フィーマ)

さまざまなシナリオを作成し、関係機関とともに図上訓練を繰り返すことで、県全体の危機・災害対応力の底上げを図っています。

埼玉版FEMA(フィーマ)の様子の写真

\防災フェアも開催します!/
九都県市合同防災訓練

子供から大人まで実際に体験しながら学べる訓練です。防災ヘリや消防、警察、自衛隊の車両も参加します。

九都県市合同防災訓練のチラシ

日時
10月20日(日曜日)午前9時~午後1時
★救出救助訓練は午前11時40分まで
防災フェアは午後1時まで

会場
日高総合公園
★武蔵高萩駅下車徒歩15分

6月1日に開館30周年を迎えました!

県防災学習センター「そなーえ」

地震などの災害時の対処方法を楽しく体験・学習できます。

企画展 10月31日(木曜日)まで! 「忍者×消防×防災」展

企画展「忍者×消防×防災」の写真

忍者の行動や精神、消防の技術や道具を「防災」にいかしたらどうなる…?

場所
鴻巣市袋30
★北鴻巣駅下車徒歩20分

開館時間
午前9時~午後4時30分

休館日
月曜、年末年始

二次元コード

▲詳細ページ(別ウィンドウで開きます)

風水害の備えも忘れずに! 生活区域の危険を

大雨や強風などの風水害は、最も発生する頻度の高い災害です。
皆さんは、いざというときの避難行動を具体的に想像したことはありますか?

警戒レベル 新たな避難情報等
5 災害発生又は切迫 緊急安全確保
4 災害のおそれ高い 避難指示
3 災害のおそれあり 高齢者等避難
2 気象状況悪化 大雨・洪水・高潮注意報
(気象庁)
1 今後気象状況悪化
のおそれ
早期注意情報
(気象庁)

警戒レベル4避難指示 までに全員が必ず避難!


マイ・タイムラインを作ってみよう!

マイ・タイムラインのイメージ

避難に備えた行動をするため、あらかじめ時系列で整理した避難行動計画を考えておきましょう。

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▲様式など詳しい作り方は県ホームページで公開しています(別ウィンドウで開きます)

作成ポイント

1 洪水ハザードマップを確認する

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▲洪水ハザードマップ(別ウィンドウで開きます)

2 避難するタイミングを決めておく
3 避難する場所を想定しておく

お問い合わせ

県民生活部 広報課 テレビ・ラジオ・広報紙担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-824-7345

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