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掲載日:2024年7月1日
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県立深谷商業高等学校記念館(二層楼(にそうろう))と同校生徒
渋沢栄一が揮毫(きごう)した「至誠」「士魂商才」を校訓に掲げる同校。大正11(1922)年創建の木造学校建築で、国の登録有形文化財である同館の前で。
★同館は見学可 開館日:日曜 午前10~12時、午後1~3時(年末年始、臨時休館日を除く)
広報課から皆さまへ
7月3日(水曜日)から、待ちに待った新1万円札が発行されます。今こそ、埼玉の誇りである渋沢栄一にもっと親しみ、偉業の数々に触れるとき。渋沢が礎を築いた社会を生きる私たちが、次世代に思いをつなぐ架け橋となるでしょう。
県オリジナル
渋沢栄一のロゴが出来ました!
\みんな使ってね!/
埼玉ゆかりの偉人で、近代日本経済の父と呼ばれる渋沢栄一。その原点に埼玉の地で触れ、新紙幣と共に創る未来へと思いを巡らせてみませんか。
渋沢栄一については
【問合せ】渋沢栄一記念館(深谷市)
電話:048-587-1100
▲70歳頃の渋沢栄一(深谷市所蔵)
渋沢栄一は、天保11(1840)年、武蔵国榛沢郡(はんざわぐん)血洗島村(ちあらいじまむら)(現在の深谷市血洗島)の農家に生まれました。幼い頃から父に学問の手ほどきを受け、いとこの尾高惇忠(おだかじゅんちゅう)から本格的に「論語」などを学びます。やがて家業の養蚕や藍玉(染め物に使う藍の葉を発酵させて固めたもの)の製造・販売を手伝うように。これら幼少の頃の学びが、渋沢の人生哲学や経営思想の基礎となりました。
青年期に一橋(徳川)家に仕えて欧州視察を行い、その後は明治政府で活躍。銀行制度の立ち上げや貨幣の統一(円・銭・厘)など近代社会の基盤を次々と整備していきました。
民間人として資本経済による近代的な国づくりをしたいと、明治6(1873)年に大蔵省を退官。第一国立銀行の設立をはじめ、株式会社組織による多くの企業の設立・育成に努めます。幼き頃より学んだ「論語」の精神を重んじて「道徳経済合一説」を唱え、ビジネスだけでなく福祉・教育などの社会事業や民間外交にも尽力しました。
道徳経済合一説
“道徳と経済とは、共に両立して進むべきもの”
個人や一企業のもうけのみを求めるのではなく、公共の利益を追求することで皆が幸せになり、国が豊かになる。
★要事前予約。深谷駅下車、車で16分
▲渋沢栄一アンドロイド
出典:(公財)渋沢栄一記念財団ホームページ 渋沢栄一Q&A、渋沢栄一年譜、渋沢栄一関連会社名・団体名変遷図
約500社の会社の設立や経営に関与
そのうち約6割の会社が現在も事業を継続
約600団体の社会公共事業を支援
91歳で亡くなるまで生涯現役
キャッチコピーの「渋沢って、埼玉らしい」は、渋沢は「埼玉県出身らしいよ」と、思想の「埼玉県民らしさ」の2つの意味を込めています。
道徳経済合一を説いた渋沢と、他者との分断よりも調和を重んじるおおらかな埼玉県民。どちらも個人主義ではなく、公益を大切にしている点が「渋沢って、埼玉らしい」と思いませんか?
7月6日(土曜日)正午~午後4時
県庁本庁舎南玄関前(さいたま市浦和区) 他
★浦和駅下車徒歩10分
【問合せ】県民広聴課
電話:048-830-3192
渋沢栄一の偉業や年譜を発信!SDGsやCSR(企業の社会的責任)活動など、渋沢栄一の理念に沿った取り組みを行う企業等も紹介します。
▲渋沢栄一についてもっと知りたい!(別ウィンドウで開きます)
パソコンやスマートフォンで楽しめるメタバース空間「バーチャル埼玉」の「アドベンチャーワールド」で「渋沢栄一クイズ」を実施中。全問正解者の中から抽選で、渋沢栄一関連グッズをプレゼント!ぜひ挑戦を。
7月31日(水曜日)まで
【問合せ】県民広聴課
▲武陽王子飛鳥山真景(お札と切手の博物館(国立印刷局)所蔵)
お金の歴史や面白さに触れてみませんか。新1万円札の原画として作成された渋沢栄一の肖像コンテ画*の展示もお見逃しなく!
*展示は複製品
▲肖像コンテ画
出典:国立印刷局ホームページ
「新しい日本銀行券特設サイト」
7月13日(土曜日)〜9月1日(日曜日)
県立歴史と民俗の博物館(さいたま市大宮区)
★大宮公園駅下車徒歩5分
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
★9月1日は午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
月曜(ただし7月15日、8月5日、12日は開館)
400円(高校生・学生は半額、中学生以下は無料)
電話:048-645-8171
渋沢栄一が創設に関わった県立深谷商業高等学校。同校の部活動の一つであるビジネス部は、ビジネス関連の資格取得を目標に活動する傍ら、深谷市にある旧渋沢邸「中の家(なかんち)」を中心とした地域「論語の里」のツアーガイドを務めるなど、日頃より渋沢に親しんでいます。部員の皆さんに新紙幣発行への思いを聞きました。
3年 部長 堤 瞳さん
小学生の頃から地元の偉人である渋沢栄一について教えてくれる「ふるさと先生」という授業があり、親しみがありすぎて、お札になる実感はまだ湧かないです。お札になるほどすごい人なんだ、と驚きがありました。
3年 副部長 中村 仁知香(にちか)さん
お札の肖像になるまでには審査があり難しいと高校の授業で聞いていたので、それを経て1万円札になったのはすごいなと思いました。そんな人にゆかりのあるところで勉強させていただけていることは、誇らしいです。
傑出した業績を残すとともに、長い時を経た現在でも私たちが課題としている新たな産業の育成といった面で日本の近代化をリードし、大きく貢献したことが、紙幣の肖像としてふさわしいと選出。偽造を防ぐため、なるべく精密な写真が残っていることなどの条件にも合致しました。
出典:財務省ホームページ
「新様式の日本銀行券の発行について」
「紙幣の肖像の選定理由を教えてください」
©深谷市
渋沢栄一の生地。現存する主屋は妹夫妻が明治28(1895)年に上棟。たびたび帰郷した渋沢が滞在した部屋も見学できます。渋沢栄一アンドロイドと映像を組み合わせた没入型のシアターも必見!目の前で繰り広げられる渋沢の人生に、思わず引き込まれます。 ★10人以上の団体見学は要事前予約
©渋沢栄一記念館
★深谷駅下車、車で20分
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
12月29日〜1月3日
★臨時休館あり
【問合せ】渋沢栄一記念館
レトロな客車が魅力の蒸気機関車で県内の代表的な観光地の一つである長瀞、秩父を巡ろう!土・日曜、祝日を中心に、熊谷駅から三峰口駅までを1日1往復します。
★事前予約による全席指定席
渋沢との関わり
秩父鉄道(株)の前身である上武鉄道(株)が経営難に陥った際、渋沢が指導・援助
【問合せ】秩父鉄道(株) 旅客案内係
電話:048-580-6363
7月14日(日曜日)
特別ヘッドマークを掲げて運行。立正大学地球環境科学部地理学科 山田淳一准教授による車内講演(下り 熊谷~長瀞間)を行います。
【問合せ】秩父鉄道(株)グループ観光統括部
電話:048-523-3313
今も暮らしに欠かせない「時」を告げる川越のシンボル。蔵造りの町並みとともに散策を楽しんで。
★本川越駅下車徒歩15分
渋沢との関わり
明治26(1893)年に起きた川越大火に対して、渋沢らが義援金を寄進し、その一部が鐘の再建費用に充てられた
【問合せ】川越市文化財保護課
電話:049-224-6097
日本の貨幣の歴史や貨幣・勲章の製造工程に関する展示がたくさん。貨幣・勲章を製造する工場の見学も楽しんで。
★工場見学は平日のみ可(業務の都合により見学できない場合あり)
渋沢との関わり
渋沢栄一と時の鐘(川越市)がデザインに
採用された記念貨幣(平成26年発行)を展示
「スマートフォンを持っていない、日本語のアプリを使えないなどで、キャッシュレス決済が難しい」「災害で電力やネットワークが使えなくなった」こんなとき、通貨はすべての人が平等に使え、セーフティーネットの役割も果たします。
★さいたま新都心駅下車徒歩12分
午前9時〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
第3水曜、12月29日〜1月3日 ★臨時休館あり
電話:
048-645-5899(平日)
048-645-5990(土・日曜、祝休日)
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