トップページ > 県政情報・統計 > 県概要 > 組織案内 > 総務部 > 統計課 > 役に立つ統計ツール > 都市の交通手段見える化ツール > 従業員の駐車場は何台分必要か~統計ツールを使って推計~
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掲載日:2022年2月7日
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もし、あなたが事業所を開設するとしたら、従業員用の駐車場は何台分必要でしょうか。
統計ツール「都市の交通手段見える化ツール」を使って従業員の交通手段を推計できます。
自転車が多いのか、自家用車が多いのか調べてみましょう。
※本ツールは、全国の10万人以上の市が対象です。
ぱっと簡単推計を基にもう少し細かく考えていきます。
「都市の交通手段見える化ツール」のページから、ツールをダウンロードしましょう。
本ツールは、表計算ソフト エクセルで作成しています。
ダウンロードした「都市の交通手段見える化ツール」を開きます。
調べたい市区町村を選び、「1」(半角数字)を入力します。
ここでは、越谷市を例に推計を進めます。
「Graph」シートをみると、次のような結果が表示されます。
自家用車が最も多く、32,572人で28.7%であることがわかりました。
つまり、越谷市へ通う人の約3割の人が自家用車を使っています。これを駐車場台数を検討する材料として使ってみてください。
※なお、この推計は越谷市に通勤通学する人全体のデータ(平成22年国勢調査)を使用して推計をしたものです。事業所と最寄駅との距離、男女の別、雇用形態などは考慮していません。
※2種類の利用交通手段を使う人のうち、自家用車の使用者については、自宅から乗車し、事業所の駐車場を使用しないと仮定しています。 (以下同じ)
表示された結果は、自宅で勤務する人も含まれています。
また、高校や大学などへ 「通学する人」も含まれています。
これらを考慮して、他の統計と組合せて詳細な推計をすることもできます。
通勤通学者のうち、自宅勤務者は交通手段を利用しないので、対象から除きます。
越谷市に通勤通学する人 113,556人のうち、ツールで算出した自宅勤務 10,806人を除き、102,750人を対象に考えていきます。
ツールで算出した人数は、通勤者と通学者の合計となっています。
ここでは、国勢調査の別の統計表を使って、通勤者数を調べます。
次の表から、「越谷市で従業・通学する者」の人数を調べて、表にまとめてみます。
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200521&tstat=000001080615&cycle=0&tclass1=000001101935&tclass2=000001101955&tclass3=000001101966&second=1&second2=1
4 従業地・通学地による常住市区町村、男女別15歳以上就業者数及び15歳以上通学者数(15歳未満通学者を含む通学者-特掲) -都道府県、市町村
越谷市で従業・通学する人のうち、就業者(通勤者)は、90,355人だとわかりました。さらに交通手段別人数を推計していきます。
さて、ツールにより算出した通勤通学者の交通手段別人数を再度確認してみましょう。
ここでは、自家用車、ハイヤー・タクシー、オートバイの利用者(2種類の交通手段利用者を含む)は、通学者はなく、すべて通勤者であると仮定します。
そこで、自家用車等の利用者の人数を見てみますと、次の表のとおり36,597人となりました。
越谷市への通勤通学者のうち、自家用車等の利用者は通勤者が100%としましたが、他の交通手段の通勤者数を算出するため、自家用車等を使用しない通勤者の割合を推計します。
自家用車等を使用しない通勤者の割合は、81.26%になりました。
次に、交通手段別の通勤者数を計算してみましょう。
下記のように、越谷市に通勤する人の交通手段別人数が推計できました。
通勤者の交通手段別人数の推計から、交通手段別人数の通勤者全体に占める割合(構成比)を計算します。
通勤者の交通手段別人数構成比(%) = 交通手段別の通勤者数 ÷ 通勤者数計 × 100
これまでの計算で、自家用車利用者は、通勤者の約32%と推計できました。
この構成比に募集従業員数を乗じることにより、募集する従業員用の駐車場の目安がわかり、駐車場の台数を検討することができます。参考になさってください。
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