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掲載日:2023年7月10日
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(落ち葉掃きの様子:所沢市下富)
令和5年7月 国連食糧農業機関(FAO)により、「武蔵野の落ち葉堆肥農法」が世界農業遺産に認定されました。
武蔵野台地に位置する川越市、所沢市、ふじみ野市、三芳町は、火山灰土に厚く覆われ作物が育ちにくい土地でしたが、江戸時代から多くの木を植えて平地林(ヤマ) として育て、木々の落ち葉を掃き集めて堆肥にして畑に入れ、土壌を改良してきました。
こうした取組が360 年以上にわたり続けられてきた伝統農法を「落ち葉堆肥農法」と呼びます。
この「落ち葉堆肥農法」は今も受け継がれており、平地林が各市町全域にその面影を多く残し、育成・管理されて景観や生物の多様性を育むシステムが作られています。
世界農業遺産とは、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承されてきた独自性のある伝統的な農林水産業と、それに密接に関わって育まれた文化、ランドスケープ及びシースケープ、農業生物多様性などが相互に関連して一体となった、世界的に重要な伝統的農林水産業を営む地域(農林水産業システム)であり、国際連合食糧農業機関(FAO)により認定されます。
※世界農業遺産の詳細は、農林水産省のHP(別ウィンドウで開きます)をご覧ください。
平成29年3月 | 日本農業遺産認定 |
令和3年2月 | 世界農業遺産国内選考通過 |
令和3年10月 | 国際連合食糧農業機関(FAO)へ世界農業遺産認定申請書を提出 |
令和5年6月 | 国連食糧農業機関(FAO)による現地調査 |
令和5年7月 | 世界農業遺産に認定 |