高精度3Dスキャナによる形状測定
大分類/中分類 |
測定及び検査/精密測定 |
試験の内容 |
- Carl Zeiss GOM Metrology社のATOS Q 12Mを使用し、測定対象にプロジェクタから縞模様のパターン光を投影してそのコントラストを2個の高精度CMOSカメラで撮影することによって、測定対象の表面形状の3Dデータを作成(3Dスキャン)します。

- 得られる3DデータはSTLですが、リバースエンジニアリングソフトウェアGeomagic Wrapを使用することにより、IGES, STEP, X_T(Parasolid), SAT等に変換することも可能です。
- STEP等のCADデータをご提供いただければ、CADデータと3Dスキャンデータの照合(比較)を行うことも可能です。
【キーワード】
3Dスキャン / 3次元スキャン / 実物から3Dデータ / CADデータとの照合 / CADデータとの比較
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成績書の内容 |
スクリーンショット画像
ただし、成績書とは別に電子データSTL, IGES, STEP, X_T(Parasolid), SAT等の提供も可能です。
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測定例 |

- 緑色の部分はCADデータ(設計データ)との差が少ない箇所です。
- 赤色に近い暖色部分はCADデータ(設計データ)よりプラス(盛り上がっている)の箇所です。
- 青色に近い寒色部分はCADデータ(設計データ)よりマイナス(凹んでいる)の箇所です。
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試料持ち込み時の注意 |
- 色の暗いもの・光沢のあるもの・透明体などはカメラが認識できないため、ハレーション防止用スプレーなどでつや消し白色に塗装する必要があります。原則、お客様で塗装をお願いいたします。
- 高精度に測定するためには、測定対象に指定のポイントシールを貼り付ける必要があります。
- 塗装やポイントシールの貼付けを行いますので、お預かりした試料は原則としてご依頼時の状態では返却できません。一品物、現品限りのような試験品 につきましては、その点をご理解の上でご依頼ください。(貴重品と判断される場合、ご依頼をお断りする場合があります。)
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その他の注意 |
- 色の暗いもの・光沢のあるもの・透明体などはカメラが認識できません。
- 500[mm]を超える測定対象は測定が難しい場合があります。
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単位 |
1時間 |
金額 |
5,410円(1時間を増すごとに4,540円を加える) |
備考 |
この機器は、2024年度公益財団法人JKAの「公設工業試験研究所設備拡充補助事業」(オートレースの補助金)により整備しました。 |
本試験に関する
お問合せ先
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048-265-1376(機械技術担当) |
※詳しい試験内容や試料、測定条件等については、ご相談・お問い合わせください。
※試料を加工、採取する前に、一度お問い合わせください。
試験のご利用方法