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掲載日:2022年12月27日
Q 松井 弘 議員(自民)
県内には多くの和文化が存在します。代々受け継がれてきた郷土芸能や茶道、生け花、また、新たに生まれ県内様々な地域に定着してきていて、愛されるようになった鳴子踊りもあります。
和文化は心の豊かさを育むと同時に、人と人のつながりを生み、地域の結び付きを深める役割も果たしてきました。私自身、長年にわたり地元朝霞市の彩夏祭での鳴子踊りを通じて地域の振興に携わり、改めて和文化が地域のきずなを深める様子を目の当たりにしてきました。
その和文化がコロナ禍において発表の機会がなくなり、活動の縮小や休止を迫られるなど、苦境に立たされています。私は、人と人をつなぎ、地域を守るためにも、和文化のともしびを消さないように取り組んでいくことは大変重要だと考えます。それがまちづくりの一つと感じているからです。
県は、こうした和文化を支援するため、昨年度まで大宮公園において埼玉WABISABI大祭典を開催してきました。また、今年度はイオンレイクタウンmoriにおいて埼玉県和文化フェスタ2022を開催しています。いずれのイベントにおいても、和文化団体に発表の場を提供するとともに、その魅力を発信することができたものと感じていますが、しかし、地域を巻き込んでの事業となっているのか疑問です。
このようにイベントを継続していくのであれば、人と人をつなぐ、そして、地域の結び付きのできるような工夫が必要かと考えます。和文化団体の支援を一層推進していただきたいと思いますが、開催に当たってはこれまで和文化に余り関心のなかった方々にも関心を持ってもらえるように広く発信することが重要と考えます。和文化の魅力を発信するために、和文化イベントの開催方法を工夫することが重要と感じています。
県民生活部長の見解を伺います。
A 真砂和敏 県民生活部長
議員御指摘のとおり、イベントを継続し、和文化団体の支援を一層推進するためには、これまで和文化に興味のなかった方に、いかにその魅力を知ってもらうか、ということが重要でございます。
そのため、今年度はイオンレイクタウンmoriで「埼玉県和文化フェスタ」を開催いたしました。
週末の買い物客で賑わう中、これまで和文化との接点がなかった方々に、郷土芸能やいけばな、茶道などの魅力を大いに発信することができました。
出演した団体からは、「発表の機会が得られ、今後の活動の意欲が増した」という声が、また、来場者からは、「和文化に興味を持ち、自分もやってみたいと思った」などの声が寄せられました。
和文化フェスタの開催に当たりましては、今後も無関心層にその魅力をアピールできるよう商業施設など人が多く集まる場所で開催してまいります。
また、御来場いただいた方と団体が交流できるような演目や体験コーナーを設けるなど、地域の結びつきが生まれるきっかけになるような工夫を行ってまいります。
さらに、様々な団体に御出演いただき県全域での盛り上げを図るため、開催地を変えるなど、出演団体や来場者が特定の地域に偏ることのないよう配慮してまいります。今後とも、こうした取り組みを通じまして、より多くの方に和文化の魅力を発信してまいります。
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