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掲載日:2023年12月1日
Q 荒木裕介議員(自民)
「糖尿病」や「高脂血症」の患者さんの心筋梗塞、脳梗塞予防薬として一番多く処方されている薬は抗血小板剤のバイアスピリンと思われます。バイアスピリンに限らず、薬の使用量や服用者数は医療機関から提出される診療報酬の明細書であるレセプトデータから得ることができると思われますが、レセプトのビッグデータについては厚生労働省は把握しているものの、都道府県はそのビッグデータにアクセスできない状況と伺っております。患者さんの個人情報は不要にしても、どの薬が年間何人ぐらいに処方され、年間の総使用量が幾らくらいといった基礎データを都道府県も把握しておかないと、的確な健康長寿政策が打てないと考えます。
今後、国にレセプトのビッグデータの開示を請求していくべきと考えますが、保健医療部長の御見解をお伺いいたします。
A 本多麻夫 保健医療部長
レセプト情報から得られる使用された薬の種類や量に関するデータは、様々な疾病の傾向や治療状況を知る上で有用な情報の一つであると考えております。
しかしながら、レセプトには、患者の住所地の情報が無いこと、「脳梗塞疑い」など未確定の病名やすでに治ってしまった病名も記載されており、集計上、取扱いには注意すべき点もございます。
国は、患者個人の病歴などセンシティブな情報の取扱いについて極めて厳格なルールを定めており、都道府県もレセプト情報を容易には活用できない状況となっております。
全国から集められるレセプト情報の活用方策については、本来、データの収集・加工を行っている国の責務において、全国統一的な方針を示すべきであると考えております。
このため、県の保健医療施策の企画立案・評価に活用が期待されるデータについて提供していただけるよう、国に働き掛けてまいります。
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