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掲載日:2019年10月17日
Q 沢田 力議員(自民)
23歳以下の若手技術者がその技能を競う、第54回技能五輪全国大会が10月21日から山形県で開催されます。優秀者は、来年10月にUAE、アブダビで開催される第44回技能五輪国際大会へ出場することが可能となります。埼玉県からは53名の若者が出場する予定で、9月9日には埼玉県選手団の結団式、選手激励会が開催されました。選手の皆さんは全国大会出場へ向け日夜研さんを重ねてきており、全国大会での健闘を期待したいものです。
全国大会では、合計41職種の競技が行われます。機械組立てなどの機械系、構造物・鉄工などの金属系、メカトロニクスなどの電子技術系、建築・大工などの建設・建築系、日本料理などのサービス・ファッション系、そして情報通信系など多種多様です。
埼玉県の成績を振り返ると、昨年は金賞と銀賞はゼロ、銅賞は6つ、敢闘賞が10あります。ものづくりで有名な愛知県は、11年、11回連続で最優秀技能選手団賞を獲得しており、埼玉県は大きく水をあけられています。ものづくり技能フェスタのような啓発活動を通じてものづくりの裾野を広げるとともに、トップレベルを引き上げることも必要です。
そこで、産業労働部長に質問します。
埼玉県のものづくりを担う人材育成について、県庁はどのように取り組んでいくのでしょうか。
A 立川吉朗 産業労働部長
技能五輪全国大会は、都道府県を代表する選手約1,200人が金賞を目指して競い合うという、技能の道を志す若者にとって最高の晴れ舞台です。
出場選手は大企業の社員も多く、例えば、議員御指摘の愛知県選手団は半数以上をトヨタ自動車グループの社員が占めております。
こうした大企業が技能五輪を重視いたしますのは、若手社員が全国一を目指して切磋琢磨することが企業全体の技能レベルの向上につながるからです。
一方、本県の出場選手は、中小企業やものつくり大学、県立高等技術専門校の学生などがほとんどですが、一昨年は金賞2人を含む18人が入賞し、全国5位にあたる特別賞という立派な成績を上げております。
技能五輪の入賞者が増え、それに刺激されて入賞を目指す若者が増えれば、県全体の技能水準の向上につながります。
そのため、まず技能者の登竜門である技能検定の受検を埼玉県職業能力開発協会などと連携し、県内企業や大学、高校に強力に働きかけてまいります。
さらに、トップレベルの引き上げのため、埼玉県技能士会連合会などと連携いたしまして熟練技能者による指導を行い、技能五輪などを目指す若者の技能向上にしっかりと取り組んでまいります。
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