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掲載日:2022年1月20日
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大久保浄水場での一か月当たりの使用電力量は約800万kWhで、おおよそ一般家庭2万8千軒分に相当する大量の電気を使用してます。
また、使用する電気の約90%は、取水ポンプ及び送水ポンプの運転により消費されています。
このようなことから、取水及び送水ポンプをより効率的に運転できるように、電気設備等の更新に合わせてポンプ回転数制御装置(VVVF装置(注))を導入し、大幅な省エネを図ることができました。
注)VVVF装置(可変電圧・可変周波数の略)とは、モーターを最適な回転数で動作させるために、インバータにより任意の周波数と電圧を発生させる装置のことです。
なお、家庭用空調機のインバーターエアコンでも、最適な回転数に調節することにより省エネを図っています。
導入以前の取水ポンプでは、水量の調節はポンプ運転台数で行っており、ポンプは一定量を汲み上げるため、余分な水は取水ポンプ井へ戻っていました。
ポンプの回転数を調節することにより、余分な水の汲み上げがなくなり、省エネを図ることができました。
導入前と比較して、令和2年度の当該取水ポンプによる使用電力量は11.1%の削減となり、電気代は約1667万円削減できました。
電力量 |
二酸化炭素 |
|
---|---|---|
年間削減量 | 122万kWh | 537t-CO2 |
(令和2年度平均単価13.7円/kWh)
導入以前の送水ポンプでは、ポンプ運転台数と送水調節弁(バルブ)を絞ることにより、送水流量と圧力を調節していました。
ポンプの回転数を調節することにより、送水調節弁(バルブ)を絞ることにより生じていたエネルギー損失をなくすことができ、省エネを図ることができました。
導入前と比較して、令和2年度の当該送水ポンプによる使用電力量は20.6%の削減となり、電気代は約2億5028万円削減できました。
電力量 | 二酸化炭素 | |
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年間削減量 | 1824万kWh | 8063t-CO2 |
(令和2年度平均単価13.7円/kWh)
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