環境科学国際センター > 試験研究の取組 > 研究課題 > 平成30年度研究課題一覧 > 平成30年度研究課題(水環 H30-R01 県内河川の魚類生息密度推測法)
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掲載日:2023年2月1日
県内河川の水質は以前より大きく改善されており、今後は生物多様性に着目した施策等の展開が望まれています。そのためには生物調査が必要となるが、捕獲調査は多くの人員と時間を要する上、結果が調査者の技術練度に依存したり、希少生物調査では作業に伴い生息環境を荒らしてしまう恐れがあります。近年、環境DNA(eDNA)分析による生物調査が注目されており、この手法の併用により、調査の効率化と精度の改善が期待されます。eDNAとは、生物から排泄物や代謝物等を通じて環境中に放出されたDNAのことで、これを分析することで、存在する生物の種類や調査対象となる生物の在・不在等を調べることができます。本研究では、魚類生息密度推測法へのeDNA分析の適用と実用化の検討を行います。具体的には、本県の主要河川で生態系被害等が報告されている特定外来種のコクチバス等を対象に、生息密度推測法を検討します。
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