環境科学国際センター > 試験研究の取組 > 研究評価の取組 > 平成26年度第1回研究評価 > H26第1回審査会コメント2/研究課題(化学 H26-H28 河川水中ネオニコチノイド)
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掲載日:2023年1月12日
先行研究により、県内においてネオニコチノイド系殺虫剤が広く使用されていることがわかりました。ネオニコチノイド系殺虫剤は、近年、脊椎動物に対する免疫機能や生殖機能の低下などの慢性毒性が報告され、生態系への影響が懸念されています。また、海外では、すでに使用されている新規のネオニコチノイド系殺虫剤スルホキサフロールや、ネオニコチノイド系殺虫剤と同様の影響が懸念されているフェニルピラゾール系殺虫剤フィプロニルも注目されるようになってきましたが、これらの殺虫剤については、その存在実態も明らかとなっていません。これらだけでなく、従来のネオニコチノイド系殺虫剤についても、河川水中濃度の長期的な変動や、その起源は明らかとなっていません。発生源の推計や各種リスク評価の基礎資料とするため、先行研究で対象としたネオニコチノイド系殺虫剤7化合物とスルホキサフロールおよびフィプロニルの河川水中濃度の年間変動と農業活動や気象条件との関連性に加え、検出地域の拡大縮小傾向および地域的特徴の把握を目的とします。
河川水中ネオニコチノイド系殺虫剤濃度の年間変動
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