水稲

  比企地域の水田は、恵まれた自然に囲まれた豊かな農山村地域であり、新鮮で安心な食糧供給基地としての役割のほか、緑地空間として自然環境の保全や住民に安らぎと潤いを提供する等、多面的な機能を果たしています。

  比企地域の水稲は、荒川と入間川に挟まれた中流域の平坦水田地域から、ため池や谷津田が点在する西部の丘陵中山間地域、秩父山系中山間山添地域まで、変化にとんだ豊な自然環境の中で栽培されています。

  この地域では、「コシヒカリ」「キヌヒカリ」「彩のかがやき」「彩のきずな」など多様な品種が栽培されています。

  4月下旬から5月中旬にかけて田植えを行う比較的平坦な水田地帯から、5月下旬から6月上旬に田植えを行う山沿いの水田地帯まで、比較的長期間にわたり水稲が栽培されています。中には、小麦を収獲した後、そのほ場に6月の下旬頃に田植えをして10月頃出荷する所もあります。

  管内の直売所などで、その場で精米した新鮮なお米を販売しています。精米したお米は、冷暗所に保存し、鮮度が落ちないうちにお召し上がりください。