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掲載日:2024年4月5日
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埼玉県では、これまで2回にわたり都市計画道路の一斉見直しに着手してきました。
しかし、現在でも全体の約36%(約863km)が、未整備となっているほか、都市計画以外の手法で整備された路線については、現道の道路区域が都市計画道路区域と一致していない区間なども確認されています。
このような中、本県を取り巻く社会経済情勢や道路行政に対するニーズは多様化しており、都市の骨格を定める都市計画道路についても、コンパクト・プラス・ネットワークなど都市の再構築の取組等を勘案しながら、目指すべき都市構造と対応したものであるかを再検証する必要があることから、令和2年7月に「都市計画道路の検証・見直し指針~都市の将来像を見据えた都市計画道路の見直し~」を策定し、第3回目の一斉見直しに取り組むこととしました。
なお、本指針では、未整備の路線や事業中の路線に加えて、整備が完了した路線についても対象とし、必要性、構造の適正さ、地域の実情などを踏まえた検証・見直しを進めていきます。
埼玉県では、平成16年度から取り組んだ「長期未整備都市計画道路の見直し」により、都市計画決定後、長期間にわたり整備されていない都市計画道路について見直し作業を行いました。
こうした中、県内の都市計画道路は着実に整備が進んでいるものの、全体の約42%、約1,037kmは未整備となっており、埼玉県においても本格的な人口減少・超高齢社会の到来が迫っていることから、こうした社会情勢を踏まえ、平成25年6月に「都市計画道路の検証・見直し指針~社会状況の変化に対応した都市計画道路の見直し~」を策定し、必要性に加え、構造の適正さの視点に重点を置き検証を行い、必要となる見直しに取り組むこととしました。
なお、本指針では、対象を都市計画決定の時期によらず、全ての未整備路線(自動車専用道路等は除く)に範囲を広げるとともに、事業中区間も含め、検証・見直しを進めていきます。
この結果、26路線、約35kmを選定し、20路線、約27kmについて見直しを行いました。
埼玉県では、都市計画決定後、長期間にわたり整備がされていない都市計画道路について、社会状況の変化を踏まえ、平成17年3月に「長期未整備都市計画道路の見直しガイドライン」を策定し、市町村と連携して、県内一斉に必要性を再検証し、見直しを進めてきました。
平成17年度には、見直し候補路線を選定し、平成18年度には、将来道路網の需要予測などを踏まえ見直し路線を選定しました。
平成19年度以降は、見直し路線について、住民の皆様の御理解をいただきながら、都市計画の変更手続きを進め、平成24年度までに46路線、約51kmの廃止、10路線の線形又は幅員変更を完了しました。
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