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掲載日:2022年12月21日
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埼玉県では、県民のみなさまが広くアルコール関連問題への関心と理解を深めることを目的として、平成30年11月21日(水曜日)にアルコール関連問題啓発フォーラムin埼玉を開催しました。
当日は、漫画「酔うと化け物になる父がつらい」作者の菊池真理子さんによる基調講演や元サッカー日本代表の前園真聖さんを交えたトークセッションなどを行い、約300名のかたにご参加いただきました。
平成30年11月21日(水曜日)14時~16時30分
上尾市文化センター(上尾市二ツ宮750)
アルコールに関係した問題のすべてをアルコール関連問題と呼んでいます。
これには様々な健康問題や社会問題が含まれています。
また、問題は飲酒する当人に限らず、当人を取り巻く周囲の人々や親の飲酒の影響を受けた胎児や子供などにも広がっています。
詳細はアルコール健康障害対策のページへ
「夜寝ているとめちゃくちゃに撫でられて起こされる、それが人生最初の記憶…」
父のお酒の飲みかたに振り回された菊池真理子さん。
小学生の頃、毎週末自宅には父の飲み仲間が集まって朝から晩まで、時には翌朝まで麻雀が行われていて、父親に遊んでもらえなかったこと。
中学2年生のときに母が自殺したこと。
それでも父親はお酒の飲み方を変えなかったこと。
"アルコール依存症の父を持った娘"としての菊池さんの体験談に心を動かされたかたも多かったのではないでしょうか。
「これから生まれてくる子供たちは、誰も親の飲酒で悲しまなくてすむように。」
講演は菊池さんの願いで締められました。
トークセッションは、大学教授の吉岡幸子さん、精神科医師の合川勇三さん、漫画家の菊池真理子さんの3者の登場で始まりました。
「お酒とのつきあいかた」をテーマに、「アルコール関連問題」、「アルコール依存症のかたの家族」、「困ったときの相談先」などについてお話しいただきました。
合川さんからはアルコール関連問題全般のことから、アルコールが身体に及ぼす影響などの医学的見地からのお話まで、吉岡さんからは、アルコール依存症のかたの家族のことや治療につなげるための相談先などのお話がありました。
また、菊池さんには第1部に引き続きアルコール依存症者の家族としての立場からご出演いただき、父が依存症であると気づかなかった経験から、依存症が病気であるとの認識が広まり、治療に結びついてほしいとのお話がありました。
後半には、元サッカー日本代表の前園真聖さんが登場。「断酒をしている人代表」として、断酒してよかったことや周りのかたとのつきあいかたなど御自身の経験を交えながらお話しいただきました。
「お酒とのつきあいかた」について、それぞれの立場からお話しいただきました。 |
断酒について御自身の経験を交えながら語る前園真聖さん。 |
コバトン、さいたまっち、ヌゥもお手伝いしました! | 出演者のみなさま、ありがとうございました。 |
会場内ホワイエは、団体等のブースで賑わいました。
また、埼玉県マスコット「コバトン」「さいたまっち」、さいたま市PRキャラクター「ヌゥ」も登場し、大いに盛り上げていました。
埼玉県のブースでは、県のアルコール健康障害対策について展示を行いました。 | さいたま市のブースでは、アルコール依存症や相談先について展示を行いました。 |
出演者紹介コーナーでは、当日の出演者について展示形式で紹介しました。 | |
埼玉県及びさいたま市の施策等についてPRを行いました。 | 埼玉県マスコット「コバトン」やさいたま市PRキャラクター「ヌゥ」もブースを訪れて楽しんでいました。 |
公益社団法人埼玉県断酒新生会のブースでは、アルコール依存症について啓発活動を行いました。 |
社会福祉法人あげお福祉会のブースでは、社会福祉法人での生産物販売を行いました。 |
特定非営利活動法人アスクのブースでは、飲酒運転防止地域啓発活動として、クイズ等を行いました。 | ご参加いただいたかた、ご協力いただいたかたありがとうございました! |
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