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掲載日:2025年3月31日

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特定健診・特定保健指導制度の概要とQ&A

埼玉県のマスコット コバトン

「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づき、医療保険者は平成20年4月から「特定健康診査」・「特定保健指導」を実施することになりました。

「特定健診・特定保健指導」は、メタボリックシンドロームに着目した「健診」によって生活習慣病のリスクを早期に発見し、その内容を踏まえて運動習慣や食生活、喫煙といった生活習慣を見直すための「特定保健指導」を行うことで内臓脂肪を減少させ、生活習慣病の予防・改善につなげるものです。

【政府広報】生活習慣病の予防と早期発見のために

「特定健診・特定保健指導」とは?

対象となる人は?

40歳以上75歳未満の医療保険加入者が対象です。
会社員や公務員のかたなど勤務先で行われる健診を受ける場合、健診項目に特定健康診査も含まれていますが、それ以外のかたについては別途、加入している医療保険から受診券や受診案内が届きますので、指定の実施場所で受診する必要があります。詳しくは、加入している医療保険に確認してください。

特定健康診査とは?

特定健康診査は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した健診で、以下の項目を実施します。

基本的な項目
  • 質問票(服薬歴、喫煙歴等)
  • 身体計測(身長、体重、BMI、腹囲)
  • 理学的検査(身体診察)
  • 血圧測定
  • 血液検査
  • 脂質検査(空腹時中性脂肪、やむを得ない場合には随時中性脂肪
    (空腹時(絶食10時間以上)以外に採血を行う))、HDLコレステロール、LDLコレステロール)
  • 血糖検査(空腹時血糖又はHbA1c、やむを得ない場合には随時血糖)
  • 肝機能検査(AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GT(γ-GTP))
  • 検尿(尿糖、尿蛋白)
詳細な健診の項目

※一定の基準の下、医師が必要と認めた場合に実施

  • 心電図検査
  • 眼底検査
  • 貧血検査(赤血球、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値)
  • 血清クレアチニン検査

メタボリックシンドロームの診断基準は?

以下の2つに該当する場合、メタボリックシンドローム該当者又は予備群と診断されます。

  • 周囲が基準以上(男性85センチメートル、女性90センチメートル)
    ※内臓脂肪面積の測定ができる場合には、男女ともに内臓脂肪面積が100㎠以上
  • 血圧、血糖、脂質の検査値が規定値以上

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特定健診を受けた後は?

特定健康診査の結果により、生活習慣の改善が必要と判定された場合 (※)、加入する医療保険から特定保健指導が実施されます。
※メタボリックシンドロームの診断基準と特定保健指導の判定基準は異なります。

特定保健指導とは?

健診で生活習慣病のリスクが高いと判定された場合でも、ふだんの生活習慣を改善することによって、生活習慣病の予防や健康状態の改善が期待できます。
特定保健指導では、医師や保健師、管理栄養士などによって対象者一人ひとりに合わせた生活習慣を見直すためのアドバイスなどの支援が行われます。その内容は、リスクの程度(血圧、血糖、脂質、喫煙歴など)に応じて「動機付け支援」又は「積極的支援」の2つがあります。  

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よくある質問と答え(厚生労働省:広報用資料より)

誰が特定健診を受けられるの?

特定健康診査は、実施年度において40~74 歳となる医療保険の加入者(毎年度4 月1 日現在で加入している者)が対象です。
なお、事業主健診の受診者は、事業主健診の項目に特定健康診査の項目が含まれていることから、医療保険者が事業主健診の結果を事業主や受診者等から受領できる場合は、別途特定健康診査を受ける必要はありません。

特定健診・保健指導を受けるためにはどうすればいいの?

医療保険者から、対象者に受診券(保健指導は「利用券」)や受診案内が届きます(郵送や手渡し等)ので、届き次第、受診券(利用券)と被保険者証を持って、医療保険者の案内する実施場所に行きます。
行く前に健診・保健指導機関(実施機関)に実施時間等を確認するとともに、必要に応じ、日時を予約して下さい。

どこで特定健診・保健指導を受けられるの?

特定健康診査・特定保健指導を受けやすくするため、医療保険者が受けられる体制を整えます。
詳しい実施場所は、加入している医療保険者にご確認ください。

受けるのに費用はかかりますか?

費用は主に医療保険者が負担しますが、医療保険者によっては、費用の一部を自己負担として、受診者が、受ける時に、実施機関の窓口で支払うこともあります。
自己負担の有無、金額あるいは負担率は、医療保険者で異なりますが、具体的な金額等は受診券(利用券)に印字されています。

特定健診・保健指導を受けた後はどうなるの?

特定健康診査を受けた約1~2 ヵ月後に、ご本人に健診結果とそれに合った生活習慣の改善に関する情報が実施機関から届きます。なお、健診結果データは医療保険者にも送付されます。
医療保険者では、受けとった健診結果データから、特定保健指導の対象者を抽出し利用券などをご案内することになります。
特定保健指導の場合は、指導結果データが医療保険者に送付されます。

プライバシーが守られるか心配だけど、大丈夫?

医療保険者は個人情報保護法に従い健診・保健指導の結果データを厳重に管理することが義務付けられており、漏洩被害があった場合等は、法律で罰則が定められています。
また、実施機関は、委託元である医療保険者の個人情報保護規定を遵守し、受診者のプライバシー情報を守ることが求められており、同様に法律で罰則が定められています。

実施機関は選べるの?

医療保険者が整備した実施体制(医療保険者自身で実施する場合は医療保険者、委託により実施する場合は委託先)のうち、医療保険者がご案内したところであれば、自由に選ぶことができます。
なお、実施体制は、厚生労働省で定めている施設や人員等に関する基準(※)を満たしていることが前提となります。

特定健診・特定保健指導の外部委託基準(外部リンク)

特定健診・保健指導を受けないとどうなりますか?

特定健康診査・特定保健指導は、加入者ご本人に受診・利用を義務付けられたものではありませんが、受けない場合は、ご自身の生活習慣を見直す機会を逃してしまうことになりますので、なるべく積極的な受診・利用をお願いします。
未受診の方には、医療保険者から受診券・利用券が届いているかの確認等の連絡が入る場合がありますので、ご理解とご協力をお願いします。

メタボリックシンドロームの基準に該当したり、特定保健指導の対象になった人は保険料が上がりますか?

メタボリックシンドロームの基準に該当したり、特定保健指導の対象になったことが理由でご自身の保険料が上がることはありません。前の問での回答の通り、ご自身の生活習慣を見直すよい機会ですので、現在の健康状態を確認したり、保健指導の対象になった場合は、積極的に保健指導をご利用ください。

がん検診・骨粗しょう症検診等はどこで受けられますか? 同時に受けられますか?

がん検診・骨粗しょう症検診などは、これまでどおり、市町村が提供体制を整えます。詳細はお住まいの市町村にご確認ください。
また、医療保険者でも、がん検診や人間ドック等を実施しているところもあります。
特定健康診査の会場で、がん検診を同時に受診できる体制を整えるところもあります。詳しい受診方法等は、加入している医療保険者やお住まいの市町村にご確認ください

 

お問い合わせ

保健医療部 健康長寿課 健康長寿担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎4階

ファックス:048-830-4804

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