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掲載日:2020年8月20日
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知事
どうもお疲れ様でございます。
今日は、第13回埼玉県新型感染症専門家会議を開催をさせていただきました。私の方から簡単にまず申し上げておきますと、まず今の現状についてご相談させていただきました。国が示してきたピークとか、様々な重症者数とかが現実には異なっています。このような中で今やられている知見を含めて、我々は今、そして今後どのような形ですればよろしいかということが1点。そしてもう一つについては、8月末まで皆さんにお願いをしておりました大規模イベント、それからプロスポーツ等について、今後はどう扱うのか、この2点についてお話を伺いました。後程お話をしたいと思いますが、先生から先にお願いします。
岡部先生
全体としての埼玉の様子を伺いまして、確かに全国もそうなんですけれども、急速に患者が増加しているよりは、ややフラットになってきた状況である。ただそれは決して安心にしていくということではないんですけれども、急増していくことに比べれば冷や冷やする状態ではない。ただ一方では軽い患者さんも含めて、医療機関に入って、その人たちが一定期間入院したり、あるいは中には、重症になる方がおられるということでは、これからフラットより少し減ったとしても、入院する人は増えてくるので、そういう意味では一般の方へのお願いとしては、3密を避けるような注意をしながら、生活をしていただければと言うのはクラスターを起こしてるところというのは大体その3密の典型的なところでクラスターを起こしているので、街を歩いてたり、あるいは散歩に行ってたりという状況では、うつしてるのはほとんどないので、その点は一般の方にお伝えしなくちゃいけないという風に思います。それが行政担当とか、あるいは医療関係者にとってはやはり医療体制の充実をぜひ図っていただきたいというのが、専門家からの意見です。それからもう一つは、学校問題も含めてマスクのことがあったんですけど、今、私もマスクを外しましたけれども、熱中症のこともあり、どちらのリスクが高いかというようなことを考えて、もし3密が避けられているようなところで、例えば広い屋外であるとか、あるいは登下校の最中であるとか、そういった時にはマスクを外してもいいんだということも、知事の方からそういうアナウンスがあったと思うのですが、そういうことも含めて専門家会議では話すことができました。全体に話す状況としてはそういうことです。
それからイベントについても、懸案であった今の状態は当面維持する。国もそういうディスカッションもちらりとあると思いますので、そのようなことを踏まえて、また検討するかもしれませんが、しかし、今の状態では現状維持というのが妥当ではないかというのが専門家会議としての意見です。以上です。
知事
先ほどに加えて、話した中身ですけれども、専門家の先生方のご意見を伺う中で、例えば、色んなことが分かってきて、例えば、スポーツジムなどでは、ほとんど感染者が今出ていない。当時の議論としては、スポーツジムと会食の席とかがですね、一緒になって議論されていたけれども、その辺は、その後の実績を見ながら、一緒ではなくて、きちっと出来てるところについては、やはり離して考えるべきじゃないかといった、ご意見もありました。また先生方からは、どうも6月後半以降の感染についてはピークアウト、山を過ぎたように数字上は見えるかもしれないけれども、まだ、それを判断するのは早いので、特に医療現場のひっ迫状況などを考え、総合的に判断しながら見ていく必要があると思う。今、岡部先生からもありましたけれども、マスクは暑いので、適切に行う必要があるけれども、特に子供さんたち、学校の場合には、適切にと言っても分からないので、はっきり外すという風に言うべきだろうという話がありました。
また、最後ですけれども、先ほど先生の方からありましたけれども、今、知見を求めている最中であるけれども、若い人のウイルス量との関係が、感染では、感染する、しないということについては、若い方のウイルス量が増えないということがあると思うので、あると思われるという兆候もあるので、今それは医学的に調べてる最中だそうです。これについて私としては、意見は分かりませんけれども、いずれにしても、高齢者を重点的に対応していくことが、行政としては適切ではないかということになりました。
最後ですけれども、大規模なイベント、1,000人以上、それから全国的な移動を伴うプロスポーツイベントについては、これまでも、条件は国が定める数にしますが、しかしながらイベント主催者、及び施設管理者に対して、段階的に低いところから始めていって、状況を見ながら、上げていって欲しいと言ってまいりました。これが8月31日で終わりますが、この求めていた条項については、引き続き、お願いをいたします。それに加えて1点、今後、付け加えさせていただくのが、国及び県の接触確認アプリを必ず導入すること、ということを入れたらどうか、ということを先生方に、今日、諮らせていただきました。もちろん決定は本部会議で行いますけれども、諮らせていただきたい。というのは、この接触確認アプリについては、当初よりも知名度というか、比較的認知度が広がっていること、さらには、こういったものを実際に運用をイベント等でして、そのやり方っていうのも広がっていくこともあるので、これはぜひやっていただきたいということで、入れたらどうかというご意見を述べさせていただいたところ、全体として専門家の先生方からは、了ということで、ご承認といいますか、ご理解いただいたと思っています。私の方からは以上です。
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