ページ番号:4724
掲載日:2019年6月24日
ここから本文です。
県民誰もが川に愛着を持ち、ふるさとを実感できる「川の国埼玉」を名実ともに実現するためには、河川汚濁原因の7割を占める生活排水を処理することが極めて重要です。
埼玉県では、市町村と連携・協力し、広域的な観点から生活排水処理施設の整備を計画的に進めるための指針として、埼玉県生活排水処理施設整備構想を策定しています。今回の構想は、平成16年度に策定したものを見直し、平成23年3月に改定したものです。
この構想の見直しのポイントは次の3点です。
なお、構想の改定により、整備完了想定年までの年平均建設費は概算で約210億円(約27%)の縮減が見込まれます。
生活排水処理施設の整備手法、事業手法とその概要は、図のとおりです。
生活排水処理人口普及率は、平成20年度末で87.0%に達しました。一方、台所、風呂などから排出される生活雑排水を未だ処理できていない県民(生活排水未処理人口)は平成20年度末で約92万人です。
河川におけるBOD環境基準達成率は、平成20年度で93%となり、過去10年間で初めて全国平均を0.7ポイント上回りました。全体としては改善傾向にありますが、一部の都市河川を中心にさらなる改善が必要な状況です。
この構想では平成37年度に生活排水処理人口普及率100%となることを目標に設定しました。生活排水処理施設の整備手法別の処理人口及び構成比率について、今後の推移は図に示すとおりです。
また、平成37年度の整備完了時点の生活排水処理施設整備区域を示した「埼玉県生活排水処理施設整備構想図」を作成しました。(構想図は、構想本編のページに掲載しています。)
この構想に基づいて生活排水処理施設の整備を推進した場合について、河川の水質予測を行いました。平成37年度には、アユが棲める水質の目安となるBOD値3mg/L以下を全ての水質測定地点のBOD年度平均値で達成し、大幅に水質が改善する見込みとなりました。
主な水質測定地点のBOD年度平均値の予測結果は図のとおりです。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください