令和5年度新幹線鉄道騒音・振動測定結果
埼玉県では、新幹線鉄道の騒音・振動対策の基礎データを得るため、東北・上越新幹線鉄道の騒音及び振動の測定を毎年実施しています。
令和5年度の測定結果については、以下のとおりです。
(1)測定地点
- ア 騒音
原則として、1測定区域について軌道中心線から外側に向かい25m、50m、100mの3地点で測定しました。
- イ 振動
原則として、1測定区域について軌道中心線から外側に向かい25mの1地点で測定しました。
(2)測定・評価方法
- ア 騒音
「新幹線鉄道騒音に係る環境基準について」(昭和50年7月29日環境庁告示第46号)に定める方法に準拠し、原則として、上り及び下りの列車を合わせて、連続して通過する20本の列車の最大騒音値を測定し、そのうちの上位半数の値をパワー平均して評価しました。
- イ 振動
「環境保全上緊急を要する新幹線鉄道振動対策について(勧告)」(昭和51年3月12日環大特第32号)に定める方法に準拠し、原則として、上り及び下りの列車を合わせて、連続して通過する20本の列車の最大振動値を測定し、そのうちの上位半数の値を算術平均して評価しました。
- ウ 適否
各測定区域において、測定地点のうち1地点でも騒音の環境基準または振動の指針値を超過している場合には、その測定区域は環境基準または指針値を達成していないものとしました。
(1)騒音
全12測定区域中6区域で環境基準を達成しました。
(2)振動
全12測定区域で指針値を達成しました。
(3)測定結果
令和5年度東北・上越新幹線鉄道騒音・振動測定結果(PDF:1,276KB)
これらの結果を踏まえ、「東北・上越・北陸新幹線、高速自動車道公害対策10県協議会」を通じ沿線自治体と連携し、東日本旅客鉄道株式会社及び独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構に対し、東北・上越新幹線に係る騒音・振動対策の推進について、引き続き、申入れを行ってまいります。