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掲載日:2024年12月26日
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おはようございます。埼玉県知事 大野 元裕です。
埼玉県は日本酒の都道府県別 出荷量で全国4位、関東地方ではトップであることをご存知でしょうか。令和5年度の出荷量は2万2千キロリットル余り。埼玉県は、全国有数の酒どころといえるでしょう。
埼玉県の日本酒は、その量だけでなく品質でも高い評価を得ています。毎年恒例の「全国新酒鑑評会」では、埼玉県から10点が入賞し、うち3点は特に優秀として金賞を受賞しました。こうして評価されることは、技術の向上や地元の資源を生かした商品造りなど、酒蔵の皆さんの日々のご努力があってこそだと考えます。
また、私自身、埼玉の日本酒の魅力を海外へも紹介しています。去年11月には、マレーシアにおいて100人を超える現地バイヤーを前に日本酒を含めた県産品の魅力を語らせていただき、商談につなげています。
さらに、今年9月には「日本・米国中西部会 日米合同会議」への出席のためアメリカ オハイオ州を訪問しました。現地では県産品の販路開拓イベントを開催し、埼玉県の酒蔵などが出展する中、現地のバイヤーやレストラン関係者ら128人にPRしました。出展者からは「現地の反応がよく、手応えを感じた」などとの声が聞かれました。
師走を迎え、お酒に親しむ方もいらっしゃるかと思います。忘年会や新年会では、国内外で評価される埼玉の日本酒で乾杯するのはいかがでしょう。県産の日本酒を応援していただける方、ぜひお店に行った時には「埼玉の日本酒を!」とリクエストしてください。帰省の折のお土産にもぴったりです。
埼玉県には多くの酒蔵があり、県内を流れる豊かな川から生まれた伏流水を使うなど、蔵ごとの特徴を生かした酒造りに取り組んでいます。江戸時代に創業したり、「三方よし」で知られる近江商人にルーツがあるなど歴史を刻む酒蔵には、往時の風情を残す建物もあります。県内を観光しながら酒蔵を巡り、お気に入りの一本を探してみるのもお薦めです。
折しも、ユネスコの評価機関から勧告があり、日本の「伝統的酒造り」が無形文化遺産に登録される見通しとなりました。この追い風を生かし、これからも埼玉の日本酒の魅力を国内外に発信していきます。埼玉の日本酒の世界を楽しみましょう。
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