早わかり！統計で見る埼玉県の動き（月刊統計資料 平成21年8月号）

1.県推計人口(8月1日現在)から

県人口716万人、世帯数291万世帯

• 平成21年8月1日現在の推計人口は、7,166,424人（男3,604,850人、女3,561,574人）で、前月に比べ1,966人(0.03％)増加した。この内訳は、自然増減1,328人の増加（出生5,391人、死亡4,063人）、社会増減638人の増加（転入27,037人、転出26,399人）であった。なお、世帯数は2,917,584世帯であった。 

2.毎月勤労統計調査(6月)から

賃金指数（現金給与総額）、労働時間指数（総実労働時間）及び常用雇用指数とも引き続き減少

• 毎月勤労統計調査の平成21年6月分によると、事業所規模5人以上調査産業計の1人平均現金給与総額は359,233円、総実労働時間数は144.1時間、推計常用労働者数は1,840,469人であった。
• 各指数を前年同月と比較してみると、賃金指数（現金給与総額）は5.7％減少、賃金指数（定期給与)は1.0％減少、賃金指数（所定内給与）は0.6％増加、労働時間指数（総実労働時間）は2.3％減少、労働時間指数（所定外労働時間）は13.2％減少、常用雇用指数は1.6％減少した。 

3.県鉱工業指数(6月)から

生産指数、出荷指数が上昇

• 平成21年6月の埼玉県鉱工業指数（季節調整済、平成17年平均＝100）は、生産78.5、出荷74.7、在庫78.4、在庫率142.3で、前月と比べ、生産は2.1％、出荷は1.4％上昇となり、在庫は5.2％、在庫率は9.5％低下となった。
• 生産指数を22業種別に前月と比べると、電気機械工業・輸送機械工業などが上昇に寄与し、化学工業・その他製品工業などが低下に寄与した。 

4.消費者物価指数(6月)から

消費者物価指数（総合）、対前月比は0.3％下落、対前年同月比は1.1％下落

• 平成21年6月のさいたま市の消費者物価指数（平成17年平均=100）は総合で100.2となり、対前月比は0.3％下落、対前年同月比は1.1％下落した。対前月比が0.3％下落となった要因は、「食料」「光熱・水道」などが下落したことよる。 

5.家計調査(6月)から

勤労者世帯の消費支出は前年同月比で12.7％の減少

• 平成21年6月のさいたま市の勤労者世帯1世帯当たりの実収入は、776,647円であった。このうち、所得税等の非消費支出を差し引いた可処分所得は631,109円で、実収入に占める割合は81.3％（前年同月79.6％）であった。
• 消費支出は323,056円で、前年同月に比べて12.7％減少し、実支出に占める割合は68.9％（前年同月69.3％）、可処分所得に占める割合（平均消費性向）は51.2％（前年同月58.0％）であった。