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掲載日:2022年4月20日
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知事
お疲れ様でございます。私の方から、本日は2点、報告をさせていただきたいと思います。まずは、彩の国工場の募集についてであります。令和4年度、新たに指定をいたします彩の国工場を、募集させていただいております。この彩の国工場とは、豊かな彩の国づくりのパートナーとして、地域に開かれ、地域に愛される県内の工場を、県として指定させていただくものであります。この指定の要件になりますが、周囲の環境に配慮し、法令に順守した工場づくりをしている工場、そして、なおかつ、これに加えて、特徴ある技術開発や製品づくり、あるいは、工場見学、インターンの受入れ等を通じて、地域に開かれた工場づくりをしていることなどが挙げられます。この彩の国工場に指定となった場合には、彩の国工場指定式を、開催をさせていただき、指定書とプレートを交付させていただいております。この募集期間は5月13日金曜日まででございます。県産業支援課、あるいは地域振興センター、市町村の商工担当課、商工会議所、商工会において申請を受け付けております。
続いて、この彩の国工場の取組を御紹介いたします。彩の国工場は現在、651工場あり、工場見学者の受入れ等により、開かれた工場づくりを進めていただいています。平成30年度から令和2年度までの累計となりますが、67万人を超える工場見学者と、3,000以上のインターンの受入れを行っています。工場見学者数が多い例として申し上げると、大手の製菓工場や、あるいは醤油メーカーなどが挙げられます。これらのように、工場に親しみを持たせるとともに、ものづくりへの興味や関心を喚起するような活動をしている素晴らしい工場が県内にはたくさんあります。繰り返しとなりますけれども、5月13日まで募集を行っておりますので、多くの工場の御応募をお待ちしております。なお、彩の国工場は皆さんの身近にあり、学校や個人の見学を受け入れています。現在はオンライン上での工場見学を行っている工場もあります。それぞれの方法で、ものづくりについて楽しく学んでいただければと思います。工場見学の情報につきましては、県のホームページを御確認いただきたいと思います。
知事
次に、ゴールデンウィークに向けた観光情報を御紹介をいたします。ゴールデンウィークには是非、感染対策を徹底し、埼玉県の多彩な観光地を巡って、埼玉の魅力を再発見していただきたいと思います。そこでまず、「ゴールデンウィークは彩の国の鎌倉をめぐってみませんか」について御紹介させていただきます。本県比企地域を中心とした現在、全国的な注目が集まる大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のゆかりの旬な観光地がございます。県内各地に残された彼らの足跡を辿り、それぞれの地域の魅力に触れるひと時をお過ごしいただくのはいかがでしょうか。また、県内各地では、色とりどりの花々が見頃を迎えます。「鎌倉殿の13人」ゆかりの地周辺では、例えばですけれども、滑川町にある国営武蔵丘陵森林公園のネモフィラが見頃を迎えているほか、本県には、見る方々の心を華やかにしてくれる多くの花畑があります。さらに、グルメも是非楽しんでください。本県は、隠れたうどん県であります。今回おすすめしたいのは、うどんであります。比企地域を含む西部地域では、武蔵野うどんが古くから親しまれております。なお、埼玉には様々なうどんが地域ごとにございます。県内、20種類の多彩なうどんを「うどん共和国さいたま」と銘打って、フリーペーパーや県公式観光サイト「ちょこたび埼玉」で紹介をしております。かつて、うどん県は香川という話がございましたが、私もうどん県の名前は差し上げるがうどん王国が埼玉であると申し上げましたが、今回はうどん共和国というフリーペーパーになっております。旅行される方でも、旅先でもまた、鉄道、バス、タクシーでの移動も、マスクの着用や手洗い、うがいなどの「新しい旅のエチケット」に則った感染症対策を行った上で、是非、安心安全な観光、彩の国の鎌倉を見つけてみてください。「新しい旅のエチケット」等の感染対策や埼玉の旅の情報は「ちょこたび埼玉」を御確認いただきたいと思います。
次に、県営公園の観光情報の御紹介です。東松山市の「こども動物自然公園」では、間近でペンギンの観察ができる「ペンギンヒルズ」や、コアラ、カピバラ、そしてレッサーパンダ等の展示が人気であります。そして、キリン舎でありますけれども、3月8日に、リニューアルオープンをした施設で、ガラス越しにキリンの大きさ、迫力を感じることができる国内初の施設であります。また、「こども動物自然公園」では、日本で唯一、オーストラリア原産の有袋類、クオッカを展示しております。クオッカは、一昨年、「こども動物自然公園」が40周年を迎えたことを記念し、オーストラリアのフェザーデール野生生物園から来園をし、オーストラリア以外で全世界で見れるのは、この1か所だけであります。クオッカはいつも笑ってるような口元から、世界一幸せな動物と呼ばれております。是非御来園をいただき、御覧ください。そして、「さいたま水族館」であります。「さいたま水族館」、羽生市にありますが、天然記念物の「ミヤコタナゴ」や県の魚「ムサシトミヨ」のほか、昨年4月から「コツメカワウソ」を展示し、かわいらしい姿から大人気となっています。また、水族館の裏側をのぞく、探検ツアーも用意をしています。さらには現在、春の特別展として、「アーマード展」を開催してます。アーマードとは、鎧を着たという意味で、鎧のような体を持った、例えばタカアシガニや、あるいはヤシガニ、カブトガニなど、いずれも当館として初の展示となる甲殻類を皆様に御紹介をしています。開催期間は3月19日から8月31日までであります。
最後に、牧場や県立博物館の観光状況について御紹介いたします。「彩の国ふれあい牧場」ですが、「おいしい!たのしい!牛のこと、牛乳のこと、酪農のことがよくわかる!!」をコンセプトして、乳製品の手作り体験を開催してます。5月2日を除く、ゴールデンウィーク期間中はバターづくり体験を開催しています。小さいお子さんから大人まで、誰でもおいしいフレッシュバターづくりを楽しむことができます。また「彩の国ふれあい牧場」では、標高約600メートルの高原に約20頭のヤギが放牧されていて、自由に触れ合うことができます。さらには、県内酪農家が作ったジェラートやプリン、あるいは彩の国地鶏タマシャモなど、県内の畜産農家が生産した畜産物の販売も行っております。次に「歴史と民俗の博物館」では、企画展「埼玉武術英名録」を5月8日まで開催をしています。剣術や柔術を中心に、埼玉県ゆかりの武術の流派の貴重な資料を一堂に展示をしており、渋沢栄一をはじめとする歴史上の偉人の武術、あるいは武道との関わりも御紹介をしています。次に「近代美術館」では企画展でありますけれども、「開館40周年記念展 扉は開いているか 美術館とコレクション 1982-2022」を5月15日まで開催をしています。今年、開館40周年を迎えることとなる、この美術館の歴史をコレクション形成の過程や、黒川紀章が設計した建築などに焦点を当てて振り返っています。次に、「自然の博物館」におきましては、企画展「生きものの名前」を6月19日まで開催をしています。生き物の名前に焦点を当てる展示であり、生き物の色や形、あるいは鳴き声に由来する名前や、最初の発見地にちなんで、埼玉県の地名が入った名前など、その意味や名付けの由来について、多くの実物標本を合わせて紹介をしています。最後に、「川の博物館」では、企画展「珪藻 水の中の小さな住人」を6月19日まで開催しています。水中にいる肉眼では見ることがなかなかできない、小さな生き物「珪藻」の多様で不思議な形状を電子顕微鏡写真等で紹介をしています。以上が、ゴールデンウィークに向けた観光情報の紹介であり、各施設につきましては、マスク着用のお願い、検温や換気の実施など、それぞれの感染予防対策を行っております。繰り返しになりますけれども、県民の皆様には、感染対策を行った上でお出かけをいただけるようお願いを申し上げます。私の方からは以上でございます。
埼玉
まず、知事発表につきまして、彩の国工場について2点お伺いいたします。まず、この工場も大分浸透してきたかと思うんですけれども、これから応募をされる企業様といいますか工場の方にとってのですね、この応募するメリットについてどのように考えてらっしゃるのかというのが1点。もう1点がですね、県として、この工場を指定する狙いですね、どういったものがございますでしょうか。その2点についてお願いいたします。
知事
はい。まず彩の国工場につきましては、先ほど申し上げた工場外観の美観とか、植栽等に努めて周囲の環境に十分配慮する、あるいはその汚水処理等を法令を遵守するということで、こういったいわゆる企業がCSR、さらには地域との共生を図ることをPRをしていただく機会になると思っています。また時として工場というものは、地域住民から遠くて、時には迷惑施設とみなされることすらあるというふうに理解をしているところ、工場見学者を積極的に受け入れることによって、ものづくりに対する親しみ、あるいはその理解を行っていただくことは、工場、企業にとっても大きなメリットになると思います。また、SDGsの精神にもあるように、県民の皆様に地域交流の場を提供することによって、工場とあるいは施設と県民との一体となった、持続的な発展、調和がもたらされるというふうに考えています。また、このメリットは、単に工場とそこを訪れる見学者に留まるものとは考えておりません。埼玉県にとりましても、先ほど申し上げた緑化や、あるいは環境に対する配慮、こういったものを促す上で、企業がこれをメリットと考えていただければ、県にとっても、これは更なる相乗効果が出てくると思います。また埼玉県は、ものづくりに長けた県であります。ものづくりに対する意識、人材、契機、このようなものを提供することによって、引き続き埼玉県にとって大切なものづくりの伝統をより実り多い形で、将来につなげていくこういったメリットがあろうかと考えております。
時事
2点ほど伺いたいんですが、まず1点目の彩の国工場の募集についてなんですけれども、これ今年度も募集ということなんですが、ウィズコロナ時代において今年度はどういう所に手を挙げて欲しいかと、そういう特徴みたいなものがありましたらお願いします。
知事
はい。募集につきましては先ほど申し上げた要件を満たすあらゆる工場に多様な形で御参加をいただきたいというふうに思っています。もちろん、ウィズコロナというそのコロナ禍でですね、直接見学ができないようなところもございますので、逆に言うと、工夫を凝らして、一般で言えば、例えば工場の見学路がないようなところでも、オンライン等で結ばれることができますので、より工場の、事業者の皆様には、幅広い御検討をいただきたいというふうに考えています。
時事
観光の方なんですけれども、大河ドラマとのゆかりの地ということなんですが、例えば神奈川県の鎌倉市だとか、静岡県の伊豆の国市だとか、大河ドラマの舞台になるようなところは連携しながらやるような動きが出てるんですけど、これは市町村レベルだと思うんですけども、埼玉県としてそこら辺の連携みたいなこと、考えていることがありましたらお願いします。
知事
はい。御存知のとおり、当時の鎌倉武士、坂東武士については、もうすいません、あまりNHKさんの宣伝するわけじゃないですけれども、見ていただくとわかるとおり、埼玉ゆかりの方、埼玉出身の方、名前は木曽でも埼玉出身ですから、そういった方がたくさん出ておられます。その意味では、昔の歴史の感覚、あるいは、そのスケールを思い出していただくためにも、単純にどこかの町で完結するべきではないと私も考えており、これ具体的には、まだ言っていいのかどうかわかりませんけれども、現時点で、ゆかりの所との連携についての調整を、今させていただいているということでよろしいですよね。
産業労働部
はい。
テレビ埼玉
ゴールデンウィークに向けた観光情報に関連してお伺いをします。国交大臣のですね、記者会見の内容についてです。県民割についてですが、県民割の延長についてですね、大臣は延長ができる最終調整を進めているというような発言があったようですけども、県はどのように考えているのかというのを改めて伺わせてください。
知事
はい。国交大臣の言う県民割、いわゆるブロック割ですか、これは埼玉県の場合には、「旅して!埼玉割観光応援キャンペーン」というのが、埼玉県の場合には該当します。国の方から、近々都道府県に対する説明があるというふうに聞いております。観光関連事業者は、長引くコロナ禍で大変な御苦労をされているところ、県としても可能な限り対応を確定し、公表できるようにしたいというふうに考えており、国からの説明を待っているところであります。また県独自の制度である全国からの宿泊旅行者に最大3,000円分のお土産のクーポンを配布する「とくとく埼玉!観光応援キャンペーン」につきましては、利用者と宿泊事業者の双方の利便性を考えて、国交省の方から説明があるとされる「旅して!埼玉割観光応援キャンペーン」の実施状況を見ながら、効果的な対応を検討したいと考えています。
埼玉
新型コロナのまん延防止等重点措置についてお伺いいたします。3月21日に新型インフルエンザ等特措法に基づくまん延防止等重点措置が解除されましてから、ほどなく1か月が経過しようとしております。まずこの解除後のですね感染動向について、県内の感染動向についてどう評価するかをお聞かせください。また解除に伴って、制限が緩和された旅行ですとか、あと飲食店等が由来と考えられる新規感染者が、解除前とどのように変化したか、このあたりについてデータがございましたらお願いいたします。
知事
3月21日まででありましたけれども、まん延防止等重点措置、あるいはその前には緊急事態宣言ということで、県民の皆様、事業者の皆様、医療関係者、福祉関係者、エッセンシャルワーカーの皆様には大変御協力をいただきました。そのおかげで、一時期、2月の上旬には、7日平均で6,000人程度のピーク時ではですね、新規陽性者が1日当たりありました。そのおかげで、まん延防止等重点措置の終了時には3,500人まで、要するに6,000人から3,500人まで平均で1日当たり減ることとなりました。そして御指摘の、その後でありますけれども、その後、直近の7日間平均は約2,800人ということになっておりますので、終了時からまた2割程度減ったとはいうものの、下げ止まってるというんでしょうか、高いレベルで止まってるというんでしょうか、そういう状況に、新規陽性者数に関してはあるというふうに考えております。他方で、今回特徴的なのは、これ先般の専門家会合においても、先生方の御議論をいただきましたけれども、第3波ぐらいからずっとそうですけれども、下り坂になってくると、いわゆる1日当たりの死亡率、致死率が極端に跳ね上がるという、そういった傾向がございました。それは人数が入りますんで、分母が減るのと、それからどうしても重症者が後に後に積み重なってきてからお亡くなりになる方が出るということで、ところが今回ほとんど上がってきていないということでありまして、そこは先生方としてはやはりそのオミクロン株の特徴ではないかというお話をいただいております。これらについてはただ、以前から申し上げてるとおり、我々はお亡くなりになる方、それから医療機関への負担を最も重視していますので、ここは極めて注意深く見ているところでございます。このようなファクトではありますけれども引き続き、基本的な感染防止策の徹底をお願いをするとともに、ワクチン接種がやはり一定程度、効果を上げているのではないかという御指摘も先生方からもいただいておりますので、是非ワクチン接種をお願いをしたいと考えています。
それから2点目の旅行や飲食店が由来と考えられる新規感染でありますけれども、以前お話ししたとおり、まん延防止等重点措置の始まる前から言うと28分の1まで減ってきて、もう全体の1パーセント未満で推移をしてくるようになりました。その後につきましてもそうですけれども、旅行や飲食などを由来とする新規陽性者数は、いずれも全体の1パーセント未満、0.2とか0.5とかそういうレベルで推移をしており、陽性者全体の中でも、経路としては極めて低い、極めてその少ないレベルの状況が継続をしています。しかしながら、とはいえ、来週からは、ゴールデンウィークが始まり、飲食や旅行など、人が移動したり、あるいはこれまで普通、普段お会いしてない方が多数集まるような機会が増えるのが、ゴールデンウィークだと思っています。県としては旅行や飲食そのものが感染を拡大するとは考えておりません。って言うのはここまで下がってますから。しかしながら、こういった機会が増えるこの時期に、1都3県の枠組みなども通じて、感染防止対策は、やはりしっかりやって欲しい、つまり、旅行や飲食そのものではなくてそれに伴い、感染防止対策をしっかりとしていただきたいということであります。また、ゴールデンウィークに入る前に、若者や現役世代にワクチン接種をしていただきたいと呼びかけておりまして、ワクチン接種をしてから、一定程度の期間が経ないと、ワクチンの効果が現れてまいりませんので、そこでゴールデンウィークに入る前に、東部北部の接種センターを追加したり、県有施設の大型デジタルサイネージでの動画の放送や市町村防災無線を通じた呼びかけを、実施させていただいております。県民の皆様には引き続き、基本的な感染防止対策を徹底していただくとともに、飲食店を利用される際には、感染防止対策を実施しているステッカーが付いているお店を、必ず認証店を御利用いただきたいと思います。そして、体調が優れない場合には、外出を控えていただきたいと考えております。
時事
今のワクチンの話があったので、今日、厚労省の方でですね、4番目のワクチンが承認されると思うんですけれども、メッセンジャーRNAじゃないので、そういうふうにアレルギーある方が打てたりとかですね、あと国内で生産するので、基幹的優位が見込まれると思うんですけど、その点について何か期待感みたいのがありましたらお願いします。
知事
私どもとしては以前から申し上げているとおり、打てるワクチンを可能な限り早期に接種してくださいというふうに申し上げております。他方でアストラゼネカの場合もそうでしたけれども、メッセンジャーRNAワクチンが打てない方がどうしてもおられますので、そこは私どもとして、適切な情報を適時提供させていただきたいと思いますので、是非、正しい情報をもとに、いかなるものが一番合うのか等も含めてですね、打てるワクチンを早急接種していただきたいというお願いをさせていただきたいと思います。
読売
先週ウクライナからの避難民の方に対する支援の取組の発表ありましたけど、その後、受入人数ですとか、受入体制、新たな取組など、新しい動きがあれば教えてください。
知事
現時点におきましてすみません。体制そのものは変わっていませんけど、ファクト、事実関係については後ほど、そちらに情報をお渡しいたします。
テレビ埼玉
3回目のワクチン接種についての質問です。この前もですね、ワクチン接種率、3回目の接種ができる相当の期間が経ってるにもかかわらず、20代30代の接種率が低いと。加えて40代50代についても低いというような話ありました。それからですね、期間が経ちまして、今のその接種のスピードというか状況についてはどのようにお感じになってるのかというのを伺えればと思います。
知事
まず、ファクトのところから申し上げさせていただきますと、4月16日までの実績となりますけれども、1回目接種が、県内人口の80.9パーセント、598万人余りになります。また2回目接種は80.3パーセント、これは593万人余りになります。これに対して、3回目の接種が済んだ方は340万人余りの46.1パーセントとなります。この3回目接種につきましても、その中でも、もちろん、6か月経ってない方もおられますが、その中でも、随分でこぼこが正直ありまして、高齢者の接種は86.8パーセントまで進んでいるのに対し、若者やあるいはその御指摘がありました、働く世代については、残念ながら、ワクチン接種が進んでいないという状況にあります。これを受けてということでございますけれども、県といたしましては、先ほど申し上げた致死率が上がっていないこと等には、オミクロン株の特性とともに、ワクチンの3回目接種を含め、2回目接種もそうですけれども、随分、様々な形でそれらが関係してるのではないかというふうに考えており、実際に文献などでも、2回接種であっても、オミクロンの入院率は相当下がると、6割以上、下がってくると、こういったアメリカの報告も出てきていますので、やはりその代わり2回目接種では6割だったのが、3回目接種になると8割を超えるということでありますので、やはり、ここはしっかりとワクチンを打っていただくということが必要であるというふうに考える一方で、先ほど申し上げたような、若年層を中心として、打てる方であるにもかかわらず4割程度に、つまり5割以下に、接種されてる方が3回目は留まってるというのは、やはり決していいことではありませんので、先生方にお伺いをすると、様々なワクチン接種の後の後遺症というんでしょうか、もあるけれども、やはり、仮に感染し重症化した場合のリスクを考えると、是非打つべきであるというこういった御意見も、専門家会議では根強くありますので、やはり我々としても、接種をしっかりと進めていきたいというふうに考えており、まだまだ足りない、そしてその一方で、これから4月の後半から5月にかけて、より多くの若い方々が打てる状況になってきますので、打てる方には、すぐにでも打っていただくということを呼びかけていきたいと思います。
日経
コロナの医療体制について伺いたいと思います。感染状況は先ほど知事もありましたように、高止まりが続いてる状況ですけども、この病床使用率に関して今、比較的低い状況は続いていると思います。今後ですね、この状態が続く場合、病床の体制とかを縮小したり、現状維持するか等ですね、知事のお考えがあればお願いします。
知事
現時点では病床の使用率は、一般病床、重症病床ともに低い状況にございます。ただ、現時点では、まだこの見直しをかける状況にはないと。特に二つの要素からあって、一つはやはり全体の分母が大きいということが一つ。さらには、その分母が大きい中で、BA.2との新たな要素ができてること。これが一つです。それからもう一つは、やはり医療機関のお話を聞くと4月いっぱいは、どうしても人事の異動の時期であって、仮にその病床と人数が足りていても、習熟度というんでしょうか、やはりなかなか難しいところがあるというふうに聞いてますので、ここはしっかりと移行の体制を築いていたら、これが二つ目であります。我々といたしましては、本日若干、一般病床が回復したというんでしょうか、4月の移行の時期に伴って少し減ったものがもう一度回復してますけれども、現時点では、病床を減少させるという方向に移行することは考えておりません。
日経
一般病床をもうすぐ回復させるには、例えばどれぐらい感染状況がどれぐらいになれば、もうちょっと、一般病床を拡大するような形になるでしょうか。
知事
感染状況というよりも病床の使用率だと思います。陽性者数は、いつも申し上げてるとおり基本的には関係ありません。病床の使用率で検討していきたいというふうに考えます。
埼玉
ちょっと関連した質問になって恐縮なんですけれども、ゴールデンウィークのですね、期間中の医療提供体制の確保につきまして現段階で決まっていることがありましたら教えていただけますでしょうか。
知事
今、現時点で言えることありますか。
保健医療部
現在ですね、医療機関に、ゴールデンウィーク中の診療体制について確認を取っているところですので、来週その体制については発表できると思います。(終)
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