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掲載日:2021年11月4日

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知事記者会見テキスト版 令和3年11月2日

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令和3年11月2日(火曜日)

知事発表
埼玉県地産地消月間について

知事発表(PDF:789KB)

知事

本日は、私から何点か報告をさせていただきたいと思います。まずは、埼玉県地産地消月間についてであります。埼玉県は734万の人口を有する消費県でありますけれども、それと同時に、野菜の産出額が全国8位の農業県でもあります。このように野菜をはじめ、米、花き、畜産物など、多彩な農産物が生産されており、消費地と生産地が近いという利点がございます。また11月には、埼玉県でも産出額が全国1位のさといも、ほうれんそう、あるいはかぶ、ねぎ、こまつななど、全国上位の産出額を誇る県産農産物が旬を迎える美味しい季節になるところでございます。そこで県では、地産地消を進めるために、新米をはじめとする旬の農産物が豊富に出揃う11月を埼玉県地産地消月間と設定をしております。
この埼玉県地産地消月間では、新鮮で美味しい県産の農産物を知って、買って、食べていただく取組を県内各地で行うこととしております。まず、埼玉フェアの開催でございますが、県内の量販店が、県産農産物専用コーナーを設置するなど、これ昨年の写真ですけれども、集中的にPR販売をさせていただきます。例えば、そごう西武の西武所沢店では、本日より18日までの間、地元の最近有名になっております所沢牛や狭山茶を使ったビール等も販売されることになっています。また、ヤオコーの県北にある店舗では、この週末から大河ドラマと連動した深谷産野菜のPR販売が行われることになっております。期間中はその他県内の量販店でも多数の農産物が用意されておりますので、店頭でお買い求めの際には、是非、埼玉県の生産地を御確認いただいて、そして埼玉県産を選んでいただきたいと思います。次に、県産農産物メニューの展開でありますが、地産地消に御賛同いただける飲食店、あるいは小売店などが、県産農産物を使ったメニュー、商品を提供いたします。例えば、県にゆかりのある企業のベルクや、ヤオコーでは、県産の食材をふんだんに使用した地産地消弁当を、あるいは山田うどんが展開をする埼玉タンメン山田太郎では、彩のきずなと、彩の国黒豚を使用した焼肉定食を販売することになっています。また、私も実は今日の午前中にいただきましたけれども、大手のコンビニエンスストアにおきましても、狭山茶を使ったスイーツやパン、お弁当等が販売されることになります。埼玉のおいしさがぎゅっと詰まったメニューを、是非お買い求めいただきたいと思います。次に、県産野菜スイーツフェアの開催であります。県内の飲食店や小売店でさつまいも、あるいは、ほうれんそうなど、県産野菜を使った、野菜スイーツの販売をさせていただきます。例えば、パレスホテル大宮では、ほうれんそうといちごを使ったロールケーキを、川越に本社があるくらづくり本舗におきましては、さつまいもを丸ごと使った芋ようかんの販売をいたします。見て美味しい、食べても美味しい、ヘルシーで美味しい野菜スイーツを是非お楽しみをいただきたいと思います。なお、埼玉県Go To Eatキャンペーンにおきましては、プレミアム付食事券の利用を再開いたしました。利用できるお店の中には、県産農産物メニュー、あるいは県産野菜スイーツが味わうことができるお店も入っていますので、是非楽しみにしていただき御活用いただきたいと思います。次に、コロナ禍で大きな影響を受けた米の消費を拡大し、県内の生産者を応援するための県産米緊急応援キャンペーンを御案内いたします。11月の、先ほど申し上げた地産地消月間と連動して、県やJAグループさいたまが県産米の知名度向上、消費拡大を図っていくキャンペーンであります。
さて、この米ですけれども、消費量は、1962年、年間では1人118.3キロ。これがピークでした。2019年には53.2キロと半分以下になっています。さらに、新型コロナウイルスの影響もあり、外食を中心にお米の消費が減少し、2020年度には更に減って、前年から2.5キロ減になり50.7キロにまで落ち込んできています。そのような中でも、県内では美味しいお米が生産をされています。彩のかがやきについては、さっぱりとした甘さ、ふっくらとした食感が特徴であります。彩のきずなは、大粒で弾力があり、甘みや旨味のバランスが絶妙で、粘りが強くなめらかな食感が特徴のお米で、特にこの彩のきずなは、令和2年産米の食味ランキングで、最高ランクである特A評価を獲得した優良ブランドであります。このような埼玉県の美味しいお米を家庭で召し上がっていただくため、新米が出揃った一番美味しいこの時期に、県産米の美味しさを知っていただき食べていただけるよう、キャンペーンを実施することといたしました。まず、本キャンペーンでは、県産米の魅力を伝えるため、米農家の皆さんが出演している動画、あるいは、彩のきずなのPRソングを製作し、県のホームページ、あるいは県産米の取扱店等で発信をし、是非、県産の米の知名度を高めたいと考えています。また、ラジオ等メディアでの広報のほか、11月27日には、埼玉スタジアム2〇〇2で開催する浦和レッズ戦において、県産米のPRを行うことにいたします。その他、県産米をお買い求めいただけるよう、県では、インスタグラムを活用した県産米の購入者プレゼントキャンペーンを行うとともに、JAグループさいたまにおいても、新米キャンペーンを行います。県産米購入者プレゼントキャンペーンは、県産米をまずは買ってください、購入をいただき、そしてその魅力をインスタグラムに投稿してください。そうした方の中から、県産農産物等をプレゼントいたします。応募方法ですが、県産米を食べた感想を指定の「#埼玉のおいしいお米」をつけて、インスタグラムに投稿をしていただきます。同時に行っているJAグループさいたまの新米キャンペーンでも、県産の新米を購入し、応募した方の中から抽選で、彩の国黒豚味噌漬け・生姜焼きセットなどをプレゼントすることになっています。今年産も、生産者が丹精込めて作り上げた美味しいお米ができ上がりました。是非この機会に、県産米を多くの方にお買い求めいただき、いつもより一膳多くおかわりして県産米を食べていただきたいと思います。

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下水汚泥でクリーンなエネルギーをについて

知事

次に、下水汚泥でクリーンなエネルギーをについてであります。街を支えるインフラとなっている埼玉県の流域下水道、県民の75パーセントにあたる558万人分の下水を8流域9水循環センターで毎日処理をしており、実に多くの下水が出てまいります。これを処理するためには、多大なるエネルギーを消費するほか、そこで発生する汚泥を焼却する際には、温室効果ガスが発生いたします。流域下水道事業の温室効果ガスの排出量は二酸化炭素換算ですけれども約27万トンと年間でも大変多くなっております。このため、カーボンニュートラルを目指すに当たり、これを削減することが、流域下水道の大きな課題となっております。そこで県では、温室効果ガスの削減を行うために、民間事業者と共同で、これまでそのまま焼却処理していた下水汚泥をエネルギー化する施設の整備を進めました。そしてこの度、三郷市にある下水処理場、中川水循環センター内において、県が設置した汚泥を消化分解する汚泥消化タンクと、民設民営方式により発電事業を行うバイオガス発電施設が完成をし、昨日11月1日より稼働を開始いたしました。ちなみに、この消化施設ですけれども、流域下水道では、全国最大規模でございます。
次に今回導入した汚泥消化バイオガス発電システムの概要について御説明いたします。水循環施設では、家庭や工場等から出てきた排水・下水を集めて処理を行うことになります。そして、綺麗な水にして、その水を川へ流す、これを処理していますが、その中でも、汚れを分離して、この汚れが汚泥となります。この汚泥を、新たに作った汚泥の消化タンク、この中に投入し、微生物等で分解をさせて、約半分にまで減量いたします。また、その際には、バイオガス、いわゆるメタンガスが発生します。そのガスは、この汚泥の焼却に利用するとともに、民間事業者にこれを売却します。そして、この売却されたバイオガスが民間事業者により発電され、その燃料として使われることとなります。これによって、焼却で発生する温室効果ガスは、減容されて、ガスを売って使うために、結局このバイオガスは、減少をすることになります。温室効果ガスについては、二酸化炭素換算で年間1万2,400トンの削減となります。また、ガス発電で得られる電気については、クリーン電力となります。そのことによって、年間、上にプラスして4,600トン分の二酸化炭素の削減に貢献をいたします。私も先日、こちらの消化タンクの上に上がってまいりましたが、その大きさに圧倒されました。上まで上るまでに、足がへろへろになるほど大きなタンクであります。今回のような下水資源を活用する施設の稼働によって、困難が多い温室効果ガスの削減が、一歩進んでいくことを期待したいと思います。今後も、下水資源を活用した温室効果ガス削減の取組を進め、環境との調和を図りながら、下水道の下水の処理事業を行っていきたいと考えております。私からは以上でございます。

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読売

米の消費量、大分減少しているようです。コロナ禍で、更に減ってるということなんですけども、地産地消の取組ってのは地域活性化のために大事な取組だと思います。それで県産米なんですけれども、どこで購入できるのか購入場所がわかるようなサイト等があれば教えてください。

知事

私も最近主夫やっておりますので、スーパーマーケットでなかなか買えないというふうに思いました。ただ、今は大分広がってきており、県内のJAの直売所及びスーパーマーケット、ドラッグストア等の量販店で、お買い求めいただきます。入荷状況によっては在庫がない場合もありますのであらかじめ、各店舗に御確認をいただきたいと思いますが、他方で、なかなか自分の周りにはないというそういう方も伺います。検索エンジン、ホームページの検索エンジンで「彩のきずな」と入力をしていただくと、特設サイトに飛ぶことになります。そこで、購入サイトの一覧がありますので、是非、そこで御自分のお近くのお店を見て欲しいと思います。また、彩のかがやきの購入場所についても、この彩のきずなで飛べるページの中で、御案内しておりますので是非、御確認をいただき、御利用をお願いいたします。

読売

自宅はもちろんですけど、ちゃんとした料理人というかお店で食べたい人もいると思います。県産米を使ってる飲食店というのも知る手段があるんでしょうか。

知事

埼玉県のホームページには、埼玉県の農産物を応援するポータルサイト「埼玉わっしょい」があります。ここの中で「米」と一文字検索していただくと、確認をすることができます。掲載している店舗以外にも、例えば山田うどんの新業態の埼玉タンメン山田太郎では、店内で提供している米の100パーセントが彩のきずなと聞いています。彩のきずなや彩のかがやきを取り扱ってる店舗にはミニのぼりやキャンペーン用のポップを配布してアピールを予定しています。行きつけのお店も、もしかするとそういったポップが立つかもしれません。取り扱いがあるかもしれないので是非チェックをしていただきたいと思います。

読売

最後に先ほど知事御自身、主夫ということでしたけれども知事のお勧めの県産米ですかね、ご飯、お勧めがあればということ。あと先ほど県民に呼びかけたようにご飯の時に一膳多くおかわりするってのはもちろん実践されるということですか。

知事

すいません、なかなかですね、私年食ってしまって量は食べれないですけれども、できれば1合で2膳炊けるじゃないですか。そしたら翌朝もそれを食べるとかですね、しっかり回数でカバーをさせていただきたいというふうに思います。ちょっと量では最近勘弁していただきたいと思っておりますが、1日のうちに1膳多く食べます。

埼玉

中川水循環センターの汚泥消化・バイオガス発電システムについてお伺いいたします。先ほど知事タンクを上って御覧になったということなんですけど、改めてですね、このシステムの稼働についてですね期待することと、今後どういうふうになって欲しいかっていう期待をお聞かせいただきたい。それが1点ですね、もう1点が、先ほど御発言の中で、下水資源という御発言があったんですけれども、県内他にも水循環センターがあるかと思うんですけど他のセンターでのこういったシステムの導入の御予定というのはあるんでしょうか。

知事

この下水は、単なるゴミとか汚水ではありません。これを処理する中で、様々な工夫を行うことによって、結果として、よりクリーンな社会をつくることができるというふうに考えております。今我々としては、先ほど申し上げたとおり、流域下水では最も大きな消化施設を造らせていただきました。でも先ほど申し上げたとおり汚泥をそこに溜めるんですけども、それをその半分に減量することによって、結果として、もともと大きなタンクが必要だったものを小さくすると同時に、そこでバイオガス生成菌が出てきますので、微生物が出てきますので、バイオガス生成菌がバイオガスを出して、このバイオガスを燃やすことによって、クリーンエネルギーにする。私も長い間エネルギーやってますが、実は数年前までドイツなんかだとこれ混焼にしてました。混焼ってのは天然ガスを混ぜて、結果としてその二酸化炭素を出すとか、そういったことでこの数年から飛躍的に技術が向上しており、今では私がこの間行って聞いたところでは、混焼なし、専焼でできるということなので、より技術的に飛躍的に進歩をしています。今後どうするかという話でありますけども今後の技術的な展開をしっかり見ながら、これを活用させていただき、よりクリーンな形で、もちろん資源ではありますけれども、ゴミや下水を出さない方がいいんですけれども、しかし、それが出されたものは、しっかり活用したいと思います。それから下水資源という言葉を先ほど申し上げましたけれども、今後バイオガスについて、決してこれがビジネスベースではまだないんですけれども、しかしながら、より効率的に行うことによって他の下水施設においても、これを活用ができるようにしていきたいと思っていますし、今回の民設民営の発電事業者も、敷地内に招き入れましたので、そういったその効果を検証しながら、より効率的で、よりクリーンで、そしてより安全で安心なものを目指していきたいと考えます。

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幹事社質問
衆議院総選挙の結果について

読売

まず先日投開票された衆院選についてお聞きします。衆院選は自公で過半数、自民党だけで単独過半数を獲得し、政権継続に信任を得たということだと思います。一方、野党は立憲民主党、また共闘した共産党は、概ね議席を減らして、第3極ともいえる日本維新の会が躍進する結果となりました。この全国的な傾向は県内でも、概ね同じような結果だったと思います。知事も野党候補の応援などいろいろ行かれてましたけれども、選挙結果についてまず所感をお願いします。あともう1点ですね。立憲民主党の惨敗ともいえるような結果を受けて立憲代表の枝野代表が先ほど辞意を、辞任をするということを表明しました。枝野氏は県内第5選挙区選出の国会議員としてですね、2017年の立憲結党から党代表として政権交代、東京と推進してきた方ですけれども、この代表辞任についての受け止めもお願いします。

知事

選挙結果ですけれども、まず今回当選された県内の議員の皆様方に心からお祝いを申し上げたいと思っています。埼玉県においては、投票率がまず向上したこと、これはとてもよかったと私は思っています。ただ、更に、これを向上させるような取組を我々は考えていきます。投票率が向上し、多くの県民の意思が発揮をされたということで、選挙結果についても、県民の意思が発揮されたものと歓迎をしたいと思います。それから枝野代表でありますけれども、御指摘のとおり、県選出の国会議員でございますので我々としては当然、県としてですね、県選出の国会議員みんな応援してますので、若干残念なところもございます。ただ、私もすみません、先ほどネットでニュースを見ただけなので御発言等は聞いておりませんが、先ほど2017年の時でしたかね、私が県連代表で袂を分かつという形になりました。それで彼は立憲に行ったわけですけれども、そういった意味で言えば、いろいろ苦労を彼はされたと思いますがただ討論、公党の代表ですから、けじめはしっかり付けるということは当然だと思います。

読売

衆院選の結果を受けて引き続き自公が政権になるということになります。コロナ対策ですとか、経済政策等、懸案山積みになっていますが、新政権の期待とですね、あと、県としてどう新政権との関係強化を図っていくかお願いします。

知事

まず、県といたしまして、もうそれから国といたしましても、最重要課題は新型コロナ感染防止対策、あるいは、仮に陽性がですね今のように低レベルが続くとしても、この新型コロナウイルス感染症に起因して傷ついた経済、あるいは社会、これを再生、さらには立て直していくこと、これが急務だというふうに思っています。そして、短期的なもののみならず、この政権が継続する場合には、当然、少子高齢化、人口減少が本格化する中での政権運営になりますので、持続可能な社会保障、さらには、激甚化、頻発化する自然災害など、本当に多くの重要課題が山積をしていると、こういうふうに考えています。そんな中で、我々現場の県といたしましては、まずは特に第6波を見据えた新型コロナ対策に万全を期していただくと同時に、深刻な状況にある経済への強力な支援策、これが喫緊の課題だと思いますので、国政を停滞させることなく、特に経済については期待も高いと思います、期待というか声も随分私どもも聞いておりますので、是非、岸田総理はですね、所信表明演説で国民の声を真摯に受け止めて、信頼と共感を得られる政治とおっしゃいましたので、こういった声をしっかりと県としても伝えていきたいと思います。そういったお伝えをすることによって、改めてしっかりと関係を、再度構築をしていく必要があろうと思っております。いずれしても、第二次岸田内閣が近く発足するというふうにも聞いていますので、その陣容を見てから、我々としても直接働きかけをするなりしていきたいと考えています。

読売

では最後にお願いします。知事も衆院選で一票、どなたかに託されたと思います。衆院選は政権選択選挙であり、今回は特に4年ぶりに有権者が直接的に政治に参加する機会というか、投票で意思表明する機会となったわけですけれども、先ほど知事は投票率向上したとおっしゃいましたけれど、投票率50パーセントちょっとっていうのは、大分低いと思います。中選挙区時代の70年、80年代と比べても大分もう底打っているかなっていうか、低いと思います。各選挙区で取材をしていても、やっぱり何となく盛り上がりに欠けるというか、ちょっとそういった雰囲気も感じました。投票率も、前回よりは向上してるんですけれども投票率の評価とですね、政治参加の意義ということについてもう一度改めて御認識をお願いいたします。

知事

県内の投票率今回53.97パーセントでありました。前回平成29年が51.44パーセントと戦後最低でありました。したがって上がったとは言っても、最低と比較して2.53ポイント上がったということに、事実上はなります。もちろん前回は台風が実は来ていて、そういった影響もありました。したがって今回上がったと素直に喜んでいいのかどうかわかりませんが、ただ、前回の最低が余りにも低いということから考えれば、少し上がったというのは喜ばしいと思います。ただ、だからといって両手放しでできるような、御指摘のとおり53.97パーセントが正常な国政の今後の行方を決める上で、正常な投票率かというと私も、そうではないんだと思います。ただ、そうは言ってもまずは今回新型コロナウイルス感染症だとか、深刻な状況にある経済とか、こういった論点がありましたので、そこに県民の皆様、国民の皆様、有権者の皆様が参加していただけることになった、ここは評価したいというふうに思っています。いずれにしても、選挙は民主主義の根幹をなすものであり、特に衆議院選挙は政権選択という側面を持っていますので、今後の選挙においても、是非、積極的に御投票いただきたいし、県としても積極的に参加いただけるような、後押しをしていきたいと考えます。

テレ玉

衆院選の関係についてお伺いしたいんですけども、先ほど知事、今後の政策として新型コロナ対策としてその経済政策について、喫緊の課題であると、期待したいというお話ありましたけども、今回ですね、衆院選自体が解散から投開票日までが戦後最短ということで、かなり短い間に行われたのかなというふうに思います。そうした中で、各党のですね、政策論争というのが十分に行われたのかというところもポイントだと思うんですが、その点について議論が行われたというふうに、十分に行われたというふうに思われてるのかというのを伺えればと思います。

知事

十分か十分じゃないかというのはこれ説明責任でありますので、これは国民が御判断をされることだというふうに私は思います。他方で、これ知事としてというのも一個人というか、その一政治家として申し上げれば、私は論点が多かった割には、政策議論が深まらなかったとこういう印象を持っており、もう少しこれは皆さんマスコミの皆さんにもお願いをしたいところですけども、やっぱりそこはもうちょっと深掘りして、議論ができた方が特に、コロナで関心が高い、政治に関心が高い時期ですから、我々有権者としても、政治家としても、マスコミとしても、みんなで本来盛り上げてもよかったのかなというふうに思いました。

テレ玉

今回ですね、このコロナ禍での選挙戦ということになったわけですが、この選挙期間中はコロナ感染者の落ち着きというのがあって、そこが選挙の関心の高さというのが、イマイチだったんではないかというような見方もありますけども、その点についてはいかがでしょうか。

知事

可能性としてはあると思いますが、ただ感染者は我々が左右するわけにはいかないので、とにかく現場としては、常にそうですけども可能な限り、陽性者、死亡者、重症者を抑え込んでいく。これをもう考えるしかないので、もう仮にそれが投票率に悪い影響を及ぼしたとしても我々としてはもうとにかくそれに取り組む。これはもう、関係なくやりたいと思っていますので、そこはすみません、しっかりそこは現場としては取り組みます。

埼玉

衆院選とですね、同時に行われた市長選について、ちょっと3点ほどお伺いしたいんですけど、まず市長選なんですけれども、今回は熊谷、越谷、ふじみ野で衆院選と同時に行われました結果について云々というよりもですね、今回この選挙がどういうふうに盛り上がったのか、どういうふうに行われたとまずこの評価についてお伺いしたいのが1点と、あともう1点はですね、今回知事、応援演説かなりあちこちに入られたと思うんですけれども、場所によってはですね、例えば自民候補に入られて、次とか次の日あたりにまた立民候補の応援に入られたりとかっていうそういうケースもあったかと思うんですけど今回の知事の応援演説、どういった形でどういった基準で行ったのかというのを伺いします。あと3点目がですね、今回比例区なんですけれども、日本維新の会が比例復活なんですけども2議席新たに何と言いますか議席を獲得しまして県内ではおそらく初かと思うんですけれども、新たなこういった受け皿が県内に生まれたことについて知事の評価をいただけますでしょうか。

知事

まずこれすみません、最初のだけは市長選でいいですね。

埼玉

はい。

知事

最初の市長選については、私今回すごく強く思ったのは、投票率がやっぱり衆議院選挙に引っ張られたためか高くなったと思います。確かふじみ野が前回30パーセントいってなかったんじゃないかなと思いますけれども、そういったものが果たして先ほどの50パーセントでも正常かどうかは別ですけれども、30パーセント程度の民意で自分たちに最も関係が深い地方自治のそれぞれの単位を選んでいくということがいいのかどうかっていうのはやっぱり私、議論があると思います。したがってその盛り上がりという意味は、おそらく最終的には投票率につながるんだろうと思いますけれども、今回は結果として、投票率が上がったということだろうと思いますので、結果として、見れば盛り上がったんだというふうに考えています。それから二つ目のこれ衆議院選の方ですよね、応援については、衆議院選の方について、私は以前ちょっと申し上げたとおりポスターとかそこについては基準をきちんと作らせていただきました。その他の応援については、人物本位で埼玉県のために働いてくれたかといったことを評価基準にして、入らせていただきました。それぞれの候補について頑張れというつもりで、比例復活もありますから、応援をさせていただいたつもりでございます。それから比例でありますけれども、日本維新の会が県内で初議席を国政においては取られたということになるんだと思っています。私は可能な限り選択肢があるということは、いい面も当然ありますし、逆に衆議院がもしも政権選択選挙というそこだけに限れば、これも表と裏しかないので、そういった意味では両面がいい面と悪い面があると思いますが、ただ可能な限りやはり県民の皆様への選択肢を広げるということは私はいいことだというふうに考えています。あえて、個人的な意見として申し上げれば、今回はやはり政策が妥協できる点については、連携をするというのは、県民から見れば、国民から見れば、これすべての党が一緒に乗れちゃいますので、やっぱりわかりにくかった。他方で、与党についても、そういったもの、政局は別としてですね、政策等で答え切れたかどうか。こういったところはやはり国民の審議に答えられなかったところもあろうかと思います。そういったことが総合して、結果として、第3局というか、維新の台頭を呼んだということも、側面も私は否定できないというふうに考えますので、今回は一政治家として見ると、どの政党にとってもものすごく勉強するべき、検討するべき選挙になったんだろうというふうに考えます。

埼玉

ちょっと確認なんですけど、応援演説に関しては、先方から依頼があったことについて、行ったというそういうことでよろしいですね。

知事

すべてそうですね。そうです。

読売

衆院選について野党わかりにくかったと。各党ですけどその勉強すべき点があるということです。いわゆる野党共闘ということについてお聞きしたいんですけれど、立憲民主党ですとか共産党など主要野党は共闘ですね、究極的には候補者を一本化して臨むということなんでしょうけども、思ったような成果は出なかったと。この共闘路線の不振っていうのが枝野代表の辞任の遠因というか、それにつながったんだろうなと思うんですけれど。共闘というかその野党公党の一本化については、当然与党からは政策が違うのに、何やってんだと。野合じゃないかという批判がありまして、一方は1人を選ぶ小選挙区なので、そういっても一緒にやらないと勝てないじゃないかと。選挙戦術の面からしょうがないという声、昔から延々と繰り返されてる議論ですけども。この共闘というか野党の一本化みたいな、こういう動きについてはどのようにお考えでしょうか。

知事

私ちょっと先ほど申し上げたのは見え方の問題であって、今回私の周りで多かったのは、例えば自民党で良いのかという人、かと言って、野党で信頼できるのかって迷ってる方もものすごく多かったと思います。そういう中で、例えば妥協できるところを合意できるところだけはやるというと、見え方としてですよ。見え方としてこれどこまでいっても、右から左まで全部飲み込めちゃいますから。そうするとその政策の論点、先ほど論点はあるけれども議論が深まらなかったという別な方からお答えしましたけども、そういったところに私はつながるのではないかというふうに思えてなりませんでした。またこれ与党も一緒で、じゃあ万全の信頼を得られたかというとその票が与党に乗らなかったということは、逆に言うとどっか他に行ったということだろうと思います。その結果が、維新というのが選択肢の一つになったんだろうと私は思うというのが先ほど、個人的な一政治家としての意見として申し上げたつもりでございます。勝てるために、どう連合・連携するのかというのはこれいろんな形があって、これ今までもたくさんありました。新政党の頃もそうでしたし、あるいは自民と公明もそうでしょうし、あるいは共産党、今回を含めた野党連携もそうでしょうし。ただ、これしっかりと訴えて、そして御納得いただけるかどうかってのはとても大切なんだと私は思います。論点に従って、同じ政策を行うことで会派が例えばできるわけですからこれは、いつの時にも選挙以外にも大いにあり得る話なので私は、決して不自然ではないと思います。たださっき言ったように、妥協できるところ、合意できるところだけを合わせるというのは、論点として私は見にくいと思いました。

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その他の質問
埼玉スタジアムでのワールドカップ・アジア最終予選開催について

産経

ワールドカップのアジア最終予選での埼玉スタジアム使用についてお伺いいたします。日本サッカー協会が先日、県から協会の要望を受け入れて協力をするというふうに伝えられたと発表しましたけれども、これについて県の判断の理由を教えてください。

知事

まず埼玉スタジアムですけれども、非常に日本サッカー協会から評価をされたことは、これはとても光栄なことであります。他方、過去の戦績、日本代表戦、21勝3分け1敗、勝率でいうと95パーセント、あるいはその勝つ確率でいうと、引き分けを入れますと84パーセントという高い数値を打ち出しています。そんな中で芝生の張り替え工事を本来やらなければいけなかったわけですけども、これを1年間遅らせててもメインピッチが支障なく使用ができることが確認をできました。日本サッカー協会から強く熱望されていたところ、埼玉県としても日本代表チームを応援するという判断をさせていただきました。またこの埼スタは、浦和レッズも使っていただいてますけれども、実は浦和レッズも来シーズンのホームゲームをやる場所がないということで、内々いろいろと伝えられていました。というのは新国立競技場や、駒場スタジアムも3月まで改修工事になります。つまり、このエリアで、観客を集めるところがないと。それらを総合的に判断すると、代替となるスタジアムをどこかで見つけなければいけないので、日本代表も浦和レッズにとっても、これはもう背に腹は代えられないところだということだと我々思いますので、今回は日本サッカー協会から来てますが、そういった判断を下して芝生の張り替えについては、1年伸ばしても支障がないということでもあったので総合的に判断をし、結果として御協力の意思を示させていただきました。

産経

今浦和レッズにとってもいいことだというふうな御説明だったと思うんですけれども、そのレッズのサポーターからは埼玉スタジアムを貸すべきじゃないというような批判も相次いでいるようなんですけれども。これについてのその受け止めと、レッズサポーターに対しては、延期することによってそのスタジアムが使えるんですよということを検討して、説明をしていくというようなお考えでいらっしゃるということでよろしいですか。

知事

そういう要請はないですけども、浦和レッズも管理者ですから。埼玉スタジアムの。我々委託管理でお願いしていて、そしてそういった判断の中に加わっていた方ですから、それは当然、浦和レッズ側にとっても都合が良くなければ、これなかなか難しいことになると思います。そして先ほど申し上げた新国立競技場や駒場スタジアムがない中で、浦和レッズはホームゲームができないということ、あるいは非常に遠い場所でなさるということになるんだろうというふうに考えている。あるい限定的になると思いますので、今回の延期で我々としては、浦和レッズには配慮させていただいたつもりであります。

産経

最後もう1点。工事に伴う費用は協会と折半する方向と承知しているんですけれども、こちらいろいろ賛否があるようなんですが、税金を投じることについての知事のお考えをお聞かせください。

知事

まず折半かどうかについては、私は承知しておりません。そこについては、ただ、当然、芝の張り替え工事に伴って、最終的な精算を行った段階で、当初想定したよりも金額が上がる可能性は高いというふうに聞いています。こういった中でも、先ほど申し上げた、多くの方々が要望されるということであれば当然、我々もやりたいし、これについては実は議会等からも複数要望がありましたが、県民を代表する議会の多くの会派で言えば、ほとんど多くの人数の方々からもいただいたところであり、我々としてはサッカー協会、それから県民から寄せられた声、議会の声、こういったことを考えると、期待が高いものと考えておりますので、費用負担については、今後日本サッカー協会と相談をさせていただくことになりますけれども、我々としては、税金を投じるような判断もありうべしと思ってます。

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ワクチン・検査パッケージ技術実証について

日経

コロナの飲食店の実証実験についてお伺いしたいんですけども、31日まで実証実験をやっていたと思うんですけど、その実績と成果と今後どう生かしていくかということを伺えればと思います。

知事

細かいところについては後ほど、事務方から答えさせていただきますけれども、実証実験の結果については、県で分析をするとともに、これアンケートの取りまとめも行われますので、それを国と共有をして、国、他の場所でも行っています。ただ埼玉県の場合には、最大の数で、なおかつ、いわゆる高級店とかだけじゃなくて、様々なお店で行われている最大の実証実験場になりましたので、これをしっかりと我々の意見とともに、国に伝えていきたいというふうに思っております。詳細については事務方からお答えをさせていただこうと思います。

産業労働部

アンケートを各店舗から集めておりましてそれを回収して、その内容について検証して国の方と共有を図っていきたいと思っております。数字については、また後日お伝えさせていただきたいと思います。

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(終)

お問い合わせ

知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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