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掲載日:2020年2月6日

ようこそ知事室へ 埼玉県知事 大野元裕

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知事記者会見テキスト版 令和2年2月4日

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令和2年2月4日(火曜日)

知事発表
新型コロナウイルス感染症の状況について

新型コロナウイルス感染症の状況について(PDF:575KB)

知事

今日は最初に、新型コロナウイルス感染症対策につきまして、改めて県民の皆様にお知らせをさせていただきたいと思っています。県民の方からの相談窓口につきましては、埼玉県としては1月24日に設置させていただきましたが、これは国あるいは他の都道府県よりも早く設置させていただきました。この1月24日に設置させていただいて以降、2月3日月曜日までの時点で夜間の救急電話相談(シャープ)7119を含めた累計の数字で、1,868件のお問い合わせをいただいています。これらのお問い合わせの相談内容の中身ですけれども、発熱あるいは呼吸器の症状から御自身が感染をしているのではないかといった感染不安が約35パーセント、そして医療機関を受診したいがどこに行けば良いのかという、受診先の相談が16パーセントと多くなっています。これは、このように関心が高まる中で皆さんが実態をよくわからない、この感染症に対して不安な気持ちを抱いているということが伺い知れるというふうに思っていますが、一方で、是非冷静な対応を改めてお願いをさせていただきたいと思っています。県としても、県民の皆様の不安の払拭と感染の予防・蔓延の(防止の)ために、再度、相談窓口を御案内させていただきたいと思っています。この右下にあるとおり、平日の昼間につきましては各保健所に御連絡をいただきたいと思っています。また、土曜日、日曜日あるいは祝日の昼間については保健医療政策課に、そして夜間については救急電話番号、シャープ7119ですけれども、こちらへ電話をしていただきたいと思っています。なお、本日から政府の症例の定義が変わりました。これまでは武漢市に渡航した人という話だったのですが、渡航歴については、「武漢市を含む湖北省」となりました。また、これまで肺炎の症状でしたけれども、今回は発熱または軽症の場合を含め、呼吸器症状を呈していて、新型コロナウイルス感染症であることが確定した方と濃厚接触歴がある、そういった方というものが新たに加わりました。対象が広がって、検査対象となる事例が増える可能性がありますけれども、埼玉県としてはすでに現時点で県の衛生研究所での検査体制は整えてあります。しっかりと対応をさせていただきたいと思っています。

次に、新型コロナウイルス感染症の予防対策。これはおさらいになりますけれども、是非皆さんには覚えていただきたいと思っています。パネルにありますとおり、対応の方法としては、季節性のインフルエンザ対策と似ているというふうにお考えください。つまり、まめな手洗い、これをまずは心掛けてください。そして、咳エチケットにお気を付けいただき、周囲にこれらの菌が飛散しないように、あるいはどこか外で持ち帰った菌が万が一にも皆さんに悪影響を及ぼさないようにしていただきたいと思っています。また、マスクあるいはティッシュと書いてありますけれども、こういったマスクやティッシュ、ハンカチがない場合には服のそでなどで口を覆う。(実演して)こういう感じですね。このようにして咳をするというのも、有効であります。また、手洗いの際には是非ですね、指先、指の間、あるいは親指、それから手首は特に注意して手洗いをしていただきたいと思います。これは目に見えない小さなウイルスでありますので是非、こういったところに気を付けていただきたいと思います。また、この他にもうがいや、あるいはアルコール消毒なども有効だというふうに言われています。そして、真ん中にありますけれども、十分な休養を取って体をいたわることも大切であります。私からは是非、これを習慣にしていただいて、「かからない」あるいは「うつさない」というお互いの配慮のもと、予防に努めていただけるよう、県民の皆様には改めてお願いをさせていただきたいと思います。

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いちごのシーズン到来!

いちごのシーズン到来!(PDF:1,272KB)

知事

そして、2つ目の御報告ですけれども、今日はいちごについて皆さんにお話をさせていただこうと思っておりました。もうすでに、映像でわかりませんがとてもいい匂いがしていると思いますけれども、このいちごの話をしようと思っていたところ、実は喜ばしいニュースがあるのでまずこちらから。日本農業賞は、NHKや全国農業協同組合中央会などが主催をする、全国の農家を対象とした賞であり、地域社会の発展にも貢献し、食あるいは農の担い手として先進的な取組を行っている個人や集団・組織を表彰する権威のあるものです。このたび、この一番上位に当たる大賞を、横瀬町の「有限会社小松沢レジャー農園」が受賞されました。大変嬉しいことです。本県では平成13年(度)以来、18年ぶりの受賞となりました。お祝いを申し上げたいと思っています。受賞の理由としましては、昭和46年の開園以来規模を拡大し、半世紀を経た今、年間10万人の来園者を誇る観光農園に成長したこと、一年中様々な体験ができる施設になっていること。そして、大規模な農園は地元の雇用創出にも貢献をしていることなどこれらの点が高く評価され、大賞に決定をされたという話であります。ちなみに、表彰式につきましては3月7日、土曜日。東京のNHKホールで開催されます。ちなみに皆さん行っていただくと、今の時期はいちご狩りが楽しむことができます。これからも、地域や県内産業の振興に是非とも御貢献をいただきたいと思っています。

さて、今お話にもあったいちごですけれども、2月になって、いちご生産の最盛期を迎えました。そこで、今日はいちごをテーマとして御報告をさせていただきます。先ほど話をさせていただいた小松沢レジャー農園など、県内各地では、今年も観光いちご農園のシーズンが始まりました。埼玉県の大きな観光資源であるいちごでありますので、是非訪れていただいて、埼玉県のおもてなし、一期一会を味わっていただきたいと思っています。さて、いちごはビタミンCを多く含んでいることから、肌を整える、あるいは風邪の予防にもなる、今の季節にはぴったりの果物であります。是非多くの県民の皆様に県内で生産される新鮮でおいしいいちごを食べていただきたいと思います。さて、埼玉県のいちごの生産状況ですが、平成29年で言いますといちごの産出額は32億円。収穫量は3,120トン。作付け面積は106ヘクタールであって、作付け面積で言えば、全国16位のいちご産地であります。県内の主な産地といたしましては、県西部の吉見町。あるいは、川島町。さらには、県東部の久喜市や加須市、そして北部の本庄市やあるいは秩父市、こういったところが有名であります。埼玉県においていちごが栽培をされ始めたのは、昭和28年加須市水深地区を中心に、先進的な生産者が取り組んだのが始まりと言われています。昭和30年代の後半には、作付け面積が全国で1位となって、御年配の方々御存知かもしれませんが、「埼玉ダナー」という名前で一世を風靡をいたしました。本県のいちごは12月頃から出荷されますけれども、本格的なシーズンは1月から5月頃となります。出荷先は、市場向けが約3割。残りの多くは、直売もしくは観光農園で販売をされています。現在、県内で生産されている主な品種は、「とちおとめ」や「やよいひめ」、「紅ほっぺ」などであります。

平成10年代後半に県内では、観光いちご農園が増加し始めました。それに伴って生産者から、埼玉県でなければ食べられないようなそんなオリジナル品種がほしい。こういう声が多く寄せられました。そこで、埼玉県では平成19年からいちごの新品種の開発を開始し、約10年かけて、埼園い1号そして、埼園い3号を開発いたしました。新品種の開発に当たっては、観光つみとりいちごに向いた甘くて、そして大きな実を付ける品種を目標にして育成をいたしました。「埼園い1号」につきましては、個性的な香りであることから「かおりん」。そして「埼園い3号」につきましては、際立つ甘さから「あまりん」と、この名付け親は秩父出身の落語家である林家たい平師匠であります。現在の栽培面積は、こちらの「かおりん」が約32アール、そして「あまりん」が約155アールであります。非常に評判が良いところでありますので、今後、栽培面積を増やしていく予定であります。県ではこの「かおりん」と「あまりん」のブランド化と販売促進に向け、林家たい平師匠に愛称をつけていただいたことに加え、広く親しまれるようイメージキャラクターを、(キャラクター画像パネルを見せながら)これですね。描いていただきました。「かおりん」と「あまりん」であります。県では是非多くの方々に「かおりん」と「あまりん」を知っていただけるよう、この愛称とイメージキャラクターを活用してPR活動を行い、知名度のアップに努めていきたいと思っています。さて、他方で大変評判が良いものですから、お客様から県に対してどこで「かおりん」あるいは「あまりん」を購入できるのかといった問い合わせが相次いでいます。そこで購入やつみとりができる農園情報を掲載したパンフレットを作成いたしました。また県のホームページにも掲載していますので、「いちご あまりん」で検索をしてみてください。今後の展開としては、直売や観光いちご農園での販売や、高級フルーツパーラーなどでの販売を進めて、多くの方に知っていただけるようにし、生産量を増やして市場に出荷することを考えております。

次に県内の観光いちご農園について紹介します。本県は733万人の人口を擁していますし、東京に近いという立地もあります。これらを生かして、何と90もの観光いちご農園が開設されています。秩父地域などをはじめとして県内各地に観光農園があり、いちご狩りが楽しめます。先週の1月30日にはJAちちぶいちご部会の皆さんが県庁にお越しになり、いちご狩りのシーズンがきたことをPRしてくれました。秩父地域の他にも、例えば小江戸で有名な川越市、あるいは交通アクセスが大変良い圏央道沿いの久喜、川島、鶴ヶ島などにも、観光いちご農園が開設されています。最近では大人だけではなくて、親子連れでも楽しめるように腰の高さの棚で栽培して、収穫しやすい高設栽培の農園が増えてきています。栽培している棚の間の通路も広く取っていて、ベビーカーや車椅子でも利用しやすいバリアフリーの農園もあります。パパ・ママ(応援)ショップの協賛農園もあって、特典を受けられることができるところもありますので、是非お子様と一緒に楽しんでいただきたいと思います。さらに、いちご狩りと併せて楽しめる工夫を行っている農園があります。収穫したいちご、とてもおいしいものですが、そのままだけではなくて、パフェあるいはパンケーキなど簡単なスイーツづくり体験ができる農園もあります。また、休憩スペースやカフェを併設してる農園、ジャム、ジェラートなどの加工商品を販売している農園もあります。県民の皆様においしいいちごを食べていただき、楽しい思い出を作っていただきたいと思います。

そして次に、いちごの6次産業化です。6次産業化とは農業者と農産物の生産である1次産業に加えて、2次産業である加工、そして3次産業である流通・販売にもこれらの生産者が主体的に関わり、新たな付加価値を生み出す取組、6次産業の6は1次産業の1そして2次産業の2、3次産業の3を1掛ける2掛ける3と掛け算をしたものであります。県内では、これまで5年間でいちごの6次産業化商品が洋菓子を中心に、何と35種類も開発をされました。例えばロールケーキや、あるいはいちごサイダー、これらはその一例であります。今年度の新商品につきましては、農業者と県内食品加工業者との連携による新商品が開発をされております。その一部を御紹介します。県では、農業者と食品加工業者等のマッチングを目的にした異業種交流会を通じて、それぞれの強みを生かした商品開発を行い、18連携体により26商品が開発され、それを支援しています。その中でも春日部市の農業法人が食品加工業者と開発したいちごを使った新商品を3つ御紹介をさせていただきます。皆さんはこれを見たことがあるでしょうか。1つ目は三芳町のジャム等の製造業者と開発をした「いちごバター」です。いちごのコンポートと無塩バターを組み合わせたこだわりのスプレッドで、実は私、昨日食べましたけれども、とても香りが高くておいしいいちごバターであります。そして2つ目は、深谷市の漬物製造業者が作った「いちごのぴくるす」です。プルーンのお酢、そして赤ワイン、ハチミツなどに漬け込んだピクルスであり、是非お試しをいただきたいと思います。そして3つ目。これは毛呂山町の羊かんの製造業者と開発をした「いちごようかん」であって、いちご本来の味、そして香りを感じることができると同時に、とてもかわいいパッケージで食べやすくなっています。是非お茶受けにとてもいいので、お買い求めいただきたいと思います。これらの新商品は、明日、2月5日にさいたまスーパーアリーナで開催される展示商談会の埼玉県農商工連携フェアにおいて、食品バイヤーに対してお披露目を予定しています。最後に6次産業化食品の販売先について御紹介をいたします。開発された商品の多くは、御自身の観光いちご農園や道の駅などの農産物の直売所で販売されて、いちご狩りの後のお土産として喜ばれています。観光いちご農園については、県のグリーンツーリズムポータルサイトに掲載していますので御覧ください。また、農業者が直営するスイーツ専門店も登場しています。(パネルの写真を指して)この写真は毛呂山町の農業法人の事例で、ここにパティシエを雇用して、自社農園のいちごを使ったバームクーヘンや、あるいはケーキなどを製造、販売する専門店をオープンするまでに発展いたしました。今回紹介したように、県内には数多くの観光いちご農園があり、いちごの加工商品も豊富です。これから、いちご生産が最盛期に向かっていきますので、「近いがうまい埼玉産」のいちごを是非皆さんに堪能していただきたいと思います。

読売

コロナについて2点伺います。先週2人、症例定義のない人が検査を受けて陽性になったっていうことがあったんですけども、また新たに県内で検査を受けている人がいれば教えてくださいというのと。それが1点目。2点目は和光市の国の施設に帰国された方々が滞在されていて、その中で陽性が出たという話があります。それで、結構周辺から不安の声が上がっていますので、県と国とのやりとりとか連携について、もう少し詳しく教えていただければと思います。

知事

ちなみに陽性というのは、県内の話ではなく、他県というふうに理解をしておりますけれども、埼玉県におきましては、万全の対策で態勢をとらせていただいていますが、具体的な検体の提供や検査の状況については、現時点でお知らせするところはございません。仮に陽性になるとか、そういったことがあった場合には、当然お知らせをさせていただきたいというふうに思っています。それから、和光市に戻られた邦人の方々につきましては、国が主導で、現時点では国立保健医療科学院と税務大学校に合わせて約300人の帰国者を受け入れております。本県といたしましては、国が主導ではありますけれども、受入態勢として県内の医療機関の御協力をいただいて、医師や看護師を24時間配置するとともに、県の職員を連絡調整員として派遣をして、帰国者の方々の健康管理の支援に対して、万全の態勢をさせていただいております。なお、先ほどお話がありましたが、帰国時の検査の結果、陰性であった方のみを受け入れておりますが、他方で、その後の検査によって無症状病原体保有者、つまり熱があるとかそういった症状がないんだけれども保有する。そういう方が1名おられて感染症指定医療機関に入院中でありますので、それは和光から移動して入院しているということであります。県民の方々におかれましては、埼玉県、先ほど申し上げたとおり、他県等に先駆けて、相談態勢を構築させていただいておりますので、是非、心配な場合は、それを御利用をいただきたいというふうに思っておりますし、正確に怖がっていただくということと、咳エチケットさらには、手洗い等に是非努めていただきたいと思います。

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幹事社質問
臨時的任用教員等の退職手当の一部未払について

読売

県教育委員会などで臨時教員の退職金の計上に誤りがあり、約1万人、26億円にも上る支給漏れが発覚しました。改めて知事の受けとめと再発防止策についてのお考えを伺えればと思うのと、あとこれに伴って遅延損害金の発生も想定されますが、今後の県の対応について教えてください。

知事

まず今回の未払につきましては、制度の改正について担当する二つの局ですけれども、その職員の受け止め、理解が不十分であった、確認不足であったというところから、発生をしております。私は知事として給与支払者でありますので、本件については重く受け止めております。大変県に対する信用を著しく傷つける行為だというふうに考えており、誠に遺憾に思うとともに、県民の皆様に対しては深くお詫びを申し上げたいと思っています。その上で、二度とこういったことが起きてはいけないわけですので、教育局、そして病院局に対しては猛省を促すとともに、これらの全体の制度を所管している総務部を含めて、強く是正を含めた措置の指示をいたしました。今後このようなことが二度と起こることがないように、管理職を含めて、関係する複数の職員がそれぞれの立場で確認をし、相互のチェック体制を強化するとともに、関係部局と情報共有し、正確な事務の執行を徹底するべきであるというふうに考えています。なお、御質問にありました、退職手当の未払につきましては、金銭債務の不履行に当たるものであり、県としては民法による遅延損害金の債務を負うことになります。他方で、この件についてはまずは未払となっている方々に対して謝罪、御説明を行い、丁寧に御理解をいただくことが大切であると考えております。その後の対応について必要である場合には改めて検討したいと思っています。

共同

遅延金の額については、おおよその目途というのは、まだ立っていないんでしょうか。

知事

今申し上げたとおり、まずは未払になった対象の方々に対して、丁寧に御説明をさせていただき、理解を得たいと思っておりますので、まだ金額等の確定もされていないところでございますので、先ほど申し上げたとおり必要であれば、検討させていただきたいと思っています。

共同

必要であればという言い方なんですが、必要でないこともあり得るんですか。

知事

先ほど申し上げたとおり、私どもは債務を負っています。しかしながら、現在の状況等に応じて、丁寧に説明をさせていただき、御本人の方々の御意思を確認をするということになると思います。

共同

対象者の同意なり、説明を聞いた反応とは関係なく債務というものは発生しているんじゃないんですか。

知事

債務は発生をいたしております。この債務については、我々としては、当然債務を負ってるということをしっかりと認識した上で御説明をさせていただき、理解を得るような努力をしたいということであります。

共同

その概算が、例えばまだできていない、あるいは、いつ頃までにはできるというのはありますか。

知事

御本人皆様方の御説明をさせていただいた結果を反映をさせていただくことになると思います。

朝日

いつどのようにして、未払を支給したいと知事はお思いですか。

知事

この未払の分につきましては、既に支払を受けていない方々に対して、書簡を発行するというかたちで確認をさせていただいているところであります。というのは、一部の方については勤められた時と振込先が違っていたり、住所が変わったりとかしていますので、そういった事務作業をまず今進めさせていただいているところであり、それが終わり次第、速やかに我々の方から御迷惑をお掛けしたわけですから、可能な限り早く対応させていただきたいと思っています。

朝日

いつの議会にかけるとかですね、具体的なスケジュールも知りたいんですけれども。

知事

本件につきましては、まだこれから議会の方と相談させていただきながら、先ほど申し上げたとおり、まだ若干確定してないところもあるものですから、それが、しっかりとさせていただいた時点で速やかにやらせていただきたいと思っています。

朝日

確定してないというのは、支払う額が確定してないということですかね。

知事

あとは先ほど申し上げたとおり、手続きから言うと民法の債権債務の場合には、支払い先がない場合にはこれを供託するという手続も出てまいります。したがって、まずはお支払すべき方の当時の住所等はすべて分かっていますので、そこから確認をさせていただく作業をしているところです。

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その他の質問
外国人労働者数の増加について

埼玉

埼玉労働局の発表では、県内では、平成27年以降、年間約1万人ペースで外国人の労働者の方が増えているということですがこのことに関して、知事の受け止めをお願いいたします。

知事

外国人労働者でありますけれども、埼玉労働局に発表によると、令和元年10月末の時点ですが、約7万6,000人となりました。これは、その前年の同期より約1万1,000人。16.1パーセントと大幅に増加をしているというふうにとらえています。県内の外国人労働者数は、平成29年以降3年連続で前年比で約1万人ずつ増加をしており、これは平成26年以降と比較しても、全国の伸び率よりも上回っているという状況であります。具体的には資格別で言いますと技能実習生が(前年比)約3,900人、増加分のうちの(後に削除)29.8パーセント(の増加)。そして国籍別では、ベトナムの方が(前年比)約3,800人、これは増加分の全体の(後に削除)22.9パーセントで増加をしており、これらの二つが大きな増加要因になっています。今年の12月の就業地別有効求人倍率は、1.44倍と依然高い水準にあって、人手不足の業種を中心に外国人材を積極的に活用するという動きは今も続いており、今後も続いていく可能性が高いというふうに考えています。

埼玉

昨年4月からは、特定技能外国人の受け入れが始まりましたが、このことについてはどのように捉えていらっしゃいますでしょうか。

知事

特定技能制度に基づいて、入国された外国人の方々は全国で520人であります。今回の発表によれば、埼玉県の場合には、10月末時点で特定技能制度で入国された外国人は17名であります。政府は当初、この入管法の改正の議論の際に、5年間で最大34万5,000人を受け入れるという試算でしたから、制度の活用は明らかに進んでないと言わざるを得ないというふうに思っています。ただ、制度が進まないような中には、送り出し国と2国間の調整ができていないとか、あるいは国内外での試験の実施が遅れているとか、入管審査に時間を要することなどが指摘をされているところであります。また、外国人材を受け入れる側の企業の方も特定技能では出入国の際の負担や、日本での生活支援などの諸費用がかかることに加えて、同じ職の日本人と同等の待遇を要するということでもあって、会社側もその活用については、慎重に検討しているのではないかというふうに我々は想像しているところでありますが、いずれにしても、人手不足という話は色々聞いておりますので、今後の推移について、我々としても注目をしていきたいし、また先ほど申し上げた制度上の問題で県としてお手伝いができるところがあるのであれば、しっかりと対応していきたいと思っています。

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いちごの6次産業化商品について

産経

いちごの件なんですけれども、今回6次産業の商品の中で、いくつか御紹介いただきましたけれども、知事もしも食べたものがありましたら、その中で6次産業化の商品の中で、何か知事イチオシの品があれば教えていただいてもよろしいですか。

知事

まずちょっと見ていただきたいんですが、これいちごサイダーでありますが、これ今日は長瀞のいちごサイダーを持ってきてますけども、幾つもの農園でいちごサイダーを作っています。これ飲んでいただくと、私実は飲み比べました。4種類を。それで、全然味がそれぞれ違うんです。みんないちごサイダーなんだけど、是非これトライしていただきたい。これは是非、いくつもありますんで、この地域はこういう味かというのがわかりますので、トライしていただきたいと思っています。それから食べたのは、ここにあるいちごようかんとそれからバームクーヘンも食べました。(展示しているバームクーヘンを指して)これではなくてですね。それからもう1つ。いちごバターも食べました。個人的にはいちごバターが好きです。

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就職氷河期世代の採用について

埼玉

最近トレンドになっている、就職氷河期世代についてお聞かせください。採用試験の高倍率が続いていますし、2日に行われた厚労省の採用試験では1,400人以上が受験して、倍率が140倍になってます。そういった点を含めて、採用試験等について知事の御所見をお聞かせいただければと思います。

知事

いわゆる就職氷河期世代への支援については、これは国の将来にも関わる重要な課題だと思っています。そうだとすれば、やはり社会全体で、取り組んでいくべき問題であるというふうに私は考えています。厚生労働省の採用選考で高倍率になったことを見て、改めてその思いを強くさせていただいたところであります。なお、県としても率先して中途採用に取り組む必要があると考えておりまして、現在、この世代を対象とした県職員の採用試験の実施に向けて、時期や内容等について検討を行っています。同時に民間企業も含めた取組を推進することもちょうど検討しているところであります。

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(終)

お問い合わせ

知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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