1 事業概要
子供の相対的貧困率は上昇傾向にあり、平成24年には
約6人に1人の子供が貧困の状況におかれている。一方、
子供時代の豊かな体験活動は子供の自己肯定感を高め、
その後の人生に大きな影響を与えるが、経済的に困難な
家庭の子供たちは、学校以外での体験活動を行うことが
十分にできていない。
そこで、直営げんきプラザにおいて、上記のような
家庭の子供たちに豊かな体験活動の機会を提供すること
で、体験活動がもたらす様々な効果から、子供たちの人
格形成に寄与し、青少年の健全育成を図る。
(1)のびのびチャレンジ事業 2,939千円
|
5 事業説明
(1)事業内容
ア のびのびチャレンジ事業 経済的に困難な家庭の子供たちに、豊かな体験活動の機会を提供する。 2,939千円
(2)事業計画
ア 社会福祉課との連携の下、経済的に困難な家庭の子供たちに対する学習支援事業を行っている支援団体と連携・
調整するなどして、対象の子供たちの参加を募る。
イ 対象は、生活困窮者自立支援法において、県が支援するとされている町村の子供たちを対象とする。
ウ 直営施設である加須げんきプラザでは主に伝統文化に関する体験活動を、大滝げんきプラザでは、主に自然環境
を生かした体験活動を、1泊2日の宿泊型事業として実施する。
エ 支援団体で関わっているボランティアの他、げんきプラザのボランティアが活動をサポートし、子供たちが様々
な人と関わりながら活動する場面を設定する。
オ 事業実施後、効果検証のため子供たちのアンケートやその後の生活について追跡調査を行う。その検証内容をも
とに他のげんきプラザでの事業展開につなげる。
(3)事業効果
ア 経済的に困難な家庭の子供たちが、普段できない体験活動や集団宿泊活動を通じて、自己肯定感やコミュニケー
ション能力を高めることができ、社会福祉課の「学習支援事業」と相まってその後の人格形成に大きな効果をもた
らすことができる。
イ 様々な課題を抱える子供たちを支援する団体と新たな協働体制を構築することができる。
ウ 直営げんきプラザで先行的に行い、指定管理者施設に広めていくことで、公立社会教育施設の役割を果たすこと
ができる。
|