平成29年度予算見積調書
課室名: みどり自然課
担当名: 野生生物担当
内線: 3143 (単位:千円)
番号 事    業    名 会計 説 明 事 業
B60 生物多様性保全事業費 一般会計 総務費 環境費 自然保護対策費 生物多様性保全推進事業費
事業
期間
昭和38年度~
  
根拠
法令
生物多様性基本法 生物多様性国家戦略
挑戦項目
分野施策
051248 生物多様性の保全
1 事業の概要
 多様な生物によって構成される生態系は様々な恩恵を
もらたすとともに全ての生物の生存基盤となっている。
県内の生物多様性を損なうことなく自然と人間との共生
の確保が求められる。県の魚ムサシトミヨ保全対策の実
施や、外来生物侵入状況調査と駆除対策の検討を行い、
生物多様性を保全していく。

(1)生物多様性保全県戦略改訂            584千円
(2)ムサシトミヨ保全対策事業      21,858千円
(3)シラコバト保全対策事業            4,479千円
(4)侵略的外来生物県民参加モニタリング調査 6,004千円
(5)生物多様性保全活動推進事業         196千円
5 事業説明
(1)事業内容
  ア 「生物多様性保全県戦略」改訂                                               584千円
    「生物多様性国家戦略(H24改訂)」に基づき「生物多様性保全県戦略(H20年3月策定)」を見直すため、改訂
    検討委員会を運営する。
  イ ムサシトミヨ保全対策事業                                          21,858千円
    希少種条例に基づく「県内希少野生動植物種」であり、県の魚でもあるムサシトミヨの生息地元荒川の水源維持
   と、ムサシトミヨ保護センター等で個体の保護増殖を実施する。
  ウ シラコバト保全対策事業                                  4,479千円
    野外に生息するシラコバトの個体数の変動を見守りつつ、県内動物園を中心に保護増殖・展示施設を確保する。
   また、将来的に野外生息数が減少した場合に備えて、野生復帰できる環境を検討する。  
  エ 侵略的外来生物県民参加モニタリング事業                          6,004千円
    県内各地域で活動する保全団体を調査主体として、それぞれの活動エリアにおいて生息・生育する生態系崩壊リ
   スクが高い外来生物に関する状況調査及び継続的な外来生物の駆除活動を検証する。
  オ 生物多様性保全活動推進事業                                 196千円
    「生物多様性保全活動団体登録制度」登録団体の保全活動への支援や、県の蝶ミドリシジミの観察会を行う。
     ※5か年及び環境基本計画の施策指標
(2)事業計画
  ア 生物多様性県戦略改訂委員会の開催(年3回)
  イ ムサシトミヨの飼育分散の実施(県内2か所)
  ウ シラコバト生息状況調査の実施、保護増殖施設での飼育、展示(県内2か所)
  エ 県民参加モニタリング調査の実施(35団体参加)
  オ 登録制度の普及啓発、登録団体への支援の実施(200団体)、ミドリシジミ観察会の開催(定員80名)
(3)事業効果
  ア 「生物多様性保全県戦略」を改訂し、県内の生物多様性を推進させる。
  イ 県の魚で希少な魚ムサシトミヨを継続的に繁殖し保護することで、種の絶滅を防ぐことができる。
  ウ 県民の鳥でコバトンのモデルであるシラコバトを将来にわたって保全できる。
  エ 生態系崩壊リスクの高い外来生物に関する状況を把握することで効果的な防除対策を検討することができる。
  オ 生物多様性保全活動団体登録制度を活用し、情報の共有化やネットワーク化を図り保全活動の活性化を狙う。
2 事業主体及び負担区分
(県10/10)
3 地方財政措置の状況
 
4 事業費に係る人件費、組織の新設、改廃及び増員
9,500千円×0.8人=7,600千円
予算額 財    源    内    訳 一般財源 前年度との
対比
           
決定額 33,121             33,121 7,307
前年額 25,814             25,814  
- 環境部 B60 -