1 事業の概要
本県では、中途退学者に1年生の占める割合が高いこ
とから、中途退学率の高い学校の1年生に焦点を当てて
中途退学率の減少を図っていく。
そこで、就労体験や社会貢献活動、自然体験活動など
の体験活動に取り組ませ、豊かな人間性や社会性、コミ
ュニケーション力を身につけさせたり、自己有用感を高
めたりすることで意義のある高校生活を送れるようにす
る。
(1)就労体験活動 5,833千円
(2)社会貢献活動 5,494千円
(3)自然体験活動 4,468千円
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5 事業説明
(1)事業内容
ア 就労体験活動 地元企業、商店及びロータリークラブ等と連携して該当校8校の1年 5,833千円
生全員が5日間の就労体験を行うことで、高校生活に意義を見出させる。
イ 社会貢献活動 被災地ボランティアや、地元自治会、小・中学校等と連携し、地域の 5,494千円
清掃活動をはじめとしたボランティア活動を行う。当該校8校の1年生
全員が年間で3回の活動を通して、他者との交流の中で社会性やコミュ
ニケーション力を身につけながら、自己有用感を高める。
ウ 自然体験活動 農作業体験や登山、クラフトづくり、アドベンチャー活動などの自然 4,468千円
体験活動を該当校8校の1年生全員が年間で1回以上行うことで、協調性
や責任感を養うとともに、自ら学び考え、よりよい生活を創り出す力と
豊かな人間性を養う。
(2)事業計画
ア 就労体験活動
就労体験の受入事業所の開拓、事前・事後の指導の他、体験活動中は巡回指導を行い、生徒が高校生活の意義
を見いだせるようきめ細かい指導を行うことで中途退学率の減少を図る。
イ 社会貢献活動
小学生への交通安全活動や被災地ボランティア、地域の方々や小中学校との連携した活動など、他者との交流
によって社会性やコミュニケーション力を身につけるとともに、他者から感謝されることで、自己有用感を高め
る体験活動とする。
ウ 自然体験活動
自然の中において普段の生活とは異なる環境や人間関係の中に身を置き、農作業体験や登山、クラフトづく
り、アドベンチャー活動など自然の中でのさまざまな体験を通じて豊かな人間性や協調性、責任感を養う。
(3)事業効果
公立高校1年生の中途退学率及び中途退学者数を減少させることができる。ひいては公立高校全体の
中途退学率及び中途退学者数を減少させることができる。
公立高校(全日制)中途退学者数 (24年度)1,460人→(27年度)1,196人→(33年度)1,180人【目標】
公立高校(全日制)中途退学率 (24年度)1.24% →(27年度) 1.02%→(33年度) 1.00%【目標】
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