1 事業の概要
多様な生物によって構成される生態系は様々な恩恵を
もらたすとともに全ての生物の生存基盤となっている。
県内の生物多様性を損なうことなく自然と人間との共生
の確保が求められる。県の魚ムサシトミヨ保全対策の実
施や、外来生物侵入状況調査と駆除対策の検討を行い、
生物多様性を保全していく。
(1)ムサシトミヨ保全対策事業 17,666千円
(2)生物多様性保全県戦略改訂 584千円
(3)侵略的外来生物県民参加モニタリング調査 6,585千円
(4)生物多様性保全活動推進事業 979千円
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5 事業説明
(1)事業内容
ア ムサシトミヨ保全対策事業 17,666千円
希少種条例に基づく「県内希少野生動植物種」であり、県の魚でもあるムサシトミヨの生息地元荒川の水源維持
と個体の保護増殖を行うためムサシトミヨ保護センターの管理を行う。
イ 「生物多様性保全県戦略」改訂 584千円
「生物多様性国家戦略(H24改訂)」に基づき「生物多様性保全県戦略(H20年3月策定)」を見直すため、改訂
検討委員会を運営する。
ウ 侵略的外来生物県民参加モニタリング事業 6,585千円
県内各地域で活動する保全団体を調査主体として、それぞれの活動エリアにおいて生息・生育する生態系崩壊リ
スクが高い外来生物に関する状況調査及び継続的な外来生物の駆除活動を検証する。
エ 生物多様性保全活動推進事業 979千円
「生物多様性保全活動団体登録制度」登録団体の保全活動への支援や、県の蝶ミドリシジミの観察会を行う。
※5か年及び環境基本計画の施策指標
(2)事業効果
生物多様性保全活動団体
平成26年度:97団体 ⇒ 平成28年度:200団体
県内の生物多様性の現状や変遷を把握するための基礎データの収集や分析により、効果的で適切な対策を検討する
ことができる。
また、保全活動団体を活用したモニタリング調査を行うことで、団体のスキルアップに繋がり活性化することで、
生物多様性の保全を推進することができる。
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