1 事業概要
美術作品の購入及び運用益金の積立。
美術作品は市場流通性が高いことから、優れた美術作
品が市場に出た場合に機動的に対応するため、埼玉県美
術作品取得基金を活用して作品を購入する。
また、地方自治法第241条第4項により、基金から生じ
た運用益を基金に積み立てる。
(1)美術作品の購入 4,500千円
(2)運用益金の積立 24千円
|
5 事業説明
(1)事業内容
優れた美術作品を鑑賞する機会を県民に提供する。
優れた埼玉ゆかりの美術作品を収集し、県民の財産として適切に保管管理する。
ア 美術作品購入費 4,500千円
イ 運用益金の積立 24千円
(2)事業計画
優れた美術作品を購入することで、県民の財産にふさわしい優れた美術作品を体系的に収集保存し、優れた
芸術作品を県民の財産として保護し、広く鑑賞の機会を提供する。
よって、心豊かで創造性に富む県民生活の向上に資する。
(3)事業効果
ア アウトプット
基金に属する美術作品(斎藤研作「アレクサンドラのスペース」、金昌永作「SAND PLAY 8810」)を
買い戻すことにより、基金に属する現金が増加し、美術作品(橋本真之作「果実の中の木もれ陽」)を購入
することが可能となる。
イ アウトカム
(ア) 当該作品は北浦和公園に屋外彫刻として設置予定である。設置作業自体を市民の手を借りる協同イベントとし
て打ち出すことができる。
(イ) 平成26年度の大規模改修工事にあわせて、北浦和公園は樹木の伐採、ベンチの設置などで環境改善を実施した
が、新たな屋外彫刻の設置は公園の魅力をさらにアップさせる。
(ウ) 現代美術の分野で本邦有数の作家であり、本県出身・在住である橋本氏の作品は、県立近代美術館として必須
の収集・研究対象であり、氏の作品を購入することで本館と関係者の信頼関係がより醸成され、今後の収集活動
の促進に寄与する。
(エ) 国立美術館にも作品が収蔵されている本邦を代表する県ゆかりの作家の作品を、長く後世に引き継ぐ県民の財
産とし、広く鑑賞の機会を提供することができる。
|