１ 事業概要
本県を代表する文化遺産である史跡埼玉古墳群につい
て特別史跡昇格や世界遺産登録を視野に入れつつ、恒久
的な保存を図り、県民に適切に公開するために必要な整
備を行う。
（１）保存整備協議会運営費 1,690千円
（２）発掘調査費 5,886千円
（３）埼玉古墳群現況調査費 2,490千円
（４）稲荷山古墳整備費 9,800千円
（５）丸墓山古墳整備費 6,175千円
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５ 事業説明
（１）事業内容
平成18年度に策定した「埼玉古墳群保存整備基本計画」に基づき、埼玉古墳群を継続的に整備する。
ア 保存整備協議会運営費 謝金等 1,690千円
イ 発掘調査費 作業員9人×71日間、賃金・消耗品・基準点測量・重機賃借料等 5,886千円
ウ 埼玉古墳群現況調査費 二子山古墳・瓦塚古墳の現況測量及び二子山古墳等の火山灰(テフラ)分析 2,490千円
エ 稲荷山古墳整備費 礫槨陶板模型設置工事一式 9,800千円
オ 丸墓山古墳整備費 安全対策工事一式 6,175千円
（２）事業計画
ア 保存整備協議会運営費
調査及び整備方針について指導・助言を得るため学識経験者11名による会議を年2回開催。また埼玉古墳群の特
別史跡昇格を視野に入れた、学問的価値付けの総括報告書作成のため、専門家5名による委員会を年2回開催する。
イ 発掘調査費
二子山古墳において整備に係る基礎的なデータ収集の発掘調査を行う。
ウ 埼玉古墳群現況調査費
二子山古墳及び瓦塚古墳の現況測量及び二子山古墳等の時期を特定するために火山灰(テフラ)を分析する。
エ 稲荷山古墳整備費
礫槨模型の老朽化にともない、文化庁の指摘に基づき、陶板による新しい模型を設置する。
オ 丸墓山古墳整備費
古墳に登るための階段が老朽化し安全性が確保できないため、改修工事を実施する。
（３）事業効果
県名発祥の地であり本県を代表する文化財・文化遺産である埼玉古墳群の経年変化による崩壊を防ぎ、将来にわ
たり保存を図るとともに、本県のシンボルとして広く県民等に公開と活用を図ることができる。
（４）その他
二子山古墳の調査を継続し、稲荷山古墳の整備については平成26年度に作成した礫槨陶板模型の設置工事を継続す
る。また埼玉古墳群の特別史跡昇格に必要となる総括報告書の作成のための委員会を開催し、平成29年度を目途に刊
行事業を進めていく。
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