1 事業の概要
貯水池への堆砂の進行を抑えるため、年間流入分の堆
砂量を掘削する。渇水を未然に防止するため、調査計画
を策定する。また、漏水を防止するための調査を実施す
る。
ダム施設は洪水調節や水道水の安定供給を目的とする
ため、点検、整備、補修を実施し、適切かつ効果的な運
用を図る。
(1)非常勤等雇用費 7,057千円
(2)管理事務所運用費 52,924千円
(3)定期点検等委託費 128,739千円
(4)設備関連工事費 54,300千円
(5)その他 5,848千円
(6)堆砂対策費等 166,297千円
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5 事業説明
(1)事業内容
ア 非常勤等雇用費 非常勤職員の賃金及び交通費 7,057千円
イ 管理事務所運用費 電気・ガス・水道料金、消耗品費、燃料費、修繕費等 52,924千円
ウ 定期点検等委託費 各設備の点検、水質等観測及び警備等に係る委託料 128,739千円
エ 設備関連工事費 堆砂掘削・処分、排水ポンプ設備修繕 54,300千円
オ その他 職員の旅費、電柱供架料、備品購入費、自動車重量税等 5,848千円
カ 堆砂対策費等 堆砂掘削・処分(有間ダム、合角ダム) 166,297千円
渇水対策(有間、合角)及び漏水対策(権現堂)に係る委託料
保守点検及び雑草刈払いの経費上昇分
(2)事業計画
有間ダム、合角ダム、権現堂調節池の適切な管理を継続し、洪水調節機能を十分発揮させると共に、
利水者に安定した水の供給を行えるようにする。
ア 堆砂対策 計画以上に進んでいる堆砂量の増加を抑えるため、年間流入分の堆砂量を掘削・搬出する。
イ 渇水対策 渇水の未然防止を目的に、流況調査等を実施し、渇水の防止計画を作成する。
ウ 漏水対策 漏水により、貯水機能に支障が生じているため、その対策工法の設計を行う。
エ 点検整備 施設を良好に保つため、必要な計測、点検及び整備を行う。
(3)事業効果
ア 堆砂量の増加を防ぎ、ダムの延命化が図られる。
イ 関係機関との調整を併せて行うことにより、渇水の未然防止を図る。
ウ 貯水機能が良好に保たれることにより、適切な運用が可能となる。
エ 施設の不良によるダムの機能低下、それに起因する災害や事故を未然に防ぐことで、より適切かつ効果的に
ダムを運営することができる。
(4)県民・民間活力、職員のマンパワー、他団体との連携状況
利水者等との共同管理施設であるため、事業の実施については関係団体と連携を密にしている。
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