掲載日:2024年11月21日
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久喜市鷲宮(わしのみや)の鷲宮神社に伝わる鷲宮催馬楽神楽は、関東神楽の源流といわれ、昭和51年(1976)、第1回目の国の重要無形民俗文化財の指定を受けた郷土芸能です。この神楽の正式名称は「土師一流催馬楽神楽」といい、鷲宮神社が古代に「土師部(ハジベ)」の人々により創建され、初めは「土師宮」と称していたとの伝承から、鷲宮催馬楽神楽も「土師一流」の流派名を用いています。
催馬楽とは、平安時代に流行した歌謡の一種です。神楽の中で催馬楽を歌うことや、演劇的要素がなく、一種の舞踊劇となっていることなどに特徴があります。曲目の大半が『日本書紀』や『古事記』の神話を題材としており、現在は12座とその他の3座があります。舞いは、二人以上の連舞が多く、宗教味の濃い動作が含まれており、古い祭りの儀式や作法をしのばせる格式をもつ典雅な舞いです。
鷲宮催馬楽神楽は、鷲宮神社において年6回行われています。神社の祭礼に併せて行われており、自由に見学できますので、ぜひ現地でご覧ください。
2024年12月11日 (水曜日) 大酉祭(おおとりさい)
2025年1月1日 (水曜日) 歳旦祭(さいたんさい)
2025年2月14日 (金曜日) 年越祭(としこしさい)
[時間]
午前11時頃から午後3時頃まで
(1月1日のみ午前0時からも行われる)
鷲宮神社神楽殿
久喜市教育委員会教育部文化振興課
文化財・歴史資料係
電話:0480-58-1111
(内線:362~364)
記載されている開催日の他に4月、7月、10月の鷲宮神社の祭礼時に神楽殿で披露しています。
ホームページをご覧ください。
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