トップページ > 【スポーツで埼玉を元気にする!】クレー射撃競技 大山 重隆選手②
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2023年12月5日(火曜日)
新型コロナウィルス感染症の拡大が予断を許さない現状の中、アスリートは日々どのように過ごしているのかを取材しました。
今回インタビューにご協力いただいたのは、東京オリンピック・クレー射撃競技日本代表の大山 重隆(おおやま しげたか)選手です。
大山選手は戸田市出身で、彩の国2020ドリームアスリートとして日本選手権優勝や国民体育大会個人優勝、そして国際大会ではアジア選手権やワールドカップなどで御活躍されているアスリートです。
東京オリンピック前の大事な時期にも関わらず、快く質問にお答えいただきました。
大山選手のお話が、ご覧の皆さんの参考となり、また大山選手への応援のきっかけとなったら幸いです。今回は第2弾になります。
今若い世代の選手たちは部活がなかったり、大会がなかったりしてモチベーションを保つことが難しい状況であると言えます。そんなジュニアアスリートたちの参考となるようなお話を頂きたいと思います。
大:目標をしっかり定めること。そしてオンとオフの切り替えをすることです。
ーなるほど。それではもう少し具体的に伺っていきます。
大:後のパリなどは見ておらず、今は東京オリンピックしか見ていません。そこに向かって完全燃焼できるようにしています。
ー心強いお言葉をありがとうございます。
睡眠が一番です。私は7、8時間とります。基本的に試合はホテルに泊まるので、湿度を上げるようにバスタオルを濡らして乾燥を防いでいます。国内でも浴室を開けて部屋の湿度を保って喉を傷めないようにしています。
ー睡眠の質を高めるように、できることはしっかり行っているのですね。
大:自分のチョッキを着た時がオンです。今から撃つ、というときにチョッキを着て、帽子をかぶってサングラスをすると自分が射撃モードに入ったなという感覚があります。その時には誰も寄せ付けず、無駄なことは一切せず集中します。
ー一日の練習で言うと午前午後でオン・オフを分けられているんですか?
大:約20分のラウンドを終え、チョッキを脱いでオフになります。短期集中を繰り返すのが射撃練習になります。一旦緊張から解放してリセットしています。
大:目標を持つことはマストですが、その目標を達成するために今できることがあるはずです。野球であれば一人でも壁当てや走り込み、体のケアなどもできますし、考えれば目標に向かっていろんなことができると思います。それをやってくれればどんどん目標に近づいていきます。
ー考えて実行していくことが大事?
大:例えばバドミントンで動体視力や反射神経を鍛えたり、別の種目をやることで自分の種目の楽しさを温存したりするのもいいですし、目標に対して色んなアプローチができると思います。今のコロナの状況もあるから一人でできる工夫を考えた方が良いと思います。
ー大山選手インタビュー③へ続きます。