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その他

取組

2024年8月22日(木曜日)

令和6年度ゴールボール体験会を開催しました!

6月15日(土曜日)に障害の有無を問わず楽しめる、「ゴールボール体験会」を開催しました!

体験会は、ゴールボール日本代表も所属する埼玉ゴールボールクラブにご協力いただきました!

埼玉ゴールボールクラブは、所沢市を拠点に活動しており、パラリンピックメダリストの安達阿記子選手・加藤三重子選手にもご参加いただきました。

さらに、Vリーグに所属している女子バレーボールチームの埼玉上尾メディックスから、目黒安希選手、岩澤実育選手、堀迫 雅選手、権田寛奈選手、岳野ひかる選手、栗栖明歩選手

Bリーグに所属している男子バスケットボールチームのさいたまブロンコスから、ミサカボ・パカ・ベニ選手

に参加していただきました!

開催概要

日程:令和6年6月15日(土曜日)

時間:14時00分~16時30分

場所:上尾運動公園体育館(上尾市愛宕3丁目28-30)

体験会

オリエンテーション

埼玉ゴールボールクラブの方から、視覚障害やゴールボールについて説明をしていただきました。

視覚障害は、全盲(視力が全くない)のほかに、弱視(弱い視力)や視野狭窄(視野の広さが狭くなる)といった障害があります。

それぞれの選手から様々な見え方を御紹介いただきました。

体験

まずは、アイシェード(目隠し)体験を行いました。

音と触覚を頼りに、ゴールの端から端まで歩きます!

  アイシェード体験1  アイシェード体験2  アイシェード体験3

次に、3人1組になり、声をかけながら、パス回しをしました。

パスをする人は受け手の名前を呼び、パ受け手は拍手をしたり相手の名前を呼んだりして自分の位置をパスをする人に伝えます。

ちなみに、足元のラインテープの下にタコ糸が入っていて、選手がコート内での自分の位置を確認するための目印となっています。

パス体験1  パス体験2

パス体験3  パス体験4

続いて、相手ゴールへの攻撃(スローイング)練習を行いました。

また、守備側は、ボールに入ったすずの音を聞いて、スローイングを防ぐ(ディフェンス)練習を行いました。

参加者は、足元のタコ糸や背中側にあるゴールを触って、投げる方向や自分の守備位置を調整していました。

シュート1  シュート2

/ゴールの方向を確認して…   スローイング!\

 ディフェンス2  ディフェンス2

/ボールの音をよく聞いて…   ナイスディフェンス!\

トップチームと埼玉ゴールボールクラブがゴールボールで対決!

埼玉上尾メディックスとさいたまブロンコスの選手が、埼玉ゴールボールクラブの選手と対決をしました!

対決方法は、ペナルティースローとし、ゴールボールクラブの選手が守備側となり、トップチームの選手が攻撃側としてスローイングを行いました。

ペナルティースローは、特定の反則をした選手が、本来3人で守るゴールを1人で守らなくてはいけません。

ゴールは、幅9メートルのため、守備側(ゴールボールクラブの選手)にとっては絶体絶命のピンチとなります。

しかも、今回は、特別にトップチームの選手はアイシェード(目隠し)を外した状態でスローイングを行いました。

トップチームと対決1  トップチームと対決2

トップチームの皆さんは、ゴールの隅を狙って投球をしましたが、ゴールボールクラブの選手は、難なくキャッチしていました!流石の活躍でした!

埼玉ゴールボールクラブによるデモンストレーション!

埼玉ゴールボールクラブの皆さんから、実際の試合形式によるデモンストレーションを実施いただきました!

ゴールボールクラブの皆さんのスピード感あるプレーや、まるで全てが見えているかのように、ボールをキャッチする姿をみて、参加者から歓声が沸き上がりました!

 デモンストレーション1  デモンストレーション3  デモンストレーション2

参加者の感想

体験会終了後、参加者の皆さんにアンケートを実施しました!

「ゴーグルで見えない状態を体験しながら競技に参加したことで難しさや大切な事を楽しく理解できました。参加してよかったです。」

「ゴールボールという競技を楽しみつつ、他の参加者とも気軽にコミュニケーションが取れたので楽しかった。」

「ゴールボールはとても難しいものだと思っていたが、障害を持つ人々と触れ合う貴重な体験になりました。」

といった感想をいただきました!

トップチーム選手の感想

ご参加いただいたトップチームの選手に感想を伺いました!

《埼玉上尾メディックス》

「聴覚情報がすごく大事だとわかりました。見えていても大事ですが、声がすごく頼りになるなと、音とかすごく感覚が研ぎ澄まされてすごく楽しい時間でした。」

「バレーボールとゴールボールは結構似ているところが多いと思いました。コートもバレーボールコートと同じ大きさですし、距離感とか声掛けもすごい似ていて、すごい楽しくできました。ありがとうございました。」

「目が見えない状況でのプレーなどもそうですが、初めて関わった方達と、すごくコミュニケーションがとれて楽しかったです。ありがとうございました。」

《さいたまブロンコス》

「体験してみて、バスケでも声だったり、音だったりを聞くことがあるので、今後はそれを活かしたいと思いました。ありがとうございました。」

終わりに

今回の体験会が、パラスポーツの楽しさや視覚障害への理解が深まるきっかけになればと思います!

ご協力いただいた埼玉ゴールボールクラブの皆様、埼玉上尾メディックスの皆様、さいたまブロンコスの皆様、体験会にご参加・ご見学いただいた皆様、ありがとうございました!

集合写真

お子さま連れのファミリー、パラスポーツに興味があった方やトップチームのファンの方などが参加しました!

埼玉県は、今後も、ゴールボールの体験会を通して、障害への理解やパラスポーツの普及を推進するとともに、スポーツを通した共生社会の実現を目指します!