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掲載日:2024年3月21日
「天女」
山中正則/ YAMANAKA Masanori
社会福祉法人清心会 とも事業所
仏像を見ていると心が落ち着く。山中さんはこの作品を見ながらそう語ってくれた。
写真で見た仏像を描いたこの作品は、とても静かな印象でありながら、それでいて躍動的な力強さも感じられる。
作品に鮮やかな彩りを与えている仏像の色は、山中さんが選んだそうだ。
元々色がなかった仏像だが、彼の手によって命が宿ったかのような息づかいを感じさせる『天女』となった。
「絵を描くことが楽しい。楽しくないと描けない。」そう語ってくれた山中さんはこれまでに様々な作品を創作してきた。
誰もやっていない変わったことがやりたい、というきっかけで創作した焼き絵から始まり、鯉、女性、そして最近では花の作品を創作している。
その作品の幅は広く、どの作品にも絵を描くことが楽しいと言う山中さんの愛が溢れている。
埼玉大学教育学研究科2年 三橋 咲希